H3ロケット試験機1号機、第2段エンジンに点火せず打ち上げ失敗 194
ストーリー by nagazou
残念 部門より
残念 部門より
AC0x01 曰く、
先日の打ち上げ中止を経て、改めて3月7日午前10時37分に打ち上げられたH3ロケット試験機1号機だが、第1段は順調に飛行を続けたものの、第2段分離後にエンジンが点火せず、打ち上げに失敗した(NHK)。
JAXAの打ち上げ実況では、第2段分離後に第2段エンジン点火のお知らせがなく、速度も上がらなくなったことから、困惑のコメントが溢れていたが、点火しなかった模様である。その後に指令破壊の信号が送られ、ロケットは破壊されたとのこと。新開発のLE-9エンジンを搭載した第1段ではなく、第2段のトラブルというのは意外ではある。
今回の機体は試験機であったが、コスト削減のためにダミーペイロードではなく、280億円をかけて開発した地球観測衛星「だいち3号」を搭載してしまったため、試験機だから仕方ないとも言えない事態である。HII-Aの生産が終わっていることもあり、日本の宇宙開発に大きな影響を与えそうである。
金を惜しむから損をする (スコア:5, すばらしい洞察)
今回の機体は試験機であったが、コスト削減のためにダミーペイロードではなく、280億円をかけて開発した地球観測衛星「だいち3号」を搭載してしまったため、試験機だから仕方ないとも言えない事態である。
いや、初物のロケットなら失敗する可能性は高いことを覚悟のうえで、本番の衛星を積んだんだろう? 280億円の衛星が消し飛ぼうが、いまさら文句言う部分じゃないと思う。
開発予算を惜しんだから、けっきょく損をしてる。たかだか2000億円しか開発予算つけてないのが、悪い。
Re:金を惜しむから損をする (スコア:2)
まったくその通りだと思う。
ただこの先も予算は増えないだろうし、人員に至っては減っていくだろうから、どうにかして今のうちに H3 の完成度を上げてほしい。
Re:金を惜しむから損をする (スコア:1)
>失敗する可能性は高いことを覚悟のうえで
H2の成績が優秀だったので割と楽観視してたんじゃないの。そううまくはいかなかった。
Re:金を惜しむから損をする (スコア:2)
原設計はDelta IIなので、国産化比率が上がるほど苦労してると言えるかもしれない……
Re:金を惜しむから損をする (スコア:1)
え、前回の打ち上げの前から「何で試作機に本物載っけるんだよ」って意見いっぱい見た気がするけど気のせい?
Re:金を惜しむから損をする (スコア:2)
F9の方が安くなかったかなと思ってググったら、$97mm(130億)に対して50億円(目標)で半額なんですね。安かろう悪かろう、なのか……
Re:金を惜しむから損をする (スコア:2, 参考になる)
Falcon9は6,700万ドル(91億円)だそうよ。(あなたは多分9と6間違えてる。)
最近まで価格は6,200万ドルだったが、インフレ調整により500万ドル値上げされた。とのこと。
https://www.sbbit.jp/article/cont1/86235 [sbbit.jp]
ただしこの価格、打ち上げ需要があり、しかしライバル不在なので、値段下げる理由も無いからこの値段らしい。
実際は2,800万ドルという説がある。
H3とかもうね…。太刀打ちどころかなんだろねこれ。勝負になってない。
Falcon9はエンジンが10基必要だが、量産しやすい作りのため、エンジン1基一億円ぐらいだって話もある。
だからロケット全体を新造してもけっこう安いみたいだね。
Re:金を惜しむから損をする (スコア:2)
Falcon 9 rocket has gone up from $62 million to $67 million and it now costs $97 million, rather than the previous $90 million, to book a flight of the company's huge Falcon Heavy launcher.
https://www.space.com/spacex-raises-prices-launch-starlink-inflation [space.com]
FHが$97MMでF9が$67MMか。読み違えました。失礼。
Re:金を惜しむから損をする (スコア:1)
金に糸目をつけないなら、衛星を2機製造して、試験打ち上げも本番も両方本物の衛星を乗せればいいのでは。
ロケットは20機ぐらい一気に製造して単価を下げてしまおう。衛星だって予備機がいるし、同一軌道に時間差をつけて周回させれば観測頻度もあがるし、10基ぐらい追加しとこう。
・・・ぐらい、金に糸目をつけない日本であってほしいものだなぁ。
Re:金を惜しむから損をする (スコア:2)
実用衛星として"製造"しようとすると国際入札による調達を求められてしまって、そうするとLMとかSSLとかBoeingとかに食われてしまって研究所と電機系と重工業が入り乱れて偽装請負でよしなにできないっぽいんですよ。なので日本の衛星はワンオフばっかり。
Re:金を惜しむから損をする (スコア:2, 参考になる)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%AD%E3%... [wikipedia.org]
カッパロケットを輸出したら輸出先で兵器として使われてしまった実例があるからね
仕方ない
Re:金を惜しむから損をする (スコア:2)
本土とか北海道に射点を作ったほうが早いですよ。島である必要はなんもないので。
極軌道なら緯度は関係ない (スコア:4, 参考になる)
島である必要は無いですが、南の方が自転速度使えるので、北海道にはしないと思います。
昔は秋田で打ち上げていましたが、種子島に移転したので。
これももう何度も言われてるけど、「赤道に近いほうが自転速度が使えて有利」というのはちょっと違って「同じ緯度の軌道傾斜角に打ち上げる場合、地球の自転エネルギーを使えて有利」ってだけの話なのです。
なので赤道上空の静止衛星軌道に打ち上げるなら赤道に近いほうが有利ですが、極軌道(今回のだいちなんかまさに極軌道)に打ち上げる場合は赤道に近い(緯度が低い)メリットがないのです。
でもって種子島は極軌道に打ち上げる場合、南側に真っすぐ打ち上げると第2段燃焼中にフィリピン上空を通過するので危険(今回の指令爆破もフィリピンの陸地上空だとできなかった)なのでまず東に向けて打ち上げてから南にターンさせるというドッグレッグターンをしないといけないので不利なのです。
だから北海道の南側が開けた陸地に極軌道専用の射場を作るというアイデアは結構メリットがあるのです。そこまでカネをかけるメリットがあるか?という問題はありますが、筋はそう悪くないんすよ
Re:金を惜しむから損をする (スコア:1)
あかん時はあかん (スコア:2)
そんな感じやね…
第2弾の点火かぁ
だいちは作り直すにしても 開発費が2重にかかるわけじゃないだろう
けどスケジュールがなぁ
Re:あかん時はあかん (スコア:2)
ロケットは失敗するものなのに1回の失敗だけで
飛行機に次いで 日本の技術の没落ガー! とか視野が 1m の人々がワンサカ出てくるので、今現在(12:08)の srad をみて安心。
Re:あかん時はあかん (スコア:1)
ロケット業界では、今回のようなものが「失敗」で、それ以外は「中断」とか用語が決まっているんですよ。
これは「失敗」だと保険が支払われるとか保険金額が変わるとかあるので、そうなってます。
だから、ロケット界隈の専門家に、「(一般的な意味で)失敗ですか?」と聞いて、失敗じゃないですよと返ってくるのは当然なのですよ。
シチュエーションとそれに対応する用語の解説 [twitter.com]と、それを踏まえて一般向けに解説したのがこれ [note.com]なのでどうぞ。
Re:あかん時はあかん (スコア:1)
上段が点火しなかったというトラブルは初めてじゃないか?
爆発的事象が生じたトラブルよりもかえって原因究明が難しいかも
XXやYYやZZに問題が生じたと推定されるが根本原因の特定が不可能なので品質管理を強化した上で再打ち上げ~という悶々とした結果になるに一票
Re:あかん時はあかん (スコア:2)
確かに、点火が確認されないのは珍しいですね。燃えてるけどあらぬ方向を向いてるとか、異常な衝撃と振動に続いて急激に推力が低下(婉曲表現)したとか、燃焼が予定より早く停止している、とかは見かけるんですけど。うーん、Ariane 5のように前級から引き継ぎとした部分で前任者の想定を超えた使い方をしたパターンか、Falcon 1のように分離そのものが失敗しているパターンか……
Re:あかん時はあかん (スコア:1)
起こった現象としては多分先日のSRB不点火と同類の電気的な問題ではないかと。
(エンジン自体は枯れたLE-5系なので)
きっちりテレメトリのログを追えれば何が起こったかは突き止められそうですが、何故かは難しいかもですね。
Re:あかん時はあかん (スコア:2)
エンジン燃焼室は同一でも燃料配管は新規設計だし、慣性飛行中なのでスロッシングで泡噛むとかもありますよ。
Re:あかん時はあかん (スコア:1)
三菱重工業株急落 (スコア:2)
瞬間2%下げた
Re:三菱重工業株急落 (スコア:1)
米宇宙ベンチャーの株とか買ってるんですが、基本的にロケット会社は、ロケット打ち上げに成功しても当然ということで上がらなくて、失敗すると爆下げなんですよね。世の中厳しい。
(でも今回は初打ち上げだったから、無事に上がったらよしよしということで上がってたかも?)
不味い情報は隠すというJAXAの体質 (スコア:2, すばらしい洞察)
JAXAのyoutube公式配信見てたんだけど
https://www.youtube.com/live/y2V9ZSlNCPU?feature=share&t=3903 [youtube.com]
第1段エンジン燃焼停止・第1段第2段分離のあたりでロケットの速度・高度のテレメトリを表示するのをやめて司会の2人と発射場の風景に戻してる
でもってその後ですこしテレメトリは映るんですが「2段の点火が確認されてない」ってアナウンスがされたあとで「情報を確認中です」とかいった後ではもうテレメトリの表示をやめて発射場の遠景だけ映してる。放送事故じゃないんだからさあ
「失敗っぽいから不味いデータは隠せ」っていう反射的な行動やめようよ
都合が悪くてもこういうのは全部生データをさらけ出すのが一番いいんだって
Re:不味い情報は隠すというJAXAの体質 (スコア:4, 参考になる)
いや、こんなもんです。欧州ESAのアリアンも、インドISROの各種ロケットも、SpaceXも、上段不具合の時はまったく同じ流れをやります。だいたい前スレのコメント [srad.jp]通りの流れかと思います。
Re:不味い情報は隠すというJAXAの体質 (スコア:2)
それを判断するのは放送席の役割ではない。
Re:不味い情報は隠すというJAXAの体質 (スコア:2)
サードパーティの中継ではやりますよ。公式ではやらないです。
Re:不味い情報は隠すというJAXAの体質 (スコア:2)
確たる情報も何も無いのに、司会が勝手なこと言っていいと仰る?
あなた自身がその立場に居るとき、そんな身勝手な行動が取れるのですか?
ロケット打ち上げは発射後何秒に高度何キロで時速何キロ、という予定データが事前に公開されているのでテレメトリーのデータがそれに合致してるかどうかは誰でも判断できます。
なので今回の打ち上げではYoutubeで視聴者が「速度落ちてね?」「第2段点火してないっぽい?」と騒いでたわけです。
視聴者に騒がれる前に司会が「予定より速度出てないですね」くらいは言えますよ。それがリカバリー可能な範囲かどうかは詳しい専門家を横に置いておけばいいわけで。
Re:不味い情報は隠すというJAXAの体質 (スコア:2)
そんなのはごく一部のアレゲな人間だけだよ
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:不味い情報は隠すというJAXAの体質 (スコア:1)
それは中継での表示を止める理由には全然なってないね
下がり続ける速度と高度のデータを出し続ければいいじゃん
破壊するしないの意思決定と中継の画面表示は独立した別の事象
Re:不味い情報は隠すというJAXAの体質 (スコア:1)
>追跡用レーダでテレメトリとの差を確認したりとかっていう作業をやってるんだから
>別に世界的にもそんなもん一時的に映像とめるしそんなもんだよ
やっぱりどう考えても映像にテレメトリ出すのを止める理由にはなってないんだよな
Re:不味い情報は隠すというJAXAの体質 (スコア:1)
「そういった要素が排除できない」→「テレメトリ表示を止める」って思考自体がどうなのよって話。
そもそも表示すべきデータが受信できてないのであれば表示を止めるというのも選択肢にあがるけど今回はそうではない。
流石に中止とは言えないか (スコア:1)
積み荷が爆発四散してしまっては…
Re: (スコア:0)
安全に停止して自爆に成功しましたので中止です。
Re: (スコア:0)
共同通信記者に今どんな気持ちか聞いてみたい。つーか失敗会見にあいつ出てくるのか?
Re:流石に中止とは言えないか (スコア:2)
つーか失敗会見にあいつ出てくるのか?
臆面もなく「失敗、失敗!」と囃し立てそうだ。
で、「これこそが失敗で、前回のは中止なんです。やっと違いをおわかりいただけましたか?」と煽り返される、とか。
Re:流石に中止とは言えないか (スコア:1)
2月17日
共同通信記者「失敗だ!」
山岡史郎「失敗?あなたに本当の失敗というものをお見せしますよ。再来週またここにいらしてください」
3月7日
共同通信記者「…これが本当の失敗なのか!じゃあ私がいままで失敗だと思っていたのは…」
Re:流石に中止とは言えないか (スコア:1)
鬼門の一段目燃焼は成功したが、ミッションとしては失敗だわな。
再試験を繰り返した1段目じゃなく、あっさり試験が終わった方の2段目でやられるとは思わなかったろう。
狂気の独裁者と官僚組織の対決 (スコア:1)
三菱重工とJAXAのコンビはもうアカンな。
果てしない夢と時間とコストを乗せて墜落したMRJプロジェクトに続き、こちらもか、と。
しかもMRJ中止の発表をして1ヶ月も経たないうちにH3まで失敗する魔の悪さ。おまけに短期間に2回連続。
柔軟性・高信頼性・低価格の3ゴールのうちの後者2つに、もう限りなく赤に近い黄色信号。
しかも低価格については再利用性を謳ったSpace Xがすでに成功させてしまっているのに、いまさら
使い捨て型で低コスト化を頑張るセンス。
独善的なほどの強烈なビジョンと熱意と実行力を持ったひとりの人間に、官僚主義的な組織が束になっても敵わないということか。
JAXAの打ち上げライブ動画 (スコア:0)
H3ロケット試験機1号機/先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)打上げライブ中継 [youtube.com]
まだ何も情報無いので、とりあえず打ち上げのライブ動画でも貼っときます。
X+00:05:04の第2段分離までは何事も無かったのに、まさか最後の最後で…。
Re:仏の顔も三度 (スコア:1)
Re:とりあえず (スコア:2)
SRB分離から少し後の姿勢を見ると完全に横向いちゃってるんで、LE-9の片方がダメだった可能性はあると思います。第二段が点火しなかった原因が二段そのものの故障とは限らないです。
# KSPで散々見た
# RSOは何やってるの?
Re:とりあえず (スコア:2)
ドッグレッグ説は見かけますが、考えにくいと思いますね。カメラはSRBと同じ方向に動いているし、超音速であんな姿勢変更をしたら折れます。
Re:とりあえず (スコア:1)
いや、アレはドッグレッグだと思います。
まずはこの図を見てください。
https://uchubiz.com/wp-content/uploads/2022_12_23_uchubiz_sato_nobuhik... [uchubiz.com]
引用元: https://uchubiz.com/article/new11768/ [uchubiz.com]
その大元: https://www.jaxa.jp/projects/files/youtube/h3_alos-3/20230303/jaxa_doc-01.pdf [www.jaxa.jp]
90度近くガッツリ曲がってるね。
https://youtu.be/y2V9ZSlNCPU?t=3848 [youtu.be]
打ち上げ中継のこの辺りに、上からの図がある。SRB-3 JETTISON の直後辺りから曲げてるので、タイミング的には妥当に思う。
>超音速であんな姿勢変更をしたら折れます。
SRB-3切り離し時点で高度40kmを超えてるので、大気密度的には問題無いと思う。噴射炎の広がりから大気が薄いのが分かる。
めっちゃ横向いてるように見えるのは、超望遠レンズでの圧縮効果もあると思うけど、まぁ心臓に悪いね。
東向きの速度を全部殺して南向きに加速する必要があるので、そういう意味でもガッツリ横向いてるんだと思う。
他の証拠としては、テレメトリの値は正常だった。
左右方向の経路については分からんかもしれないけど、高度と速度は実際のテレメトリデータをそのまま表示してるっぽいことが、前回の中止の時に判明してる。実際に値に問題はない。
そして、こっちが問題があった場合のテレメトリ。
https://youtu.be/y2V9ZSlNCPU?t=4170 [youtu.be]
「第2段エンジン点火」の表示が出たまま次に進まない。点火してれば左に流れている。
更に、飛翔経路データの実績線が予定の線に乗らずに放物線を描き始めている。速度の値もおかしい。
ここから、画面のテレメトリ表示は誠実だろうことが分かる。
てわけで、一段目が横向いたように見えるのはドッグレッグターンだと思います。
見かけ上横向いて落ちてるように見えるから非常に心臓に悪かったね。
Re:とりあえず (スコア:2)
カメラが仰角下げ方向に動いてるわけですから、ベロシティベクトルが横に突き抜けてるとしか思えないです。ロケットエンジンのジンバルごときであんな急激な機動はできないですよ。SRB-3の推力を失って1段LE-9の片発停止をカバーしきれなくなり姿勢が捩れた、と考えたほうが自然に思えますけどね。
Re:とりあえず (スコア:1)
んなわけあるかい。
ホントにそうだった場合、姿勢が乱れてどうにもならない状態なわけで、とっとと指令破壊してるよ。
何事も無く第1段燃焼終了まで進んでいる時点で、第1段の飛行に問題は無い。
(陰謀論者なら別の解釈はあると思うが貴方は違うだろ?)
それと、下方向にカメラ移動してるのは、地球が丸いから。
他の打ち上げ動画見てみたらどうかね。水平線の向こう側に落ちていくように見えるけど、高度が下がってるわけじゃないぞ。
(落下してる、って意味ではその通りなんだが地球の曲面に沿って落下している。)
腑に落ちないなら、夕焼けに突入する飛行機でも見てみればよいぞ。遠ざかるならカメラは下がる。当たり前。延々と上昇するわけじゃないのだから。
それと、「ベロシティベクトルが横に突き抜けてる」の意味が分からんが、飛行プロファイル見た?
ほぼ真東に向かってるロケットがほぼ真南に飛行方向を変えるわけで、単純化して言うならエンジンノズルは北東方向を向く。
つまりロケットは射場斜め右方向にUターンするように見える。
事実そのように見えてるよね。
東向きの速度ベクトルを南向きに転換するには、南西方向にベクトルを向けて加速しなきゃいけない。
「ベロシティベクトルが横に突き抜けてる」状態がこれだと思うのだが。
無論、第1段の飛行に問題があった可能性は正式発表あるまでは否定しないが、貴方の説が妥当である可能性は極めて低いと思う。
Re:とりあえず (スコア:1)
論より証拠です。リンクを張るので、今回とほぼ同じ条件のH-IIA40号機の発射の中継を見てください。
今回見えてた範囲の姿勢変更なんか目じゃないくらい姿勢変えます。
https://youtu.be/OAyL0VCf_L4?t=1906 [youtu.be]
Re:とりあえず (スコア:2)
ありがとうございます。感情的には信じがたいですが、テレメトリデータを見ても出てきている話を見ても一貫性があるので、ドッグレッグ説が正しそうですね。失礼しました。
Re:脱出なし? (スコア:1)
いくらパラシュート使おうが海面あるいは地面に降りた時点でぶっこわれて使い物にならねーよ。
打ち上げ途中で切り離した衛星を壊さず回収できるような技術は世界のどこにもない。