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2022年10月14日のサイエンス記事一覧(全4件)
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ビジネス

衛星インターネットの「Starlink」が日本でサービス開始 36

ストーリー by nagazou
自治体需要はあるだろうなあ 部門より
SpaceXは11日、衛星インターネットサービス「Starlink」の日本での提供を開始した。Starlinkは数百~1000km程度の低高度を多数の小型の人工衛星でカバーする事業。アジアでのStarlinkの提供開始は日本が初めてだという。同社の公開した地図によると、現状の提供地域は関東、新潟北部、東北、北海道南西部となっている(SpaceX公式ツイートITmedia日経新聞ケータイ Watch)。

ITmediaの記事によると、利用料は一般家庭向けプランで月額1万2300円。サービスの利用には専用アンテナやWi-Fiルーターを含む「Starlinkキット」(7万3000円)が必要とされる。契約したと思われる方のツイートによると、東京23区で50Mbps位速度が出ており、レイテンシも34msほどだったとしている(Ken (玉川憲)氏のツイート市況かぶ全力2階建)。

合わせてKDDIは12日、SpaceXと国内の法人企業や自治体への衛星ブロードバンドインターネット「Starlink」提供に関する契約 を締結、国内の法人企業や自治体向けにStarlinkの提供を開始すると発表した。山間部や島しょ地域、自然災害時などにおいて安定かつ高信頼な通信を必要とする法人企業向けに提供される。2022年内の提供開始を目指すとしている(KDDI)。
15822156 story
地球

ニュージーランド、牛げっぷに課税。農業団体は猛反発 35

ストーリー by nagazou
月賦払い 部門より
ニュージーランドは11日、牛などの家畜のげっぷや尿といった温室効果ガスを排出する農家に直接課税する世界初の計画を発表した。ニュージーランドはの農家は乳牛と肉牛計1千万頭以上を飼育。世界最大の乳製品輸出国でもあり、同国内全体の温室効果ガスの約半分は農場から排出されているという。一方で農業団体からは国際的な価格競争力を失い、産業空洞化を招くと反発を受けているそうだ(産経新聞)。

あるAnonymous Coward 曰く、

どうやってげっぷの量を把握するんだろ!?

15822171 story
アメリカ合衆国

カリフォルニアでは食料品店でのビニール製野菜袋が2025年から禁止に 51

ストーリー by nagazou
親の敵のように野菜袋いっぱい持っていく人見かける 部門より
カリフォルニア州では、Gavin Newsom州知事が署名した法案により、スーパーマーケットで使用されているロール状の薄いプラスチック製ビニール袋、いわゆる野菜袋を段階的に廃止することが決まった。こうした青果物袋が廃止されるのは全米で初めてだそうだ(MediaNews)。

同州では2025年1月1日までに、これらの袋を再生可能なものか生分解性プラスチック製に交換しなければならないとしている。この法案は、Susan Talamantes Eggman上院議員(民主党)が提出、民主党のほとんどが賛成、共和党のほとんどが反対したものの議会を通過したとしている。
15822209 story
宇宙

17 世紀に偽名で書かれた天文学の論文、ガリレオ・ガリレイの執筆が確認される 17

ストーリー by nagazou
確認 部門より
headless 曰く、

17 世紀初めに Alimberto Mauri という偽名で書かれた 1604 年の超新星に関する論文「Considerazioni Astronomiche (天文学的な考察)」の著者がガリレオ・ガリレイであると確認されたそうだ (カフォスカリ大学のニュース記事Ars Technica の記事Medievalists.net の記事)。

この論文は長年にわたって偽名で書かれたと考えられており、出版当時からガリレオの偽名だと考える人がいた。しかし、これが証明されることはなく、唯一の証拠と考えられていたガリレオの署名入りの手紙が最近の研究で偽者と判定されてしまう。

ところが、これまで重要ではないと考えられていたガリレオのメモの中から証拠が見つかることになる。このメモはフィレンツェ国立中央図書館に収蔵されていたもので、さまざまな時期にさまざまな研究テーマについて書かれたメモを集めたものだ。メモに含まれる 1604 年の超新星に関する論文の手書き草稿は、ロドヴィーコ・デッレ・コロンべの著書に反対するためにガリレオが書いたものだと確認されているが、公式のガリレオ著作集に含めるほど重要ではないとみなされ、出版もされていなかった。

このメモの 31 ページ目には「デッレ・コロンべが私(ガリレオ)について軽蔑を込めて語った場所」というリストがあり、デッレ・コロンべの論文「Risposte (回答集)」内の場所を示している。しかし、この論文は Considerazioni Astronomiche に反論する内容で、ガリレオには一切触れていない。そのため、ガリレオは偽名で執筆したにもかかわらず、Alimberto Mauri への批判を自分への批判として受け取り、自ら著者であることをメモの中で明かしたと考えられる。

偽名で論文を執筆した理由として、地政学的リスクを避けようとしたという説が有力なようだ。当時ガリレオはヴェネツィア共和国のパドゥアで仕事に成功していたが、収入は不足していたという。そのためローマで後援者を探すため論文を執筆したのだが、ローマ教皇庁とベネツィアが対立していたため偽名を使ったとのことだ。

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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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