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2019年3月2日のサイエンス記事一覧(全2件)
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音楽

作業中のBGMが創造性を低下させるという研究結果 66

ストーリー by headless
低下 部門より
作業中のBGMが創造性を低下させるという、英国とスウェーデンの研究グループによる研究結果が発表された(論文ランチェスター大学のニュース記事SlashGearの記事)。

BGMは認知機能に影響を与える環境刺激として知られており、描画のように空間的能力に関連する作業の創造性を向上させるという研究もある。しかし、BGMが創造性に与える好影響を支持する実験結果は少ない。研究グループは創造性テストとして使われる複合遠隔連想課題(CRAT)を用い、実験1)被験者が理解できない歌詞の音楽、実験2)歌詞のない音楽、実験3)被験者が理解できる歌詞の音楽、を被験者に聴かせて無音の場合と成績を比較した。課題は3つの英単語(例: stick/maker/point)が提示され、それらと共通して組み合わせてることのできる語句(例: match)を答えるというものだ。

実験1で使用した音楽は1990年代に英国のヒットチャートに入っていたポップスのスペイン語版。英セントラルランカシャー大学で募集した被験者は全員英語を母国語としており、スペイン語の歌詞の意味を理解することはできない。実験では各被験者にCRATの難易度高・低およびBGM有・無のすべての組み合わせを割り当てており、音楽の内容に関する出題がないことを事前に説明している。実験2の音楽は実験1と同じ楽曲のインストゥルメンタルバージョンだ。実験1・2ともに被験者が原曲を知っている可能性もあるが、いずれも知っていたと回答した被験者はいなかったとのこと。
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テクノロジー

ビル・ゲイツが選ぶ、ブレイクスルーテクノロジー2019年版 50

ストーリー by headless
選出 部門より
MIT Technology Reviewは毎年「10 Breakthrough Technologies」として、注目される10のブレイクスルーテクノロジーを選出しているが、今年は初のゲストキュレーターとしてビル・ゲイツ氏を招いている(MIT Technology Reviewの記事GeekWireの記事On MSFTの記事)。

ゲイツ氏が選んだブレイクスルーテクノロジーは以下の通り。原子力発電や人工肉、衛生的なトイレなど、ゲイツ氏が以前から注目しているカテゴリーも多いが、AIアシスタントの項目を含め、Microsoftは一切登場しない。
  • シミュレーションで対象物の扱いを決定するロボット
  • モジュラー式小型リアクターなど原子力発電の新しい波
  • 血液検査による早産の予測
  • 子供にも使用可能な錠剤型腸内検査装置
  • がん細胞だけを攻撃するカスタムワクチン
  • 牛を使用しない植物性人工肉・細胞培養肉バーガー
  • 実用的な二酸化炭素吸収装置
  • スマートウォッチによる心電図
  • 下水道なしに衛生を保てるトイレ
  • スムースな会話ができるAIアシスタント
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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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