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2021年6月15日のサイエンス記事一覧(全2件)
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お金

ジェフ・ベゾスと数分間の宇宙旅行に行く権利、30億円で落札される 44

ストーリー by nagazou
30億円出せる謎の人物 部門より
今月頭にジェフ・ベゾス氏が、Blue Origin初の有人飛行に参加することが発表された。この有人飛行では一席分がオークションで競売にかけられたが、7日にベゾス氏が同乗者になることが公開されたこともあって価格の高騰が見込まれていた。そのオークションが終了、権利が2800万ドル(約30億円)で落札されたことが判明した。オークションには159カ国から7600人が参加した。落札者の名前は非公開となっている。打ち上げは7月20日に行われる予定。オークションの売り上げはBlue Originが運営する科学技術や数学などを啓蒙する団体に寄付されるとのこと(CNNNHKYahoo!ニュース個人)。

あるAnonymous Coward 曰く、

なおこれはジェフ・ベゾスと同乗するためのプレミアム価格であって、宇宙旅行の通常料金は数十万ドルになる見込みである。

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地球

世界規模のロックダウンでNOx排出量が減少し、対流圏のオゾン総量も減少したという研究成果 32

ストーリー by nagazou
人類に厳しく地球に優しい 部門より
headless 曰く、

COVID-19対策として世界規模で行われたロックダウンにより窒素酸化物(NOx)の排出量が減少した結果、対流圏内のオゾン総量も急速に減少したという研究成果をJAMSTECと名古屋大学などの研究チームが発表した(プレスリリース論文)。

成層圏のオゾンが太陽の紫外線から生命を保護するのに対し、対流圏のオゾンは有害物質であり、温室効果ガスの一つでもある。オゾンは太陽光によりNOxから生成されるが、生成功率は複雑に変動するさまざまな要因にも依存するため、単純にNOx排出量をオゾン濃度と結び付けることはできないという。

ロックダウンなどの感染症対策が大都市などで大気汚染物質の排出量を急速に減少させたという報告はいくつか出されているが、地球規模での減少や気候システムへの影響は詳細に見積もられていなかった。研究チームではNASAやESAなどの地球観測衛星からのデータ分析とNASA JPL/JAMSTECが開発したデータ解析システムにより、ロックダウンの影響を定量的に評価した。その結果、2020年4月と5月には人間の活動によるNOx総排出量は世界で少なくとも15%減少し、欧州や北米などでは18~25%減少していたことがわかったという。

地球シミュレータの化学気候モデルMIROC-CHASERを使用した計算では、NOx排出量減少により対流圏のオゾン総量が2020年6月までに2%減少すると推定され、NASAの衛星観測とよく一致することも示された。これは通常の大気汚染を抑制する政策を続けた場合の15倍におよぶ急激な減少であり、大気放射の働きを通じて地球の熱のバランスにも大きく影響することが定量的に示されたとのことだ。

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※ただしPHPを除く -- あるAdmin

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