“The Voyager flight team dug up decades-old data and examined the software that was coded in an outdated assembler language, to make sure we could safely test the thrusters," said Jones, chief engineer at JPL.
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Anonymous Coward
on 2017年12月06日 18時13分
(#3324530)
原文 (https://www.jpl.nasa.gov/news/news.php?feature=7014) "The Voyager flight team dug up decades-old data and examined the software that was coded in an outdated assembler language, to make sure we could safely test the thrusters," said Jones, chief engineer at JPL. Google翻訳 「ボイジャーの飛行チームは、何十年も前のデータを掘り起こし、時代遅れのアセンブラ言語でコード化されたソフトウェアを調べて、スラスタを安全にテストできることを確認しました」とJPLのチーフエンジニア、ジョーンズ氏は述べています。
アポロ11号 (スコア:3, 興味深い)
アポロ11号関連のソースコードの一部はgithubのここ [github.com]にあがってる。
ボイジャーよりも8年ほど前だけどきっと似たようなソースだろうね。せめてCだったら目通してみようかなという気にもなるけどこれはさすがに・・・
Re: (スコア:0)
>C言語(シーげんご)は、1972年にAT&Tベル研究所のデニス・リッチーが主体となって開発
アポロ11号は1969年・・・
コアメモリなんで、全然違いますよ
ボイジャーの寿命が延びたという事はDigital Universeもアップデートされるということだな (スコア:1)
Digital Universe [amnh.org]にはパイオニア10, 11号とボイジャー1, 2号の軌道が入っているという事だけど、予測軌道じゃなくて実軌道かしら?
モニタはしていたはずだから (スコア:0)
>技術者は、何十年も昔のデータを掘り起こし、時代遅れのプログラミングを調べ直し、
探査機側プロセッサを再プログラムしたのだろうか
それにしても「時代遅れのプログラミング」ってなんだろう
アセンブリだったら昔も今も大して変わっていないよなぁ
「時代遅れのプロセッサ」なら判るが、
ああ、翻訳のアヤで、「当時の再プログラム(アップロード)プロトコル」
なのかもしれないな。
Re:モニタはしていたはずだから (スコア:5, 参考になる)
元ネタと思われるNASAのプレスリリース [nasa.gov]ではこう書いてる。
“The Voyager flight team dug up decades-old data and examined the software that was coded in an outdated assembler language, to make sure we could safely test the thrusters," said Jones, chief engineer at JPL.
単に古すぎて誰も使わなくなって久しいアセンブリ言語という意味だろう。
しかし、こんな年代の入った機材ともなると、そもそも地球側に検証用の機材が残っているんだろうか。
Re:モニタはしていたはずだから (スコア:2)
わたしのプログラマ経験だけなので当を得てるかは判りませんが、昔と今とで大きく変わるのは、割り込みからくるクリティカルパスの考え方かな。
昔のプログラミングだと、どうせ遅いんだからってんで、ロックの粒度が粗い。
Re:モニタはしていたはずだから (スコア:2)
えっ、「古いプログラミング」っていうのはつまり、「年は西暦下2桁だけを管理」とか、「週番号は1024まで」「積算秒は符号付32ビットで」とかそういうのなんじゃ…。
当時の開発者 「だってそんなに長いこと運用するとは思ってなかったし!」
ボイジャー 「そうだそうだ!」
Re:モニタはしていたはずだから (スコア:2)
こういう「バグが許されない」機器では、複数のコンテキストを同時に動かしたりしないでしょ。
Re:モニタはしていたはずだから (スコア:2)
いや、当時は重量の制限も大きかった(小学生のころ、へたくそな半田付けをしてたら、「そんなんやったらロケットに乗っけられヘンで」っていわれて、ロケットの重量制限の厳しさを知った)のでそれほどたくさんCPUは積んでないかなぁと。
まあ、各機器毎にCPU積んでるけど、その、コミュニケーションが少ないとかもあるかなぁ。
でも「通信」ってプリミティブなところで割り込みの連続で、結構ハマる。
Re: (スコア:0)
https://history.nasa.gov/computers/contents.html [nasa.gov]
十分詳しいというわけではないが、そこそこ分量があっておもしろいよ
一般教養として (スコア:2)
本物のプログラマ [genpaku.org]という文章は知っていて損はないと思う.
Re: (スコア:0)
何というか、ファンタジー物で言う「神話の時代の魔法使い」って感じが…。
Re:一般教養として (スコア:2)
プログラマにとって25年前はもう神話の時代といっても差し支えなさそう。
・本物のプログラマは9時から5時まで働いたりしない(夜の、なら働く)。
・本物のプログラマは料理の仕方を知らない。食料品店は午前3時に開いてはいないからだ。本物のプログラマは Twinkiesとコーヒーで生き延びる。
このへんが現代まで脈々と受け継がれるのは、我が国が神の国 [wikipedia.org]だからですね?
Re:モニタはしていたはずだから (スコア:1)
原文 (https://www.jpl.nasa.gov/news/news.php?feature=7014)
"The Voyager flight team dug up decades-old data and examined the software that was coded in an outdated assembler language, to make sure we could safely test the thrusters," said Jones, chief engineer at JPL.
Google翻訳
「ボイジャーの飛行チームは、何十年も前のデータを掘り起こし、時代遅れのアセンブラ言語でコード化されたソフトウェアを調べて、スラスタを安全にテストできることを確認しました」とJPLのチーフエンジニア、ジョーンズ氏は述べています。
Re:モニタはしていたはずだから (スコア:1)
Google翻訳、そんな精度でるんだ!
そっちに驚きました。
Re: (スコア:0)
「outdated assembler language」が、プロセッサ固有のものを指すのだとすれば、
腑に落ちますね。
Re: (スコア:0)
ボイジャーは1802 COSMACではないらしい
http://www.retrotechnology.com/memship/voyager.txt [retrotechnology.com]
ちなみに1802のSEX命令はオペランドに回数を指定する
オヤゲさんは衰退しました (スコア:0)
まだ通信してたんですね・・・
Re:オヤゲさんは衰退しました (スコア:2)
データテープレコーダーもそろそろ電源切るらしいんで、記録喪失に陥りそうですね。
Re: (スコア:0)
Wikipedia見に行ったら2015年にデータテープレコーダーの電源切ってることになってる…
2016年にジャイロスコープの電源すら切ってる事になってるが、どうやって姿勢制御を。
Wikipediaが間違ってるのか、ジャイロ切ってても姿勢制御は掛けれるのか。
# しかし2016年停止としても、40年近く無停止で回り続けるモーターとか恐ろしい安定性だ
Re: (スコア:0)
ピニョさんはどうしてるんだろ?
下手したら一発勝負 (スコア:0)
40年前の機械の37年使われてない部分を遠隔操作して、
結果が出るまで20時間待ちか……たまんねぇな!
Re: (スコア:0)
片道19時間半だから結果が届くまで39時間待ちじゃないんでしょうか。違う?
Re:ボインジャー28号 (スコア:0)
普通に疑問なのは、電波で通信をしているとおもうのですが
かなり遠くでも電波って送受信できるようなものなのでしょうか?
そもそも「あーちょっと制御がおかしなぁ」と操作を使用としてもその電波が相手にとどくまでかなり時間をようしますよね?
それにしても金玉玉袋かゆい
Re: (スコア:0)
地球とボイジャーの位置関係にあわせてやればできる。
ボイジャーの位置が予想からずれ過ぎていると届かないしどの道電波が往復するのにも時間がかかるが理論上できるし実際やってる。
Re: (スコア:0)
まさに、「ちゃんと計算してる。角度とか。」ですね。
Re: (スコア:0)
ちゃんと設計してちゃんと運用すれば。
ボイジャーの場合はデカい地球アンテナ(パラボラのお化け直径70m)と
エラー訂正符号(ブロック符号と畳み込み符号の連結符号)で、
ボイジャーの出力22w(並みの電球より小さい電力)という電波を受信している。
地球に届く電波は1ワットの10億分の100億分の1だそうだ。
Re:ボインジャー28号 (スコア:2)
直感的には「よくそんな電力で届くね。ノイズに埋もれちゃわないの?」って思う。
Re: (スコア:0)
「ノイズに埋もれちゃっても」
うまく設計すれば受信できます。
それやっているのがご存じGPS。
# 理解できない科学技術は魔法と見分けがつかない
Re: (スコア:0)
マエのコメントで言っているのが、1x10^-19の1ワットという意味であれば、受信レベルは-160dBm。0.1aW (アト・ワット)。
どの程度の帯域幅で通信をしているのかはしらないけど、
熱雑音に近いレベルなのでそろそろ本当に限界なのではないかと。
次の企画あたりは中継機を作ろうよ~ (スコア:0)
光通信あたりでなんとかならないの?
Re:次の企画あたりは中継機を作ろうよ~ (スコア:1)
朝礼で営業成績の悪い新人に根性注入するの?
Re: (スコア:0)
中継器をどこにどうやって設置するって問題がw
問題になるのはボイジャーのアンテナを地球に向けれなくなるというものだからね。
太陽系内(水平方向だけでなく垂直方向にも。下手したら太陽系外にも)縦横無尽に中継器を配置できるだけの理論と技術が必要かな・・・
Re: (スコア:0)
>中継器をどこにどうやって設置するって問題がw
中継器を指向しなけりゃならんので今回の問題の回避にゃならん
♯アンテナ向ける機構が動かんので本体ごと
数珠よろしく後続を打ち上げ続けるなんて解もあるが
Re: (スコア:0)
アンテナが向いた方向に中継器置ければ解決するって意味かな。ワープ航法ができたとしてもこの方法は難しそう
素直にボイジャー追いかけてボイジャー自体に中継器設置するっていうのがいいかな。それならそれほど突飛な理論は必要ない
Re:次の企画あたりは中継機を作ろうよ~ (スコア:1)
追いつけるなら最新の機材を積んで「別の探査機」として飛ばす方が現実的。
現にボイジャーは(方向は違うけど)とっくにパイオニアを追い越している。
うじゃうじゃ
Re: (スコア:0)
バケツリレーよろしく、多少角度がずれても通信できるくらいの距離感覚で
中継器を打ち上げるという意味では?
Re: (スコア:0)
なんかブラックなイメージが...
37年前の物がちゃんと動く (スコア:0)
なんて素晴らしい事なんでしょう
Re:37年前の物がちゃんと動く (スコア:1)
私は45年物ですが、ちゃんと動いてますよ(少々ガタがきておりますが)。
#命は大切にせんとなあ。大事にすれば一生使えるからな。
あなたは、本当に45年前のあなたと同一ですか? (スコア:2)
テセウスの船じゃないけど、ヒトは生きている間は外部から補給を受け、身体は更新し続けていますからね。
(意識されないけど常に自動でメンテされている)
メンテなしで動き続けている機器と比較しないと。離島設備の太陽電池とかかなあ。
Re:37年前の物がちゃんと動く (スコア:1)
いやいや、命なら大事にしなくても一生使えるよ?w
Re: (スコア:0)
そりゃ45年間補給して、メンテナンスもしてるからな
あっちは補給無し、(物理的)メンテナンス無しだ
Re: (スコア:0)
原発も40年前の物の寿命を20年伸ばそうとかしてますよ。
Re:37年前の物がちゃんと動く (スコア:1)
メンテナンスを続けながら40年間使い続けるのも大したものですが、37年間メンテナンスもせずに眠らせていたものを稼働させるってすごいことですよ。
うじゃうじゃ
Re: (スコア:0)
MOTTAINAIという日本の美徳ですね
Re: (スコア:0)
だけど、ボイジャーはメンテナンスフリーだし、機体の大部分がキンキンに冷えているだろうし、よく動くよな
# 湿気がないから氷漬けになることはないけど
Re: (スコア:0)
37年くらい軽い軽い。
あと2、300年生き延びて、機械生命体にV'GERとして改造して貰うことになっているんだから。
Re: (スコア:0)
うへぇ
そういえば数年前に (スコア:0)
数年前にボイジャーの機材関連のニュースを見た記憶があったから探してみた。
NASA、宇宙探査機ボイジャーのメンテナンスのためFortran/アセンブリ言語を扱えるプログラマーを募集中(2015年11月4日 ) [zaikei.co.jp]
NASAでボイジャー計画に携わったエンジニアはすべて退職しているということで、機材だけでなく人材も補充が大変な感じ。
ここで集められた人も今回の再稼働に関わったのかな。