遺伝子編集技術で意図しないDNA損傷の可能性 19
ストーリー by hylom
安全ではなかった 部門より
安全ではなかった 部門より
生物の遺伝子の一部を改変したり並べ替えたりする「ゲノム編集」技術が最近盛んに研究されているが、ゲノム編集技術のうち「CRISPR/Cas9」を使う手法では一部のDNAが意図せず消失する可能性があることが発見された(朝日新聞、New Scientist、Natrue biotechnology誌掲載論文)。
ゲノム編集は遺伝子組み換えとは異なり、特定の遺伝子をその名の通りピンポイントで編集できるとされている。そのため、突然変異に近いような形で遺伝子を操作でき、遺伝子操作された個体が自然界に放たれたとしても影響が少ないと言われている。しかし、今回の研究結果によると、少なくともCRISPR/Cas9を使った手法では必ずしもピンポイントで遺伝子を操作できるわけではないということが分かったそうだ。マウスを使った実験では100文字以上の遺伝子情報について削除や並び替えが行われていたことが確認され、数千文字の遺伝子情報が変更されていたケースもあったという。
このことから、研究者らは遺伝子編集の結果、遺伝子が原因の疾患が発生する可能性があると指摘している。
DNAは、自己修復機能があったような (スコア:2)
「DNAの配置が間違っていると、自己修復機能で直すんですよ」とか、高校の教科書にあったような。本当かどうか知らないけど、真夏の直射日光で傷んだ細胞はかなりの確率でDNAも傷んでいるんだけど、自己修復しますとか。当時は、傷んだ細胞を削除しちゃうんだか、塩基配列を元に戻すんだか気にしなかったけど、とりあえず元へ戻すんだなあと。だから、大幅修正された塩基配列を戻そうとして変な塩基配列を作っても、そうだねと思っているので、ピンポイント編集はできないんじゃないかなあなんて考える。
JTSS
Re: (スコア:0)
>真夏の直射日光で傷んだ細胞はかなりの確率でDNAも傷んでいるんだけど、自己修復しますとか。
ミクロなレベルのビット反転は日常的に起きている。
DNAの二重螺旋はネガポジ(死語?)の関係なので、ミクロな損傷があっても、ネガかポジのどちらか
一方が残ってれば、もう片方は自動的に「修復」できる。しかしネガポジまとめて吹っ飛んだ
場合なんかは修復機能の動作保証対象外、
って話だったかと。ここで言ってる書き換えなんかも、ネガポジまとめての話だろう。
#「ミラーリングしてるからHDDがクラッシュしても絶対安全だよね?」「んなわけねーよ」
#の方がわかりやすいか。HDDが二台同時に壊れたらそこまで。
万が一の際の未来への希望は、子供というバックアップに託す他ない。
#だが、オレにはバックアップはなかった。
Re: (スコア:0)
ネガポジまとめて逝っちゃったら優も困るだろうな
Re: (スコア:0)
元ネタ分かる人間が何人いるのやら。
Re: (スコア:0)
バックアップ個体のない俺には、なんのアニメかすぐわかった
Re: (スコア:0)
がんだむしーどのぞくへんか?
タイプムーンにもなんかそんなのがあったし心当たりが多すぎてどれかわからん
Re: (スコア:0)
「ネガポジまとめて逝っちゃったら優」を範囲選択右クリから検索呼び出してから「ネガ ポジ 優 アニメ」で検索しようかと思ったら
「 ネガポジまとめて逝っちゃったら優 [google.co.jp]」の時点でトップに
Re: (スコア:0)
FSCKにはリスクが有るんだよね
未来の医療では (スコア:1)
お薬に任意の遺伝子を実行できる脆弱性が見つかって大変な事になったり?
Re: (スコア:0)
ホルモン補充療法とかウイルスの感染は古くからある任意の遺伝子の実行ですね。
任意コード実行という意味では最近網膜の色素産生遺伝子を組み込むベクター治療薬が出ましたが、この論文の指摘同様に開発過程では目的の領域以外も書き換えてしまったり遺伝子を追加しすぎて癌化したりと大変だったようです。
Re: (スコア:0)
網膜への刺激で感染するウイルスってがなんかあったような・・・らせん?
Re: (スコア:0)
「スノウ・クラッシュ」 [wikipedia.org]も
CRISPR/Cas9の行儀の悪さは (スコア:1)
以前からわかっていたが、それを埋めて余りあるメリットがあると物の本には買いてあった。
まあ、ベクターに詰めて直接患者に投与すべきでないとは思う。少なくない確率でガン化するわな。
Re: (スコア:0)
作物や殆どクローンに近いレベルまで多様性を潰して収束させた家畜、なんかの遺伝子操作だったら
「目的部を書き換えた後、書き換えた種同士や書き換え元の種と交配して必要変異を絞り込んで種として確立する」
って手順を踏むことで多少余計な書き換えが起きても解消できるし、
そのゴミ取りの手間込みでも他の手法より高効率だろうからなぁ…
むしろランダムノイズ載せてからひたすらゴミ取りする従来手法とかもあるし。
目的の生体に投与してどうこうするには専門のタンパク質でも設計・合成してナノマシンみたいな事できるレベルまで技術が進まないと無理なんだろうか。
当面は相手の遺伝子いじくり回さず目的の動作を起こせるDNAだけウィルスで注入してしまうのが楽なんだろうなぁ…
わかる (スコア:0)
昔の先輩の書いたコード修正しようとしたらバンバンエラーでるんだよね
Re: (スコア:0)
なんだろ、DNA編集にもユニットテストが必要なんだろうか。
ユニットテストをどうやって実装するかという問題もあるが・・・。
Re: (スコア:0)
置換したら想定外のところにまでその文字列が使われてたって感じじゃない。
実験結果 (スコア:0)
「医療用には使えない」とかそういうこともあるでしょうが、
過去の研究の「こういう遺伝子操作をする実験をした」というところで、
「意図してない遺伝子変化の結果を見てました(∀`*ゞ)テヘッ」ってのが出てきちゃうんじゃないかと
「遺伝子操作された個体が自然界に放たれたとしても影響が少ない」? (スコア:0)
なんでや?
ピンポイントでいじるから、余計などころが変わったりしていないというのはあるだろうが、
自然界に対する影響が大きいか少ないかというのはまた別な話。加えた変異の内容によるんじゃないか?