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2016年12月1日のサイエンス記事一覧(全2件)
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サイエンス

113番元素「ニホニウム」に正式決定。元素記号はNh 28

ストーリー by hylom
柔らかそうなお名前 部門より
reona. 曰く、

理化学研究所は30日、森田浩介グループディレクター(九州大学教授)らが発見した原子番号113番の新元素の名前が「ニホニウム」(元素記号は「Nh」)に正式に決まったと発表した(113番元素特設ページ読売新聞)。科学者でつくる国際純正・応用化学連合(IUPACIUPAC)が、森田氏らが提案した名前を採用した。

物質を形づくる基本的な要素である元素を、日本の科学者が命名するのは初めて。アジアでも初の快挙となる。ニホニウムは今後、教科書などの周期表に掲載される。

ニホニウムは森田氏らが2004年、原子番号30番の亜鉛原子を83番のビスマス原子にぶつけて作り出した。15年12月に命名権を得ていた。

この元素については海外の研究者も発見を主張しており、命名権がどこに与えられるかが議論されていたが、昨年12月に日本の研究グループに命名権が与えられることが決定していた。

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宇宙

宇宙誕生当初の光の速度が今より早かったことを検証するための予測が発表される 64

ストーリー by hylom
うーむ分からん 部門より

光の速度は常に一定とされているが、遠い昔はこの光の速度は今よりももっと早かったのではないかという説が出ているという(マイナビニュース論文)。

真空中の光の速度は毎秒約299,792,458メートルとされているが、宇宙誕生時から今までもし光の速度が一定だったとすると、宇宙の地平線問題など矛盾が生じる問題があるという。そのため、以前より光の速度は変化しているのではないかという複数の説も提唱されていた。これについてImperial College Londonの研究者らが、この理論の正しさを検証するための予測を発表したという(Imperial College Londonの発表)。

発表された予測は、初期宇宙の光速度が現在よりも速かった場合、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)のスペクトル指数が厳密に「0.96478」という値をとるというもの。

CMBはビッグバンによって宇宙が誕生してから約40万年後に生まれたものであり、もしその当時の光の速度が現在と異なっていれば、その影響がCMBから観測できるはずという予測のようだ。

昨今ではCMBの観測が進んでおり、高精度にその観測が可能になりつつある。そのため、この予測が検証できる日は遠くはないようだ。

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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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