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2018年1月21日のサイエンス記事一覧(全2件)
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国際宇宙ステーション

米民間宇宙船によるISSのクルー交代ミッション、実現はいつ? 16

ストーリー by headless
交代 部門より
NASAは米民間宇宙船による国際宇宙ステーション(ISS)へのクルー交代ミッションを2017年中に計画していたが、計画の延期が続いている。実現するのはいつだろうか(Ars Technicaの記事The Vergeの記事)。

NASAが民間宇宙船によるクルー交代ミッション計画にボーイングとSpaceXを選定したのは2014年。翌2015年には両社正式発注し、2017年後半に最初のミッションを計画していた。しかし、2016年末には2018年まで延期することを発表。2017年初めには2019年までのソユーズの座席予約を追加している。

現在のところNASAではボーイング、SpaceXともに2019年初めにはミッションを実施可能になると見込んでいるようだ。しかし、17日に発表された米会計検査院 (GAO)の報告書(PDF)によれば、SpaceXが2019年12月、ボーイングが2020年2月までずれ込む可能性があるとのこと。

GAOによれば、そもそもスケジュールが強引であり、両社は無理なスケジュールを利用してチームのモチベーションを高める一方、NASAはテスト用のマージンを追加しているのだという。また、スペースシャトル計画の終わり近くでも乗員を失う可能性はおよそ90分の1だったのに対し、民間クルー交代ミッションでは270分の1に設定されていることも難関の一つとのことだ。
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バイオテック

死んでいるのに鞭毛が活動して泳ぎ出す「ゾンビ・ボルボックス」を作り出す手法が開発される 51

ストーリー by headless
鞭毛 部門より
hylom 曰く、

緑藻の一種であるボルボックスは鞭毛によって移動することが知られているが、個体としては死んでいるにも関わらず鞭毛が運動を開始して泳ぎ出す、「ゾンビ・ボルボックス」を作り出す手法が開発された(東工大ニュースの記事)。

今回開発された手法では、まず界面活性剤でボルボックスの形態を保ったまま除膜する。この時点でボルボックスは死んでしまうが、エネルギー源となるATPを添加すると再び泳ぎ出すという。この手法は単細胞生物や多細胞生物の一部器官のみではよく用いられているものの、多細胞生物の個体全体を「ゾンビ化」することに成功したのは初めてだそうだ。多細胞生物個体に対する均一な界面活性剤処理は難しいが、研究チームは金魚すくいの要領で界面活性剤の入った溶液にボルボックスを漬け込むことで、均一に処理を行う手法を開発したという。

このことは鞭毛の性質を研究する過程で発見されたもので、ゾンビ・ボルボックスを使った実験により鞭毛運動の方向逆転がカルシウムイオンによるものであることを確認したとのことだ。

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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚

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