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日本

172 本の論文をねつ造した日本人研究者、撤回論文数の世界最多記録に? 77

ストーリー by reo
スキャンダラス 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

東邦大学医学部の元准教授が執筆した論文の多くでねつ造されたデータが使われていたことが発覚したという (WIRED.jp の記事) 。

この元准教授が執筆した論文 212 本のうち、裏付けとなるデータを確認できたのはわずか 3 本。また、少なくとも 172 本についてはデータのねつ造があったと判定されるという。さらに、共著者のサインもねつ造していた可能性があるという。いっぽう、元准教授は『研究はすべて「二重盲検法」で実施され、なおかつ実施施設が複数にまたがっていた。』と述べているという。

この問題は「副作用のデータが極めて均一で不自然」ということか発覚したという。ねつ造とされた論文がすべて撤回処分となった場合、「撤回論文数の世界最多記録」となるという。

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  • by Anonymous Coward on 2012年07月10日 14時43分 (#2190488)

    過去の論文捏造事例では注目度の高い画期的成果が捏造とバレた例もあれば,他からほとんど引用もされない論文を長期に渡って多数捏造した例もある
    今回は明らかに後者
    そういう捏造量産は競争の少ないマイナーな分野のマイナーな論文誌で発生するそうだ(だからなかなかバレない)
    オマケに医学系では,学会では無く出版社が発行する査読プロセスの緩い金さえ払えば(ページ割り増し料金を払えば)掲載してくれる~みたいな論文誌もあって,そういうのが捏造量産の舞台になっているらしい
    となると麻酔学の分野の研究は不活発で,捏造論文が掲載された論文誌も影響力の大きくないマイナー誌だっということになるが,真実は如何に?

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※ただしPHPを除く -- あるAdmin

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