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2023年2月のサイエンス人気記事トップ10
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JAXA

H3 ロケット試験機 1 号機、異常を検知して打ち上げ中止 197

ストーリー by headless
中止 部門より
AC0x01 曰く、

2月17日に打ち上げを予定していた日本の新型基幹ロケット「H3」は10時37分にカウントダウンを終えメインエンジンが着火したが、固体ロケットブースター (SRB-3) が着火せず、打ち上げは中止となった (NHK ニュースの記事 )。

現在は中断直後のため原因は不明だが、これから詳しい調査が行われる見通しだ。ただこうしたトラブルはよくあるもののようで、幸いロケットや衛星が壊れたわけでもなさそうなので、早期に問題解決して打ち上げ再開となることを願いたい。

JAXA の発表によると、ロケットの自動カウントダウンシーケンス中に 1 段機体システムが異常を検知し、SRB-3 の着火信号を送出しなかったとのこと。

16490425 story
サイエンス

窓ガラスの間に水を循環させる断熱窓。エネルギー使用率を25%低減 77

ストーリー by nagazou
水が漏れそうでこわいな 部門より
イギリスのスタートアップ「Water-Filled Glass」が、断熱性能の高い「Water-Filled Glass(水で満たされたガラス窓)」を開発したそうだ(designboom magazineナゾロジー)。

この窓は二重ガラスの間に水を満たす構造となっており、この目に見えない水の膜は、太陽光からの熱を吸収したり、建物の内部から逃げる熱を吸収するそうだ。窓内部の水が一定の温度に達すると、その温水をポンプで排出。壁のパイプを通って建物内の貯蔵タンクに移動する。貯蔵された温水は蛇口からシャワーやお風呂の温水として利用できるとしている。

貯蔵された温水の温度は40℃以下にしかならないが、給湯器の負担を低減させる役割は期待できるとのこと。また冬場は凍結しないよう3層ガラス構成の「トリプルガラス」仕様になっているという。夏は涼しく冬は暖かい室内を提供できるほか、新技術の窓と標準的な窓と比較した場合、エネルギー料金が約25%削減できると開発メーカー側は推測しているという。
16508866 story
地球

昆虫食への根強い拒否反応。9割の人が「食べたくない」と回答 180

ストーリー by nagazou
グルメ専門家の啓蒙活動が必要 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

食糧問題の解決策としてたびたび話題になる昆虫食ではあるが、「ホットペッパーグルメ外食総研」の調査によれば、回答者の約9割が昆虫食を避けると回答するなど、いまだに世間一般からの拒否反応は強いようだ(J-CASTの記事)。

この調査は、全国20~60代男女へのアンケート計1035件の回答によるもの。調査結果によれば、さまざまな食品に対する選択肢で「絶対に避ける」「できれば避ける」をあわせた数字が最も多かったのは「昆虫食」(88.7%)、次いで「人口着色料」(73.5%)、「3Dフードプリンターで作った食品」(70.3%) だったという。

特に昆虫食が嫌われている理由について、同研究会では「昆虫食がこれまで罰ゲームのように否定的な形で扱われてきた」ことや「食糧危機のため仕方なく食べさせられるもの」として認識させられているといった分析を行っている。なお、この記事と、また同時期に日刊ゲンダイの記事で「コオロギを食べるのは危険」と報じられたこともあってか、ここ数日Twitterなどでは昆虫食への激しいバッシングと、一方でバッシングへの反発が飛び交っているようだ。

16502360 story
アメリカ合衆国

米カリフォルニア州の2022年の新車販売台数、EVが初のHV超え達成 127

ストーリー by nagazou
政策の力 部門より
米カリフォルニア州の新車販売数で、電気自動車(EV)の販売台数がハイブリッド車(HV、プラグインハイブリッド車=PHVを含む)を初めて上回ったという。2022年のEVの販売台数が21年比62%増の28万5199台に。一方でハイブリッド車などは、半導体不足などの影響で10%の23万3496台となったことが影響したとしている。車種別でもテスラ製EVが州内の今回初めてベストセラーカーになったとのこと(日経新聞)。

あるAnonymous Coward 曰く、

アメリカは再生可能エネルギーと系統連系の蓄電池の伸びも大きいし、急速に未来に進化してるようだ。

16500520 story
地球

月の砂をラグランジュ点に撒いて太陽光を遮り気温を下げるという案 91

ストーリー by nagazou
宇宙の方がタチが悪いと思う 部門より
以前から高層大気に太陽光を遮る物質を撒くことで、太陽光の入射量を減らして温暖化を遅らせるソーラージオエンジニアリング(太陽気候工学)という手法が提示されている。火山の噴火で火山灰により太陽光が遮られるのと同じ理屈だが、サイエンスライターの秋山文野氏の記事によると、火山灰を模した物質を大気中撒くという手法などにも反対が多く、スウェーデンでの技術実証が中止されたこともあるという(Yahoo!ニュース個人PLOS Climate論文)。

地球でダメなら宇宙でということで、ユタ大学の研究者らは、宇宙空間で月面の微細なチリを散布することで太陽光の入射を減らすという構想を持っているらしい。まだ試算の段階だが、1000万トンのダストを太陽と地球の間のラグランジュ点(L1)に散布すると、太陽光の入射量を年間で6日分ほど低減できるのだそうだ。

あるAnonymous Coward 曰く、

地球の上層大気で同じような事をする案が否定されたので代案として出てきたというものらしいが、危険性は同じようなものではなかろうか?

16500352 story
ゲーム

国立天文台 (NAOJ) が制作した TRPG、日本語版は準備中 55

ストーリー by headless
国立 部門より
minet 曰く、

国立天文台 (NAOJ) が「新しい科学コミュニケーションツール」としてファンタジーTRPG「Sandcastle」を制作した (公式サイトNAOJ のツイートAUTOMATON の記事)。

現在のところ英語版のみであり、日本語版は準備中だが、公式サイトではルールブック、キャラクターシート、2本のシナリオを無料公開している。科学を楽しむシナリオを順次配信予定とのことで、期待したい。国立の研究所が制作した TRPG は初だという。

16490446 story
ニュース

奈良公園のシカは独自の遺伝子を持つ 38

ストーリー by nagazou
変わり者だったのか 部門より
福島大学と山形大学、奈良教育大学の共同研究によると、奈良公園のシカは、周辺地域に生息するシカとは異なる遺伝子型を持っていることが分かったそうだ(NHK読売テレビニュース[動画])。

研究チームは、20年ほどかけて奈良公園周辺や紀伊半島各地に生息しているニホンジカ、およそ300頭の遺伝子のサンプルを収集・解析したところ、奈良公園のシカから独自の遺伝子型が発見されたという。これはほかの地域のシカからは全く検出されていないとのこと。奈良公園のシカの集団は少なくとも1000年以上、別の集団との交流が無かったことが判明したとしている。
16513190 story
JAXA

H3ロケットの打ち上げ中止、電源供給系統のトラブルと判明 60

ストーリー by nagazou
無理に年度内で片付けようとしないで欲しい 部門より
JAXAは22日に開催された有識者会合において、17日に打ち上げを中止したH3ロケットに関する原因調査にに関する調査報告を公開した(JAXATECH+産経新聞)。

当日の状況としては、ロケットの打上げ条件成立後、点火信号を送信しようとする直前になって1段機体制御コントローラが異常信号を検知。飛行制御ソフトウェアが以降のシーケンスを停止したとしている。原因に関しては、現時点では機体や地上設備の電気的な挙動が影響を与えた可能性が高いところまで原因を絞り込んでいるとのこと。JAXAは、3月10日までの予備期間中の打ち上げを目指すとしているものの、見通しは不透明となっている。

あるAnonymous Coward 曰く、

現在は発生した現象が特定された状態。何故この現象が起きたのかは引き続き調査中のようだ。

16491309 story
テクノロジー

ライオン、すすぎゼロで洗える洗剤「アクロンスマートケア」を発売 44

ストーリー by nagazou
モード切替忘れそう 部門より
ogino 曰く、

ライオンから、おしゃれ着などに使えるすすぎが要らない洗剤「アクロンスマートケア」が2月22日に発売される(ニュースリリース製品情報家電Watch)。

通常の洗濯では洗い1回、すすぎ2回のところ、脱水のみで仕上げるため、洗濯時間、水、電力・CO2が半分で済み、衣類へのダメージやシワも少ないとのこと。洗浄力は一般の洗剤には劣るようだが、衣類へのダメージに対しての不満などに対応できるとしている。

従来の洗剤では大量の界面活性剤により汚れを浮かせるのに対し、アクロンスマートケアでは「スマートケア成分」を使うことで、50%という少ない量の界面活性剤でも汚れを包み込む効果があるという。これにより脱水だけでも界面活性剤の残りが気にならないとしている。

16504400 story
日本

サバの記録的な不漁で、サバ缶詰の出荷が一時停止される事態に 67

ストーリー by nagazou
不漁 部門より
サバの記録的な不漁を受けてサバ缶の価格が上昇中だそうだ。大手水産食品の極洋は3日、この影響でサバ缶詰の出荷を一時停止したと発表した。不漁の影響で加工に適したサバの水揚げが減っているのが理由であるという。同社のサバ缶詰30品のうち28品を休売する方針(極洋リリース日テレNEWS)。

日テレNEWSによると、サバは秋の終わりから冬に旬を迎えるため、本来なら2025年に賞味期限を迎えるサバ缶が店頭に並んでいる時期だという。しかし、現在、店頭で販売されているサバ缶は、1シーズン前に製造されたものが多いようだ。サバに関しては、昨年も福井県小浜市のブランド養殖魚「小浜よっぱらいサバ」が猛暑の影響で出荷停止になり、話題になったことがあった(福井新聞ONLINE)。
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