アラブ首長国連邦が火星移住計画「Mars 2117」を発表 37
資源のあるうちに 部門より
火星移住というとSpaceXやMars Oneが話題となることが多いが、このたびアラブ首長国連邦 (UAE) も1世紀後の2117年を目標とした火星移住計画「Mars 2117」を明らかにした(WIRED、毎日新聞)。
これはドバイで2月12日から14日にかけて開かれた世界政府サミットで同国のムハンマド副大統領が発表したもの。手法や予算の詳細は不明だが、人間が入植する前にロボットにより都市を建設することが考えられているということで、建物の雰囲気が独特なコンセプトアートが公開されている。ただし当面はUAE国内での人材育成や国際協力の推進、それに輸送手段などの研究への重点配分といった現実的な施策に留まるようである。
UAEの宇宙庁は2014年に創設されたばかりであるが、2020年には火星探査機「ア ル・アマル」をH-IIAロケットで打ち上げる予定でいるなど、火星に関心を示している。