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医療

中国の研究チーム、ゲノム編集を肺がん患者に適用へ。人体への応用は世界初 21

ストーリー by hylom
攻める 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

中国・四川大学の研究グループが遺伝子操作技術の1つである「ゲノム編集」技術を用いたガン治療を世界で始めて行ったことを発表した(POPULAR MECHANICS Nature日経新聞NHKSputnikSlashdot)。

この臨床試験は肺がんを患った患者に対し10月28日に行われたもの。患者の血液から細胞を取り出し、免疫反応をつかさどる遺伝子を「CRISPR-Cas9」と呼ばれるゲノム編集技術で操作した後に患者の体内に戻すという措置が行われた。これによって免疫にブレーキをかける「PD-1」と呼ばれる遺伝子を働かなくさせ、免疫を活性化させるという。

経過は順調で近く2回目の治療を実施する予定という。この手法がガン治療で効果を示した場合、自ら志願したさらに9人の患者の治療にこの手法が用いられるとしている。

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  • by nemui4 (20313) on 2016年11月21日 16時04分 (#3117928) 日記

    免疫を活性化させすぎると危うそう

  • by Anonymous Coward on 2016年11月21日 15時21分 (#3117896)

    現生人類はアフリカが発祥と言われてるけど、ホモ・サピエンスの次の人類は中国で生まれるんだろうな。

    • by Anonymous Coward on 2016年11月21日 20時24分 (#3118057)

      に聞こえるニュースだし、確実に実行されるでしょうな

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      中国は今のところ倫理より技術推進が勝る国ですよね。
      倫理でがんじがらめになったら日本みたいに新分野への技術発展が遅れていくんでしょうかね。
      果たしてそういう日が中国に来るのかどうか・・・。

      • by Anonymous Coward on 2016年11月21日 15時44分 (#3117912)

        医龍だったかな、バチスタの手法は医療設備や制度が不十分なブラジル?だかで、何とかしようとしてうまれた手法とか。

        治る事を余り前提と考えてない、訴訟が起きにくい国であること、
        その状態ででも、突飛な方法で良いから手術をして欲しい人がいる事、
        そもそも突飛と言われそうな新術式などを提案でき得る環境、
        とかですかね。

        新薬の方であれば微妙にいけるケースもありそうですが、術式はどうでしょうね。

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2016年11月21日 16時47分 (#3117945)

        > 倫理でがんじがらめになったら日本
         
        東電:「せやせや!」

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        倫理でがんじがらめになったとしても、即新分野への技術発展が遅れるわけではありません。
        あらかじめ議論をし、レギュレーションを作っておけばいい。欧米はそうしています。
        日本は、問題になるかもしれないと自粛して、なかなか自発的にレギュレーションを作らないのが問題。
        欧米で作られたレギュレーションを数年遅れで輸入してくる、それまで何もしない国が、
        先にレギュレーションを作って始めている国や、レギュレーションを無視する国の後塵を拝するのは当然。

        見方を変えれば、レギュレーション作成という非常に労力のかかる仕事を他国に押し付け、
        または他国の国民で人体実験された結果だけいいとこどりするということで、賢いのかもしれませんが…。

        • by Anonymous Coward

          まあ安全性を問題視する人々はレギュレーション決めれば済みますが、宗教的事情で反対する人たちはそれじゃ済まないんですよね。
          中国だって安全性について全く度外視して人体実験をしているというわけではないわけですが、科学の問題を議論する際に少なくとも宗教的議論を切り離せている、というのは大きいと思います。
          この辺は割り切りのある欧州と割り切れないアメリカの違いでもあり、また日本も一般国民は比較的世俗的とされていますが政府は宗教の影響が非常に大きいですので。

        • by Anonymous Coward

          >日本は、問題になるかもしれないと自粛して、なかなか自発的にレギュレーションを作らないのが問題。

          そういうのもあるんでしょうけど、そういうのって全世界的な基準策定組織とか作らなきゃうまくいかなくて、そういうのは米国や欧州に中心が置かれやすいという話もあって。
          日本初のレギュレーションを発表しても「あぁ、それが日本のやり方なんだ。じゃあそれを参考に我々のレギュレーションを」っていって世界のデファクトスタンダードが……。
          日本が最先端を走る分野(狭く取れば色々あるはず)ならいいけど、そうじゃないなら結局米国(の発言力)が強いなぁってのが医学・薬学系じゃないかなぁ。

          • by Anonymous Coward

            人種も生活習慣も違うんだから、医療のレギュレーションって、結局各国で別々なんですよ。
            全世界的な基準策定組織があるわけではなく。

            アメリカにはアメリカのレギュレーションがあり、欧州には欧州のレギュレーションがあり、日本には日本のレギュレーションがある。
            別に、日本発のレギュレーションを欧米に広げる必要はないんです。
            ただ、欧米でできているレギュレーションが、日本では議論も始まっていないことが多くて…。
            結局、アメリカ普及したレギュレーションを少し日本人向けに修正して持ってくる、それに数年かかってるので、
            その間は最先端の医療に保険が使えないとか、いろいろと患者さんにご迷惑をかけている部分もある。

            # さらに言えば、日本以外のアジア諸国は日本のさらに後追いが多く、さらに遅れる…。

            • by Anonymous Coward

              まぁ日本では「やって失敗」ってのが「やらずに残念」より非難されやすい、特に公務員とか、
              のでまぁある程度仕方ないんじゃないすかね…
              本人は藁にも縋るつもりでリスクを取りたくても「親切な方々」が許さないというか。

    • by Anonymous Coward

      新北京原人ですね。

    • by Anonymous Coward

      あれだけ人口いたら、1人の命なんて軽んじられますわな。特にかの国では。
      事故起きて埋めて処理する国だし。

      「少数の犠牲で10億人が救われるんです!」
      とか本気で言うだろう。

  • 他の細胞にその形質が伝播するの?

    • by Anonymous Coward

      その細胞が生体内で優位な状況であれば、その細胞が増殖して支配的になる。
      というところまではおそらく想定していなくて、これ抗PD1抗体薬と同じような感じじゃないの。

    • by Anonymous Coward

      他の細胞に伝搬させるんじゃなく、癌細胞を攻撃する(はずの)免疫細胞を直接いじった
      (いじったあと培養して数を増やし、また患者の体内に戻した)。

      だからその注入された遺伝子改変免疫細胞の寿命が尽きるまでが、治療の効果がある期間。

  • by Anonymous Coward on 2016年11月22日 0時19分 (#3118138)

    編集というからにはエディタで編集するにちがいない(決め付け)。

    ・DNA鎖エディタからビジュアルなエディタに進化したり、
    ・遺伝子Lispで拡張可能なエディタが生まれたり(自由な遺伝子運動よりも前に誕生)、
    ・そのうち、あらゆる遺伝子操作を統合的に扱えるようになったり。

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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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