アラブ首長国連邦の火星探査機「アル・アマル」、H-IIAロケットで打ち上げへ 13
ストーリー by hylom
探査機ブーム 部門より
探査機ブーム 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
昨年スラドでも話題になったアラブ首長国連邦 (UAE) の火星探査機「アル・アマル(al-Amal)」だが、三菱重工業は同社のH-IIAロケットが打ち上げを受注したことを発表した(三菱重工のプレスリリース、NHK、マイナビの記事)。
ア ル・アマルはUAEが開発する同国初となる惑星探査機。この名称はアラビア語で「希望」を意味しており、奇しくも日本の失敗した火星探査機のぞみと同じネーミングとなった。2020年の打ち上げを予定しており、建国50周年となる2021年の火星到着を目指している。
H-IIAロケットは商業打ち上げ市場では苦戦を強いられているが、同じくUAEから受注した地球観測衛星「ハリーファサット」に続き、これが4件目の受注となる。各方面から受注成功を喜ぶ声が上がる一方、自前の火星探査機を送れないまま、他国の探査機を送る形となったことには複雑な声もあるようだ(松浦晋也氏のツィート)。
あいのり (スコア:1)
マイナビの記事によるとアル・アマルの計画質量は1.5トン。JAXAのページ [www.jaxa.jp]によるとH-ⅡA202の地球脱出軌道への打上能力は約2.5トン。
約1トンペイロードが余る訳でいかにも勿体無いですな。あと4年弱で日本がはやぶさやのぞみクラスの外宇宙探査機(できれば小惑星探査機)を1台でっち上げられないものか。
Re: (スコア:0)
衛星相乗りもよくあることじゃなかったかな。
今回の契約が、単独打ち上げとなってれば別でしょうけど。
実際もったいないですよね。
Re: (スコア:0)
アラブの人たちにMOTTAINAIという概念を頑張って伝えるより、
黙って打ち上げたほうが安上がりってことさ
Re: (スコア:0)
>約1トンペイロードが余る訳で
アル・アマルだけに
Re: (スコア:0)
ペイロードの余裕を速度に転換して、打ち上げウインドウの余裕にするって考えは無いのかな。
火星到達時の減速は探査機依存だから、速度上げればいいってもんでもないか…。
Re: (スコア:0)
探査機の重量に余裕があるなら、余分に燃料積んでもいいわけだし。
アラブの子どもたちのメッセージプレートなんかを載せる手もあります。
軌道計算しなおしだけど。
昔より条件いいってことなんだから、日本の火星探査機もまた打ち上げて欲しいですねえ。
Re: (スコア:0)
どっかの大学が相乗りの火星探査衛星でも作るんじゃ?
今回は別の面を見てまずは喜ぼう (スコア:0)
> 他国の探査機を送る形となったことには複雑な声もあるようだ(松浦晋也氏のツィート)。
松浦氏も判ってると思うけど、
「ゴールドラッシュで儲かったのは道具屋(もしくはジーンズ屋)」
的な話もあることだしね。
Re: (スコア:0)
日本は、地球周辺を除く宇宙開発は、今小惑星探査が主流でしょう。
なんでも手を出せばいいってものでもない。
ってよく見たら、とうに火星探査機のぞみ送って失敗してるやん。
成功失敗を言うのはいまさらだし、他国の探査機を先行したわけでない。
Re: (スコア:0)
まー、
長年ロケット打ち上げてる日本が、米欧ロ以外に遅れを取るのはどうよという感じかな。
しゃーないでしょ、金ないんだもの。
バブル以前の元気な時にもっと育てておくべきだった。
商用ロケットとして軌道に乗ってる事のほうが喜ばしい。
金になる。
Re: (スコア:0)
今さら日本が商業打ち上げを強調したところで端金にもならんよ。本気だったらロケットや射場だけじゃなく周辺インフラもなんとかせんと。
もし、名前が (スコア:0)
アル=アジフ(Al-Azif) だったら、虚空のかなたに住まう、とんでもないものを召還しそう
火星探査機「アル・アマル(al-Amal)」の正体は? (スコア:0)
ポンチ絵を見るとアル・アマルはいわゆるアジリティ(敏速に衛星の姿勢を変えての軌道直下以外の観測能力)に優れた光学観測衛星、つまりは偵察衛星という形をしているが、どこの国のどの衛星がベースになってるんだろうか? アラブ首長国連邦でゼロから独自開発したとは思えないのだが
惑星探査機として最適設計したのなら細長い(大きな)太陽電池パネルを備えた形態になるはず