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2017年10月18日のサイエンス記事一覧(全3件)
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地球

北米最大の火山地帯であるイエローストーン火山、過去の噴火時の前兆期間は数十年と短かった 30

ストーリー by hylom
とはいえ数十年もある 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

北米大陸最大の火山地帯である米イエローストーン国立公園地区で火山灰の残骸に含まれていた微量の結晶を分析した結果、火山の兆候が現れた場合、そこから数十年という短い時間で噴火が発生する可能性があるという研究結果が発表された(The New York TimesSlashdot)。

イエローストーン地域の火山が最後に噴火したのは約63万1000年に発生したとされているが、アリゾナ州立大学の大学院生Hannah Shamloo氏らが結晶を分析した結果、その組成に温度の急激な上昇に伴う変化があったことが分かった。

これまでイエローストーンの噴火は何千年もの間に徐々にその兆候が表れると考えられてきた。しかし、この結果から火山の地下に新鮮なマグマが供給された場合、数十年というごく短時間で超大破壊が起こったことを意味する可能性があるという。

なお、イエローストーンでは、最近多数の地震が観測されている(ハザードラボ)。そのため、噴火や大地震などが起こるのではないかと危惧する人々も現れているが、現在噴火に繋がるような兆候は観察されていないという。

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宇宙

中性子星合体の現象を重力波で観測することに成功 36

ストーリー by hylom
重力波ブームが来るか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

LIGOと欧VIRGOの両観測チームが8月17日、地球から約1億3千万光年離れた場所から届いた重力波を検出したという(産経新聞NHK日刊工業新聞)。解析の結果、この重力波は中性子星同士の合体で生じたものだと判明したそうだ。

さらに分析の結果、金や白金などの重い元素が中性子星の合体現場で生まれたとする理論と観測データがほぼ一致したほか、、「ガンマ線バースト」と呼ばれる電磁波の一種のガンマ線が爆発的に放出される現象も確認されたという。

中性子星の合体は理論的には起こるとされていたが、実際にその様子を確認できたのは初めて。また、日本のすばる望遠鏡なども重力波の発生源となる天体を光でとらえることに成功しているという。重力波については、今年のノーベル物理学賞の受賞理由ともなっていた

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JAXA

かぐやが発見した月の溶岩洞、全長50kmに渡ることが判明 64

ストーリー by hylom
探索に行って欲しい 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

探査機かぐやが撮影した画像に写っていた月面での縦穴やその奥に存在すると推測される溶岩洞について、JAXAが周辺の地下構造のデータを詳細に調査した結果、実に幅100m・全長50kmに渡る巨大な溶岩洞が存在することが判明した(NHK朝日新聞)。

この縦穴は月の表側(地球側)にある「マリウス丘」と呼ばれる場所に存在する。溶岩洞は発見された縦穴から西に向かって伸びているという。内部には氷などを含む岩石が残っている可能性があるほか、昼夜の温度差や隕石、放射線からも身を守ることができ、将来の月面基地の候補地として極めて有力だという。

かつて月では大規模な火山活動があったと考えられるが、この溶岩洞はその際に溶岩の通り道となったものと見られる。

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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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