米国で2016年~2018年に発生した多剤耐性カンピロバクター感染症、子犬への抗生物質投与が原因との調査結果 2
ストーリー by headless
子犬 部門より
子犬 部門より
米国で2016年~2018年に発生した多剤耐性のあるカンピロバクター感染症のアウトブレイクについて、子犬への抗生物質投与が原因とする調査結果を米疾病予防センター(CDC)が発表した(CDCの報告書、
The Vergeの記事、
Ars Technicaの記事)。
今回のアウトブレイクは当初、オハイオ州を本拠にする全米規模のペットショップチェーンA社と関連する症例として、2017年8月にフロリダ州保健省がCDCに6件の感染を報告したものだ。CDCでは全ゲノムシーケンシングを行い、フロリダでA社の子犬6匹から分離したカンピロバクターのサンプルとオハイオ州でA社の客1名から分離したサンプルに強い関係があることを特定する。
この結果を受けて複数の州で調査が行われ、2016年1月5日~2018年2月4日にペットショップ従業員29名を含む合計118名の感染者が出ていたことが18の州で確認された。A社以外にも5社のペットショップがアウトブレイクに関連することが判明し、分離されたサンプルはカンピロバクター感染症でよく使われる複数の抗生物質に耐性があることも判明した。
今回のアウトブレイクは当初、オハイオ州を本拠にする全米規模のペットショップチェーンA社と関連する症例として、2017年8月にフロリダ州保健省がCDCに6件の感染を報告したものだ。CDCでは全ゲノムシーケンシングを行い、フロリダでA社の子犬6匹から分離したカンピロバクターのサンプルとオハイオ州でA社の客1名から分離したサンプルに強い関係があることを特定する。
この結果を受けて複数の州で調査が行われ、2016年1月5日~2018年2月4日にペットショップ従業員29名を含む合計118名の感染者が出ていたことが18の州で確認された。A社以外にも5社のペットショップがアウトブレイクに関連することが判明し、分離されたサンプルはカンピロバクター感染症でよく使われる複数の抗生物質に耐性があることも判明した。