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13507867 story
バイオテック

死んでいるのに鞭毛が活動して泳ぎ出す「ゾンビ・ボルボックス」を作り出す手法が開発される 51

ストーリー by headless
鞭毛 部門より
hylom 曰く、

緑藻の一種であるボルボックスは鞭毛によって移動することが知られているが、個体としては死んでいるにも関わらず鞭毛が運動を開始して泳ぎ出す、「ゾンビ・ボルボックス」を作り出す手法が開発された(東工大ニュースの記事)。

今回開発された手法では、まず界面活性剤でボルボックスの形態を保ったまま除膜する。この時点でボルボックスは死んでしまうが、エネルギー源となるATPを添加すると再び泳ぎ出すという。この手法は単細胞生物や多細胞生物の一部器官のみではよく用いられているものの、多細胞生物の個体全体を「ゾンビ化」することに成功したのは初めてだそうだ。多細胞生物個体に対する均一な界面活性剤処理は難しいが、研究チームは金魚すくいの要領で界面活性剤の入った溶液にボルボックスを漬け込むことで、均一に処理を行う手法を開発したという。

このことは鞭毛の性質を研究する過程で発見されたもので、ゾンビ・ボルボックスを使った実験により鞭毛運動の方向逆転がカルシウムイオンによるものであることを確認したとのことだ。

13507862 story
国際宇宙ステーション

米民間宇宙船によるISSのクルー交代ミッション、実現はいつ? 16

ストーリー by headless
交代 部門より
NASAは米民間宇宙船による国際宇宙ステーション(ISS)へのクルー交代ミッションを2017年中に計画していたが、計画の延期が続いている。実現するのはいつだろうか(Ars Technicaの記事The Vergeの記事)。

NASAが民間宇宙船によるクルー交代ミッション計画にボーイングとSpaceXを選定したのは2014年。翌2015年には両社正式発注し、2017年後半に最初のミッションを計画していた。しかし、2016年末には2018年まで延期することを発表。2017年初めには2019年までのソユーズの座席予約を追加している。

現在のところNASAではボーイング、SpaceXともに2019年初めにはミッションを実施可能になると見込んでいるようだ。しかし、17日に発表された米会計検査院 (GAO)の報告書(PDF)によれば、SpaceXが2019年12月、ボーイングが2020年2月までずれ込む可能性があるとのこと。

GAOによれば、そもそもスケジュールが強引であり、両社は無理なスケジュールを利用してチームのモチベーションを高める一方、NASAはテスト用のマージンを追加しているのだという。また、スペースシャトル計画の終わり近くでも乗員を失う可能性はおよそ90分の1だったのに対し、民間クルー交代ミッションでは270分の1に設定されていることも難関の一つとのことだ。
13507428 story
医療

インフルエンザウイルスは通常の呼気にも咳やくしゃみと同じくらい含まれる 53

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飛散 部門より
maia 曰く、

インフルエンザウイルスは、咳やくしゃみをしなくても感染者の呼気から拡散する可能性が指摘されている(Gigazineの記事)。

咳やくしゃみに含まれるウイルス量と、通常の呼気に含まれるウイルス量には大きな差がないという。感染性エアロゾルとして拡散しているとなると、従来ほとんど強調されてこなかった空気感染ということになるのではないか。通常のマスクは飛沫感染防止には効果があるものと受け取ってきたが、やはりN95マスクでないと対処できないということか。

延べ218サンプル中、195サンプルは30分間の呼気採取で1回以上の咳が観察されたが、くしゃみが観察されたのは11サンプルの採取時のみで、すべて採取中には咳も観察されていたという。くしゃみと咳の組み合わせは咳だけのサンプルと比較して微細なエアロゾル(粒子サイズ5マイクロメートル以下)中のウイルス量に違いはなく、咳をしなかった場合も大きな違いはなかったようだ。なお、くしゃみはより大きなしずくを吹き出すことによる表面汚染の原因になるとみられるが、今回の研究ではそのようなサンプルは採取していないとのことだ(論文)。

13507332 story
地球

中国・西安市、高さ100メートルを超える「世界最大の空気清浄機」を実験中 62

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実験 部門より
中国・西安市で高さ100メートルを超えるタワーを使用した大気汚染物質除去の実験が行われているそうだ(South China Morning Postの記事SlashGearの記事)。

関係者が「世界最大の空気清浄機」と呼ぶこの装置はタワーの下部にサッカーフィールド半分ほどの温室があり、温室に吸い込まれた空気が太陽熱で温められてタワー内部を上昇する。空気は上昇の過程でいくつものフィルターを通り、浄化される仕組み。これまで中国で最大の空気清浄タワーとされていたのは北京に設置された高さ7メートルの「Smog Free Tower」だが、西安の装置は外部エネルギーの消費がずっと少ないのが特徴だ。特に昼間の運用時には外部エネルギーをほとんど必要としないとのこと。

実験を主導する中国科学院地球環境研究所の曹軍驥氏によれば、装置は1日に1千万立方メートル以上の空気を浄化可能で、周辺10平方キロメートルの範囲で大気汚染が減少したそうだ。最も大気汚染がひどい日でも並みのレベルまで改善でき、PM 2.5は平均で15%減少するという。暖房を石炭に依存する西安市の大気汚染は冬季に最も悪化するが、温室のガラス表面のコーティングにより太陽熱を効率よく吸収できるとのこと。ただし、周辺の住民などからは、タワー近くでは大きく改善したという意見が出ている一方、実験地域の端ではほとんど変化がないという意見も出ているそうだ

現在の測定値は暫定的なものであり、研究チームでは3月に詳細な実験データを公表する計画だ。また、西安市での実験に使われているのは小型版で、フルサイズ版では500メートルのタワーを使い、30平方キロメートルの範囲をカバーするという。研究チームは将来中国のどこかにフルサイズ版を建築したいと考えているとのことだ。
13505875 story
宇宙

米軍、GPSを使わずに軍事行動を行えるような訓練を進める 54

ストーリー by hylom
脱依存 部門より

近代の兵器の多くはGPSなどの測位技術を利用している。しかし、今後衛星を狙った攻撃やサイバー攻撃などでこういった測位技術が使えなくなる可能性も考えられる。そのため米軍はGPSを使わずに軍事行動を行うための準備を進めているという(AFP)。

具体的には、兵士に紙の地図の読み方を訓練したり、また海軍では六分儀を使って星から位置を測定して航海する訓練を行っているという。そのほか、GPSに依存しない測位システムも研究されているそうだ。

13504818 story
地球

オーストラリア、温暖化でウミガメの99%がメスになる 34

ストーリー by hylom
ラノベの世界の話ではない 部門より

オーストラリア北東部のグレート・バリア・リーフで、アオウミガメの調査が行われた。その結果、99%がメスであることが分かったという(ナショナルジオグラフィックCUrrent Biology掲載論文)。

ウミガメの性は卵のときの温度で決まるそうで、温暖化で気温や海水温が上昇していることが原因だとみられている。調査が行われたエリアは世界最大のアオウミガメ繁殖地の1つだそうで、この結果は単なる一地域の問題ではないという。また、これ以外の地域でもメスの割合が増えていることが確認されているそうだ。さらに、年々メスの比率が増加していることも分かったという。

13504686 story
地球

日本でウナギの需要が減らないのは消費者がウナギの危機を知らないから? 166

ストーリー by hylom
もしくは危機を信じていないのかも 部門より

環境保護団体グリーンピース・ジャパンが行った調査の結果、ニホンウナギが絶滅の危機に瀕していることを4割の回答者が知らなかったことが分かったという(共同通信)。

調査はインターネットを使って行われ、20〜69歳の男女1086人から回答を得たという。また、ウナギが絶滅の危機にあると知った人の半数近くが「食べる量を減らす」と答えたそうだ。

13504678 story
宇宙

長征3Bのブースターが集落近くに落下、大爆発の様子がSNSにアップされる 47

ストーリー by hylom
想定内なのか 部門より
AC0x01曰く、

1月11日に打ち上げられた中国の長征3Bロケットだが、そのブースターが集落の近くに落下して大爆発を起こすさまがSNSにアップされ、ちょっとした関心を浴びているようだ(Engadget JapaneseThe VergeSpace.com)。

長征3Bは4基のブースターを使用しており、撮影されたのはそのうち一基と見られる。落下地点は四川省西昌市の西700km前後の山村付近とされており、落下の予告がされていた範囲内のようではあり、死傷者もなく、当局も打ち上げは成功したと発表している。しかし、映像では撮影者や集落からかなり近い地点にブースターが落下しており、また長征3Bは過去に墜落事故で多くの死者を出したことから、海外のニュースなどではやや驚きをもって報じられているようである。なおブースターの燃料には毒性が強いヒドラジンが使用されている。

中国では現在、海南島の打ち上げ基地の整備が進められており、将来的には内陸部からの打ち上げ自体が減少して、こうした問題も解消していくと思われる。

13503677 story
火星

火星の中緯度地域で崖の斜面に露出した厚い氷の層が確認される 8

ストーリー by hylom
資源を発見 部門より
headless曰く、

NASAの火星探査機Mars Reconnaissance Orbiter(MRO)に搭載されたHiRISEカメラの映像から、火星の中緯度地域8か所で崖の斜面に厚い氷の層が露出していることがわかったそうだ(NASAUSGSアリゾナ大学Science誌掲載論文)。

氷の層は地表から1~2メートルの深さにあり、上は氷で固められた岩石と塵で覆われている。場所によっては氷の層の厚さが100メートルを超える。氷の層は火星で大昔降り積もった雪とみられ、比較的純粋な水に近いものだという。崖は北半球・南半球の両方で緯度55度~58度に分布しており、何らかの原因で氷の層が露出し、昇華することで形成されたと考えられている。

火星探査機Phoenixのミッションでは北緯68度の地下に氷が埋もれていることが確認されている。最近ではMROのShallow Radar(SHARAD)を使用した調査により、中緯度地域で地表から10メートル以内に幅広く氷の層が広がっていることもわかっていたが、実際の氷が埋もれている様子を画像で詳細に確認できるのは初めてのことだ。極冠の氷と比べて採取しやすい場所に氷の層が露出していることから、将来の有人火星探査で比較的容易に水を確保できるようになると考えられるとのことだ。

13502965 story
EU

EU、プラスチックへの課税を検討中 16

ストーリー by hylom
影響範囲は広そうだ 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

欧州連合(EU)が「プラスチック税」の導入を検討中らしい(毎日新聞)。

環境への負荷軽減という目的もあるが、英国のEU脱退によってEUの財源が大きく減少することを受けての対策の意味合いが大きいようだ。財源不足のうち半分をこういった新たな財源でまかなうという。

13502731 story
地球

ウナギ稚魚、前年同期比で1%以下という不漁 105

ストーリー by hylom
生態が謎のまま消えてしまうのか 部門より
simon 曰く、

ウナギの稚魚「シラスウナギ」の不漁が各地から報告されている。

静岡県内では12月1ヶ月間の漁獲量が184グラムと、昨シーズンの同じ期間の0.04%だという(NHK)。また、鹿児島県では12月10日に解禁されてから25日までの15日間の県内採捕量は483グラムで、この量は昨年解禁後15日間の0.6%(宮崎日日新聞)。

なおこのシラスウナギの不漁は台湾や中国でも同様らしく、いよいよウナギはこのまま絶滅してしまうのだろうか。皆様のウナギの思い出なんかも聞きながらウナギに思いを馳せたい。

なお水産庁は「漁の始まりとして良くないのは確かだが、これから漁が本格化する。今後の推移を見ないと何とも言えない」(栽培養殖課)と静観の構えの模様(東京新聞)。

なお、昨年はシラスウナギの漁獲がその前年よりも増えていて、養殖池への投入量は前年の4割増だった(日経新聞)。

13501351 story
国際宇宙ステーション

国際宇宙ステーションの身体計測で金井宇宙飛行士の身長に大きな誤差が出た理由 18

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浮上 部門より
12月から国際宇宙ステーション(ISS)に滞在しているJAXAの金井宣茂宇宙飛行士が身体計測を受けたところ、3週間で9cmも身長が伸びていたと報告していたのだが、伸びすぎではないかと指摘されて自力で再計測してみると2cmぐらいの伸びだったそうだ(金井宇宙飛行士のツイート[1][2][3]The Vergeの記事)。

微小重力下に長期間滞在すると背骨の間隔が広がって身長が伸びることが知られている。ISSに約1年間滞在したNASAのスコット・ケリー宇宙飛行士は、地球帰還直後の身長が出発前と比べて5cm伸びていたが、2日後には元に戻っている。

ここまで大きな誤差が出るのは地球上では考えにくいが、第44/45次長期滞在クルーとしてISSに滞在していたJAXAの油井亀美也宇宙飛行士によると、ISSでは体が浮いてしまうので正確な測定が難しいそうだ。

金井宇宙飛行士は帰りのソユーズの座席に体が収まるかどうか心配していたが、ソユーズでは各宇宙飛行士の身体計測結果に合わせて座席を設定することで狭いスペースを効率よく使っているのだという。JAXAはThe Vergeの問い合わせに対し、本人は冗談ではなく真剣に帰りの便を心配していたと回答したとのことだ。
13500853 story
アメリカ合衆国

2017年の米国における自然災害による被害額は34兆円。気候変動の影響も大 27

ストーリー by hylom
今年はどうなる 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

米海洋大気局(National Oceanic and Atmospheric Administration)が8日、2017年に米国で発生した自然災害による被害額が過去最大の3062億ドル(約34兆6000億円)だったことを明らかにした。気候変動が原因の異常気象による影響も大きいという(CNBC時事通信NHK日経新聞Slashdot)。

昨年米国で発生した大規模な自然災害としては、8~9月に発生したハリケーンによる被害(約1250億ドル)、カリフォルニア州で相次いだ山火事(180億ドル)など。また、年間被害額の9割以上がハリケーンによるものだったという。

これまで年間の被害総額がもっとも多かったのはハリケーン「カトリーナ」に見舞われた2005年の2148億ドルだった。

13499984 story
地球

サハラ砂漠に雪が降る 31

ストーリー by hylom
珍しい風景ではある 部門より

アフリカのサハラ砂漠で積雪が観測されたそうだ(CNNロイターForbes)。NPRの記事には多数の写真が掲載されている。

また、サハラ砂漠の入り口として知られるアルジェリアのアインセフラでは気温が1度を記録したそうだ。ただ翌日には気温が5℃前後にまで上昇、雪は溶けてしまったという。

サハラ砂漠での積雪が観測されたのは、過去40年では1979年と2016年に続く3度目だという。

13499971 story
宇宙

SpaceX、今年の打ち上げ第一弾は謎の宇宙機「Zuma」 2

ストーリー by hylom
謎の宇宙機Z 部門より

SpaceXは日本時間8日、今年初めてのFalcon 9ロケット打ち上げとなるZumaミッションをケープカナベラル空軍基地で実施した(プレスキットPDFArs TechnicaThe VergeWebキャスト動画)。

Zumaミッションはノースロップ・グラマンの発注によるもので、Zuma宇宙機を低地球軌道に投入する。軍事関係とみられるが詳細は明らかにされておらず、謎の宇宙機と呼ばれている。当初は昨年11月の打ち上げを予定(PDF)していたが、他の顧客用に行ったフェアリングテストの結果から打ち上げを延期すると発表。年が明けて日本時間1月6日にスケジュールが再設定されたが、さらに延期されていた。当初はケネディ宇宙センターLC-39Aからの打ち上げが予定されていたが、ケープカナベラル空軍基地SLC-40に変更されている。

打ち上げが行われたのは東部時間7日20時。打ち上げからおよそ8分後にFalcon 9ロケット第1段はケープカナベラル空軍基地LZ-1に着陸し、回収は成功した。Webキャストは第1段の着陸で終了し、中継の途中で第2段のフェアリング分離に成功したと伝えられたのみで、打ち上げが成功したかどうかについてはSpaceXのTwitterアカウントでも公表されていない。

なお、Zumaは軌道投入に失敗、または軌道上で通信不能に陥っているとの情報も出ている。ただし、SpaceXでは現時点でFalcon 9のデータに問題は確認されていないとコメントし、ノースロップ・グラマンは機密ミッションなのでコメントできないと述べているとのこと(Ars Technicaの記事)

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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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