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宇宙

韓国の人工衛星打ち上げロケット「羅老」、ロケットの打ち上げには成功するも衛星の軌道投入は失敗 90

ストーリー by hylom
惜しいところまで行ったのに 部門より

KAMEDA,Tsukasa 曰く、

朝鮮日報の記事より、韓国初の人工衛星搭載ロケットKSLV-1「羅老(ナロ)」が現地時刻5時ちょうどに羅老宇宙センターより打ち上げられました。当初韓国航空宇宙研究所は科学技術衛星「STSAT-2」を高度300kmの低軌道に投入し、打ち上げに成功したと発表していましたが、その後人工衛星を軌道に乗せるのに失敗していたたことが明らかになりました(MSN産経ニュースの記事)。もし成功していれば、韓国は今年2月に衛星を打ち上げたイランに続き、10番目の人工衛星打ち上げ国となるはずでした。

KSLV-1は、ロシアのクルニチェフ国立研究生産宇宙センターが開発しているAngaraロケットの第一段をベースに使い、第二段に韓国国産の固体ロケットを使用していますが、写真を見てもわかるように第二段が非常に小さく、事実上第一段+キックモータの構成となっているため打ち上げ能力は極めて限られ、低軌道に100kg程度とされています。

また、Jubilee 曰く、

朝日新聞社その他各紙のサイトによると、韓国初の人工衛星打ち上げロケット「羅老(ナロ)号」は25日に打ち上げられたものの、搭載していた衛星を軌道に投入するのに失敗した模様です。「羅老(ナロ)号」はロシア製のAngaraロケットをベースにした第一段を使用しますが、本家ロシアでのAngaraロケットの初飛行はまだ先という不思議なことになっています。

日経新聞の記事によると、失敗の原因は「ロケット先端部分の衛星を保護する2つのカバーのうち1つが分離しなかったため」と発表されたそうだ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by LARTH (14573) on 2009年08月25日 18時46分 (#1629008) 日記

    http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=119540 [joins.com]

    打ち上げ1週間前に国際民間航空機関(ICAO)や国際海事機関(IMO)などの国際機構と周辺国に通報する手続きを踏まずに打ち上げることになった。

    • by oguma (17986) on 2009年08月27日 16時26分 (#1630204)

       事前に打上げ日を19日、26日までを予備日として申請していましたから、改めて申請せずに予備日の範囲内で射上げた、ということではありませんか。
       27日以降になると、再度手続きが必要になり、打上げ日はずっとずれるのですが、そうすると今度は日本のH-IIBの射上げ [www.jaxa.jp](9/11)と被るので、一月以上ずれることになったのではないかと。

      --
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      • なるほど (スコア:1, オフトピック)

        by Tatenon (20311) on 2009年08月27日 17時49分 (#1630255) 日記
        日本の後に回されるのが、失敗するより嫌だったんだろうなぁ・・・

        # 国政選挙戦真っ最中なので今回は迎撃ミサイルの配備が出来ませんでした。
        # 北朝鮮の時には配備したのに韓国のときは配備しないとは何事だ!癇癪起こる!
        # と憤慨なさっている韓国の皆様には謹んでお詫び申し上げます。
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        • Re:なるほど (スコア:1, 興味深い)

          by Anonymous Coward on 2009年08月27日 21時32分 (#1630376)
          >日本の後に回されるのが、失敗するより嫌だったんだろうなぁ・・・

          オリンピックの入場行進がアルファベット順で日本(J)より後になるから
          KoreaからCoreaへ国名変更しようという意見の出るお国ですから。
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    • 打ち上げ期限ギリギリに通告せずに打ち上げて失敗とは、問題があったのに無理矢理やって失敗した感じがする。
      ロケットなんて最初は失敗しても当たり前で経験を積んでいくものだとは思うが、押し通すのは意味が無い。

      一方ロシアは韓国が金を払った上でエンジンをテストしてくれた様なもので、得をしたな。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年08月27日 22時22分 (#1630401)
      1発だけなら、誤射かもしれない。
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  • by Anonymous Coward on 2009年08月27日 16時16分 (#1630198)
  • 「羅老号」キックモーター、地上に墜落 [innolife.net]

    ダーウィンってポートダーウィンの事だよね?
    これって、ひょっとしなくても外交問題じゃ?
    --
    大渦よりの来訪者
  • もうコメントしてる人がいるが、フェアリング分離失敗はアメリカだってやらかす。打ち上げと高速飛行の衝撃に耐えるよう頑丈に取り付けたカバーを、あるタイミングでパカッと外さなきゃならないんだから、そりゃ難しいよな。現場の担当者には「これを教訓に次は頑張れ」としか言いようがない。

    これはいいんだ。

    問題は打ち上げ後、まともな情報を流せなかった事。打ち上げ時刻の17時から18時まで気を揉みながら情報を追ってたけど、

    1段目正常に飛行(まあロシア製だしね)
     ↓
    1段目切り離し成功(こっから本番だよね)
     ↓
    衛星分離成功(お、上手くいってるな)
     ↓
    予定より高度が高く上がってしまい、正規の軌道に投入できず(えっ?)
     ↓
    軌道を修正するべく努力(えええ?衛星にスラスター付いてないよね?)

    というよく分からない話に。配信される動画は打ち上げのシーンを延々とループしているだけ。不審に思いながらも「まあ・・・さすがに大きな失敗があったらニュースになって流れてくるはずだから・・・」と目を離して数時間、ニュースを漁ると

    ・フェアリングが「一部」分離できなかったらしい?
    ・衛星がどの軌道に乗ったか、現在わからないらしい?
    ・韓国の新聞の「大韓民国宇宙技術の勝利と同時に五千年歴史上最も誇らしい快挙」という記事

    と更に何が何だか分からない話になってる。

    結局、「フェアリングの半分が分離できず二段目が重量バランスを損なって飛行ルートが逸れ、高度が高くなり水平方向の速度が殺がれた上に、衛星も残ったフェアリングに当たってまともに分離できずそのまま落下、大気圏に再突入して焼失」という公式発表が来たのは翌日の昼近くなってから。

    あんたらテレメトリで何のデータ取ってたんだと。フェアリング分離失敗とか、その時点で分かる事でしょうが。衛星が正規の軌道に乗らないだけならまだしも、落ちるとなったら地上に被害が出るかもしれないんだから、指令破壊とか落下予測範囲への警告とか、やらなきゃ駄目でしょうが。大方、国内が盛り上がってる手前、失敗とは言えずに頭抱えてたんだと思うけど、いざ発表となったら「失敗はロシアと共同責任」と早くも責任転嫁。ロシア製は1段目だけで(それも報道では「ロシア製をベースに」と自国で造ったような言い方してたよね)、2段目以降は自国製造分でしょうが。

    ほとほとあきれ果てた。「次は頑張れ」と書いたけど、こんなんじゃいつ大惨事やらかすか分かったもんじゃないから、正直宇宙開発からは手を引いて欲しい。でもロシア製の1段目、あと一本あるんだよな・・・

    # 「ロシアのミスで失敗」だと1段目が更にもう一本無料でもらえる契約なので、
    # どうやってもロシアのせいにしたいらしい。・・・もうね('A`)

  • 写真 (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2009年08月27日 16時05分 (#1630188)

    本分にも引用されている、朝鮮日報に掲載されている写真には太極旗とハングルが書かれているが
    その部分はロシアの設計・製造によるものなので契約違反と言うことで打ち上げまでに白く塗りつぶされたそうな

    関係各記事を何度読んでもどこが韓国の技術で作られた打ち上げブースターなのかわからん
    ・一段目はロシアの設計製造
    ・二段目はロシアの設計、部品製造、韓国で組み立て
    これを韓国製とはいわんだろう普通

    • by Anonymous Coward
      > 二段目はロシアの設計、部品製造、韓国で組み立て
      ここ [chosunonline.com]や別のとこ見ると二段目は国産らしいがソースよろしく。
      (この記事の元院長は韓国人らしからぬ謙虚さだw)
      • Re:写真 (スコア:4, 参考になる)

        by nora_kitsune (2985) on 2009年08月27日 17時06分 (#1630234)

        元ACのひととはソースが違うと思いますが、
        Technobarn (http://www.technobahn.com/news/200908271042) の記事から引用:

        > 衛星打ち上げに使用されたKSLV-1は、ファーストステージに
        >ロシア製「Angara UM」液体燃料ロケットエンジンを、セカンド
        >ステージにはロシアからライセンス供与で韓国国内で生産された
        >「KSR-1」固体燃料ロケットエンジンを使用。純粋に韓国の技術で
        >開発が進められたのは失敗の原因となった衛星フェアリング部分
        >だけだったとみられいる。

        この通りなら、2段目も、「国産」といってウソでは無いでしょう...

        親コメント
  • とりあえず衛星投入とかは後にして、単発一段式から経験積み上げないとどうにもならんのじゃないかなぁ。
    そりゃロシアに技術協力してもらったら打ち上げはできるだろうけど、何も学習できないんじゃね?
    • by oguma (17986) on 2009年08月27日 16時32分 (#1630211)

       1990年からKSR-I~IIIという観測ロケットを射上げて技術の蓄積に務めていたのですが、MTCR [mofa.go.jp]加盟後に技術供与を受けられなくなってしまい、やっとこロシアと手を組んだら、完成品購入になってしまった、ということのようです。

      --
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    • by ksyuu (4917) on 2009年08月27日 16時44分 (#1630222) 日記

      まぁまぁ,日本だってアメリカのデルタロケットのサブセットである N-Iロケットから,
      N-II → H-I → H-II と20年かけて徐々に国産化比率を高めていったんですよ。韓国でも
      研究開発をがんばれば,2030年頃にはロケット大国になっているかもしれません。

      長い目で,生暖かく見守ってあげましょうよ。

      #ところで,いくら失敗しても良いので日本の領土や船舶・航空機の上に落とさないでね>韓国

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年08月27日 16時46分 (#1630223)

      そういやFalconかなんかもフェアリングで失敗していなかったっけ?
      NASAのCO2監視衛星も確かそうだったと思ったし、H2Aもやった事がある。
      意外とフェアリングって鬼門なのかも。

      ロケットそのものは部品購入出来る様になっても、それをつつがなく打ち上げられる様にする為の運用のノウハウってのも又、
      ロケット自身の技術に劣らずムズイもんだって事でしょうかね。

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      • by Anonymous Coward
        そう言えば昔H2Aでもフェアリング関係のトラブルでピギーバック衛星のDASHが軌道投入に失敗してましたね。
        (と新聞記者が書きそうな間違いをわざと言ってみる)
  • by nox_dot (11614) on 2009年08月27日 16時41分 (#1630220) 日記

    数少ない純国産であったフェアリングが失敗の原因とは残念です。

    しかし、2段式で1段目が液体ロケットなのに、2段目が固体ロケットなのも、よくわからない構成ですね。。。
    # このまえのテポドンとどちらが遠くまで飛んだのでしょうか?

    • よくある失敗 (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2009年08月27日 20時21分 (#1630347)

      フェアリング分離失敗での衛星喪失は最近だと
      米国の地球大気観測衛星OCO打ち上げで
      やらかしていますので、素人もベテラン変わらぬ怖い事故ですよ。

      親コメント
    • by flutist (16098) on 2009年08月27日 17時09分 (#1630235)

      こないだのは3000km 以上は飛んだ [wikipedia.org]ようですよ。

      誰かがリンク貼ってる nature.com の記事では、今回のは 342km だそうだから、飛距離はだいぶ違いますね。
      ってどっちも人工衛星の打ち上げなんだから (打ち上げた人たちはそう言ってる)、飛距離はどうでもいいとは思うんだけど。

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      • Re:残念 (スコア:2, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2009年08月27日 17時42分 (#1630253)

        いや、342km は高度ですよ…。飛距離じゃないよ。

        本来は306kmの高度に投入したかったんだけど、なぜか342kmも上がっちゃった。
        上がった分、横への速度、つまり軌道に乗るための速度も落ちてるから、周回軌道に乗れず地球を半周した所で大気に突っ込んだんでしょう。
        でもまぁ、2段目が固体ロケットだから、これぐらいは誤差かもしれない。

        実際は、高すぎる高度に上がっただけじゃなく、フェアリングが外れなかったので速度が乗らなかったみたいね。
        それでも、テポドンよりは飛んでるはずですよ。

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      • by Anonymous Coward

        3000km というのは水平距離ですし、342 km というのは高度ですからね。比較できないですよ。

        342 km に達したのがオーストラリア上空とかどっかに書いてあったので、飛距離はそこからわかるかな?

    • by tiga (4391) on 2009年08月27日 17時49分 (#1630256) 日記

      >しかし、2段式で1段目が液体ロケットなのに、2段目が固体ロケットなのも、よくわからない構成ですね。。。

      これは、液体ブースターと固体ブースターの扱いやすさから考えると、自然ですね。
       液体ブースター:比推力は大きいが、扱いにくい。
       固体ブースター:比推力は小さいが、扱いが比較的容易
      ですから。

      かつて、アメリカのエクスプローラー衛星も、この構成だったと記憶しています。

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      • by Anonymous Coward

        >これは、液体ブースターと固体ブースターの扱いやすさから考えると、自然ですね。
        > 液体ブースター:比推力は大きいが、扱いにくい。
        > 固体ブースター:比推力は小さいが、扱いが比較的容易
        >ですから。

        でも比推力っていわば燃費でしょ。

        推力を言えば

        液体ブースター:推力は小さい。(比推力は大きい)
        固体ブースター:推力は大きい。(比推力は小さい)

        わけなんだから、濃密な大気の底からとっとと高空に上がるためには一段目に固体のほうがよかないですか?

        • Re:残念 (スコア:4, 興味深い)

          by tiga (4391) on 2009年08月27日 22時38分 (#1630413) 日記

          化学ロブースター(に限らずですが)の場合、
          燃焼室からノズルを通って吐き出されるガスの反作用で推力を得ます。
          このため、ガスにはたらく作用と飛翔体に働く作用は、等しくなります。

          ところが分子レベルで見た場合、このガス分子の回転に要するペナルティを考えると・・・
          ガスの運動エネルギーは、ガス噴出の運動エネルギー+分子の回転加速エネルギーとなり
          ガス分子の構造が複雑になればなるほど本体の運動エネルギーのロスは、大きくなります。
          T-0で十分な燃焼が得られ、十分な排出ガスが得られれば液体の方に+です。

          余談ですが、補助固体ブースターの場合は、ブースターそのものが燃焼室と考えてよいくらい
          高速で多量のガスを吐き出します。
          >でも比推力っていわば燃費でしょ。
          その通りですね。T+60Sくらいなら。

          でも、実用試験衛星としてみて、二段目以降の切り離し制御を固体ロケットで行うのは、殆ど不可能でしょうね。
          下手したら、切り離した下段ブースターに上段が追突して・・・デブリを増やすだけですしね。

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          • by Dobon (7495) on 2009年08月28日 1時21分 (#1630471) 日記
            ミューロケットは全段固体燃料ですけど、問題なく軌道投入できてます。
            それどころか、全段固体燃料ロケットで惑星間軌道に探査機を送り出してます。

            部品の品質管理ができていれば、やりようはあるって事です。
            --
            notice : I ignore an anonymous contribution.
            親コメント
        • Re:残念 (スコア:2, 参考になる)

          by oguma (17986) on 2009年08月27日 22時36分 (#1630412)

          液体ブースター:推力は小さい。(比推力は大きい)

           推力は噴射ガスの運動エネルギー量の問題ですので、液酸/液水のようにガスが軽いと推力はどうしても大きくなりませんが、今回のRD-151はケロシン/液酸で、推力が1,667kN、比推力が338秒という、大推力・高比推力エンジンになっております。

          --
          Nullius addictus iurare in verba magistri
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        • by kitakitsune (25416) on 2009年08月28日 3時35分 (#1630482) 日記

          これくらいのサイズのロケットだと構造効率、あるいは点火の確実性といったあたりで液体が持つ比推力というアドバンテージはだいぶ打ち消されます。
          比推力はロケットの重要な性能指標ですが、それだけが唯一の指標ではありません。

          親コメント
    • 一方日本は (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2009年08月28日 9時19分 (#1630512)

      H-2Bのフェアリング分離試験に成功した [373news.com]。

      # 9/11の本番も無事に成功しますように。

      親コメント
      • by SteppingWind (2654) on 2009年08月28日 12時13分 (#1630620)

        リンク先からの引用

        留め具のボルト558本すべてを、仕掛けてある火薬に電気を通して爆破すると、高さ15メートル直径5.1メートルのフェアリングは予定通り、先端部から2つに割れた。

        558本もあると, それぞれが99.99%動作してようやく95%の信頼性ですからね. 並や大抵の品質管理じゃとうていおっつかないレベルということで.

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      • by nox_dot (11614) on 2009年08月28日 13時22分 (#1630672) 日記

        フェアリングの固定と分離には、いろんな機械仕掛けが考えられそうですが、
        「ボルトで固定して、火薬で破壊する」というのが、重量的にも信頼性の観点からも優れてるんですね。
        ちょっと驚きです。

        親コメント
  • by doh (35450) on 2009年08月27日 20時45分 (#1630354) 日記

    韓国はいわゆる西側諸国に近いはずなのに、なぜロシアの技術を使ったのでしょうかね。
    最近まで反米運動が凄かったから、アメリカにも嫌われているのでしょうか。

  • by Anonymous Coward on 2009年08月27日 16時34分 (#1630215)
    北朝鮮との力の均衡を国際社会に示す結果になったので。
typodupeerror

192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり

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