ispaceの「HAKUTO-R」ミッション1着陸機が打ち上げ成功、日本初&民間初の月面着陸に挑戦 11
ストーリー by nagazou
こっちはうまくいって欲しい 部門より
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Space Xは11日、ケープカナベラル宇宙軍基地からロケットの打ち上げを実施した。このロケットの中には日本の民間主導で月面着陸を目指すispaceによる月面探査プログラム「HAKUTO-R」のランダーと小型探査機が搭載されていた(関連過去記事)。所定の軌道に投入され、現時点ではロケットからの分離にも成功しており、東京日本橋にあるミッションコントロールセンターとの安定した通信を確立しているという。またランダーの基幹システムに不備がないことも確認されている模様(ispace、sorae、TECH+、朝日新聞、レスポンス)。
同プログラムでは今後、1か月にわたる宇宙航行の運用や月周回軌道への投入を経て、約5か月後の2023年4月末までの月面着陸を目指す。着陸地は「Mare Frigoris(氷の海)」の南東外淵にあるAtlas Craterを予定しているという。ランダーには日本の月面探査ロボット「SORA-Q(LEV-2)」やアラブ首長国連邦(UAE)の月面探査車「Rashid」など、7つのペイロードが搭載されている。これらのペイロードに不備が無いか最終確認を行ったうえで、ミッション1マイルストーンの第三段階である安定した航行状態を確立する「Sucess3」を完了させる予定だとしている。
同プログラムでは今後、1か月にわたる宇宙航行の運用や月周回軌道への投入を経て、約5か月後の2023年4月末までの月面着陸を目指す。着陸地は「Mare Frigoris(氷の海)」の南東外淵にあるAtlas Craterを予定しているという。ランダーには日本の月面探査ロボット「SORA-Q(LEV-2)」やアラブ首長国連邦(UAE)の月面探査車「Rashid」など、7つのペイロードが搭載されている。これらのペイロードに不備が無いか最終確認を行ったうえで、ミッション1マイルストーンの第三段階である安定した航行状態を確立する「Sucess3」を完了させる予定だとしている。
月面探査機のCPUにはSparcV8系の32bitクアッドコアが使用されている。 (スコア:1)
何気に初UAE製 [cnn.com]の月面探査機である「Rashid Rover」、
そのCPUにはSparcV8 (IEEE 1754)のISAを実装し、オープンソース化されたLEON4 [wikipedia.org]が用いられている。
CPU「GR740」
・LEON4FT 65nm、製造STマイクロ。2018年出荷開始?※。
・CPUクロックは250MHz(-40~+125℃、20年間)、DMIPS1700。
・メモリはPC100。PCI 33Mhz…、1GbEx2。
・消費電力は25℃で1.8W。
・パッケージは625pin (セラミックCGA/LGA、プラスチックBGA※)
※データシートで該当しそうなのは
ECSS-Q-ST-60-13C class 2認定のGR740-AS-PBGA625だが、
記事には「organic (plastic)」とあり、
ただのPBGAではないパッケージかも。
※耐放射線版スペックであるGR740の発表は2017年?(試作は2016年)。
LEON4自体は2010年に発表され(実装名GR-LEON4-ITX)、
2012年には耐障害版LEON4FT 45nm(LEON4-N2X)が開発されている。
初代LEONは欧州宇宙研究技術センター(ESTEC)設計、
LEON2からは旧Gaisler Research→現Cobham Gaisler AB(CAE)設計。
参考:
・TecPowerUpの記事 [techpowerup.com]
・GR740 データシート [gaisler.com]
Re: (スコア:0)
参考文献追加:
GR740 Next Generation Microprocessor Flight Models [esa.int]
次のような情報はこちらの資料に掲載:
・ファウンドリがST(マイクロ)で65nm
・ダイ写真や採用事例
・ESCC-Q-60-13C class 2対応PBGA版は2021年Q2試作、Q4製品化
・LEONは、太陽系内8天体向けで利用されてる
・次期製品のロードマップ。
32bitのLEON(SparcV8)系列はLEON5FTまで(GR765、2024年)。
64bitのNOEL系列(RISC-V 16コア~)の2025年製品化が予定されている。
もう一方のSORA-Qは6コアarm Cortex-M4F。 (スコア:0)
https://www.hackster.io/news/sora-q-the-sony-spresense-powered-transfo... [hackster.io]
一番の疑問は (スコア:0)
どこから金が出てるのか?
という箇所
Re: (スコア:0)
>2019年.住友商事とスズキ、シチズン時計の参画を得て
このあたりから金が出ているらしい
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%B4%E7%94%B0%E6%AD%A6%E5%8F%B2 [wikipedia.org]
Re:一番の疑問は (スコア:1)
ググってみた。
PARTNERS支えてくださる企業の皆様です。 https://ispace-inc.com/hakuto-r/jpn/partners/ [ispace-inc.com]
あと、News https://ispace-inc.com/jpn/news [ispace-inc.com] に、資金調達「独立行政法人中小企業基盤整備機構による債務保証制度を活用したシンジケートローンの組成を実施」とか
「ispace、シリーズC追加ラウンドでAirbus Ventures から資金調達」とか、ほかにもいくつか書いてあるね。
Re: (スコア:0)
前に相乗りする予定だったロケットがキャンセルになって打ち上げられなかったけどその時の金はどのくらい残ったんだろ
えらい時間かかるな (スコア:0)
アポロって3日ぐらいだったよなと思ったけど、朝日のリンクがそれの回答でした。
生命維持もいらないし時間はかけてもコスト第一ですよね。
サターンロケットの特急っぷりがさすがアメリカって印象。
ひょっとして (スコア:0)
これが日本初の月着陸になるの?
Re: (スコア:0)
衝突を着陸に含めなければ、だけど(かぐや、おきな)。
月面への「軟着陸」って表現があったり、ペネトレーターとかインパクターも計測の観点では着陸の一形態といえるし、
ハードランディングと衝突の違いって線引きをあえて引かないようにしてる風に見える。
言い方はともかく、SLIM/OMOTENASHIが失敗した今、月面での観測に成功すれば、タカラトミーは大金星だとは思う。
嫦娥R4号 (スコア:0)
(白兎 因州 月読)
(玉兎・禹王 殷 嫦娥)