
ISSの外側に微生物を3年晒す実験で全体の数%が生存。宇宙空間を生命が移動する説を補強 34
ストーリー by nagazou
地球人の素はどこから 部門より
地球人の素はどこから 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
微生物が紫外線に晒された宇宙空間でも約3年間ほど生存できたそうだ。この実験は東京薬科大とJAXAなどの研究チームが行ったもので、宇宙空間を生命が移動するのではないかという「パンスペルミア仮説」を実証するために行われたものだそうだ(東京薬科大学、読売新聞)。
実験では、放射線耐性微生物Deinococcus radiodurans (デイノコッカス・ラジオデュランス)の塊を5個、国際宇宙ステーション(ISS)の外部に2015~18年の3年間ほど晒し、生存可能かどうかを検証したという。紫外線が当たった条件でも、10億個以上の塊では全体の数%が生存していたとされる。
今回の実験は生命の宇宙飛来の仮説があり得ることを示す証拠の一つになるだろうとしている。今回のISSの実験は地球周回低軌道で行われたものでバンアレン帯の下になる。次の実験ではバンアレン帯の外側で行うことができれば、より有意な検証ができるのではないかとしている。
宇宙的スケール (スコア:2)
3年で数パーセントが生存。……まあ、5%としよう。
もう3年(=6年)で、0.25%
さらに3年……切り良く4年(=10年)で、0.0125%
さて、光の速さで歩いて行っても10光年先に0.0125%しか届かない。これで播種が成り立ったとしたら、どんだけの数がぶちまけられたのだろう。
Re:宇宙的スケール (スコア:1)
微生物だと個体数が天文学的数字だったりするので、それだけ可能性が高ければ十分なのでは