はやぶさ2、 MINERVA-Ⅱ1の投下に成功 56
ストーリー by headless
兎跳 部門より
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AC0x01 曰く、
JAXAは22日、小惑星探査機「はやぶさ2」が21日に分離した小型ローバー「MINERVA-Ⅱ1 (ミネルバ・ツー・ワン)」が小惑星「Ryugu」に着地し、移動および最初の写真撮影に成功したことを発表した(プレスリリース、 成功報告、 MINERVA-Ⅱ1分離運用スケジュール、 MINERVA-Ⅱ1解説記事)。
MINERVA-Ⅱ1は初代「はやぶさ」に搭載された探査ローバー「MINERVA」の後継機で、Rover-1AとRover-1Bの2機から構成される。複数のカメラやセンサーを搭載する他、小惑星の低重力に特化したホッピングによる移動機構を備えることを特徴とする。
19日から始まった分離運用で「はやぶさ2」は前回の着陸リハーサルを超える高度60mまで接近。21日13時過ぎにローバーをRyuguに向け投下した。その後投下地点はRyuguの自転で夜になり、ローバーと「はやぶさ2」の通信速度が最大32kbpsということでやや時間がかかったようだが、翌22日に着地と移動の成功がローバーからの写真とともに発表された。
初代「はやぶさ」ではローバーの投下は失敗したため、実に13年越しの成功となった。小型天体への探査機投下はフィラエなどの例もあるものの、移動可能なローバーとしては世界初である。なお、「はやぶさ2」には他にもMINERVA-Ⅱ2と日欧合同のMASCOTランダーが搭載されており、今後順次投下する計画だ。