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細胞培養肉や植物性人工肉が入手しやすくなっても米消費者の半数以上が従来の肉を選ぶとの調査結果 18
お値段次第? 部門より
やや旧聞ではあるが、米国・インド・中国の消費者を対象に行われた細胞培養肉や植物性人工肉に関する意識調査の結果が発表されている(論文、FOODBEAST)。
調査はオンラインで募集した各国1,000名前後、合計3,030名を対象に行われた。オンライン調査のため、インドと中国の回答者は比較的収入が高く、都市部に住む人に偏っているが、近い将来に細胞培養肉を入手可能な人々を代表する層だと説明している。
米国では細胞培養肉をあまり知らないという回答が57.3%、非常によく知っているという回答は10.8%となっており、中国(35.5%/29.9%)やインド(25.5%/38.7%)と比べて認知度が低い。植物性人工肉については、3か国ともあまり知らないとの回答が30%台だったのに対し、非常によく知っているとの回答は米国で19.1%となっており、中国(29.9%)やインド(39.9%)と比べて低くなっている。
米国では23.6%が細胞培養肉を全く買いそうもないと回答しており、買う可能性が非常に高いとの回答は29.8%。中国(6.7%/59.3%)やインド(10.7%/48.7%)と比べて購買意欲が低い。植物性人工肉の購買意欲でも米国(25.3%/32.9%)は中国(4.4%/62.4%)やインド(5.5%/62.8%)を大きく下回る。細胞培養肉や植物性人工肉の入手性が従来の肉と同様になった将来を仮定した設問でも、米国では従来の肉を購入するとの回答が半数以上(52.5%)を占め、中国(29.8%)やインド(16.1%)を大幅に上回っている。
また、米国では肉を食べない人や肉をあまり食べない人で細胞培養肉の購買意欲が低く、肉をよく食べる人は植物性人工肉の購買意欲が低かったのに対し、インドや中国では細胞培養肉・植物性人工肉ともに、購買意欲は肉をよく食べる人の方が高かったとのこと。
米国での細胞培養肉・植物性人工肉の購買意欲はインドや中国よりも低かったとはいえ、買う可能性がそれなりに~非常にあるとの回答がいずれも4分の3を占る。そのため、論文ではこれら3か国の市場で細胞培養肉・植物性人工肉を受け入れる素地ができていると結論付けている。
一方日本では (スコア:2)
みんな謎肉食べてますから、抵抗はゼロでしょう!
Re: (スコア:0)
#Soylentという商標の謎肉はあるんだよな。ブラックユーモアにしても度が過ぎる。
Re: (スコア:0)
日本は既存の業界に配慮して余計な規制で発展を阻害しているうちに海外の技術革新に置いて行かれる最近よくあるパターンだろ
Re: (スコア:0)
アメリカは「技術革新の成果」を輸出するのは必死だが自国消費者は買わない、って記事なんだよなあ
Re: (スコア:0)
マルコメの大豆ミートは普通にスーパーで買えます。
食感も味も悪くない。
えーと (スコア:2)
ということですね。
肉として売らなければいい (スコア:1)
結局、肉食べたいんだし、カニカマみたいに別カテゴリとして売ればいいよ
人工物は、マーガリンみたいにいい悪いで年単位で循環するだけや
とにかく金がない (スコア:0)
細胞培養肉は安ければ買う
Re: (スコア:0)
「A5ランク級の霜降り肉を手ごろな値段で!」という触れ込みで売り出されそう、仮に安価に作れるとしたら
Re: (スコア:0)
これに尽きる
不況下では多くの消費者は安けりゃ買うので生産のコストが下がれば自然に移行していくんじゃないか
生産コストが下がるなら小売よりも先に外食産業から浸透していくと思う
Re: (スコア:0)
とにかく、安さと旨さのバランスが取れてから持ってこい。だよねぇ。
ポリコレだか、動物保護とか、そんな理屈はどうでもいい。
そうはいかない (スコア:0)
代替肉が高価で生産体制が整っていない間は消費者は高価で倫理的な代替肉と安価で非倫理的な畜産肉との難しい判断を迫られるはず。
その間なら確かにほとんどの消費者は代替肉には冷たい目を向けるだろう。
とは言っても代替肉が全需要を満たす程の生産量がない間は殺される動物の数はさして変わらない。
しかし、代替肉の生産体制が整って畜産が肉を食べる唯一の選択肢でなくなれば話が変わる。
そこから先は各国畜産業者・培養肉生産会社・動物愛護団体の政治力にもより不確定ではあるが、まぁ畜産肉は値上げされるだろう。
培養肉が味覚などを含めある程度代替可能になれば畜産業者への保護や優遇は必要ない。
さらには畜産動物の短い需要や低いQOLは外部不経済なのだからその内部化、つまり課税強化は合理的でもある。
畜産業者が抵抗を続けても、国連が中心となった国際社会で畜産の禁止・制限が課されるはずだ。
その間代替肉は現在の畜産肉をいくらか下回るくらいまでは値下げを続ける(需要が飽和すれば値下げは止まる)。
おそらく代替肉は畜産肉の味や栄養分を完全には再現しないだろうし、完全に近いまで再現したとしても拘ったり味の違いが分かると主張したり、あるいは気持ち悪いとか危険だとか様々な理由で忌避したりする人はいるだろう。
一定の需要があり畜産肉の生産も多少は続けられるかもしれない。
だが、価格がはるかに安くほぼ味が同じ代替肉があるというのに、特別な機会はともかく日々の食事においても畜産肉を消費しつづける事はできないだろう。
そのつもりだったとしてもそうしつづけられる人は極僅かに過ぎない。
Re:そうはいかない (スコア:2)
ある程度の代替品が出てきたところで
可愛そうとか気持ち悪いとかの理由で普通の獣肉が駆逐されるんじゃ無いかなぁ
犬食や猫食、あるいは昆虫食かジビエみたいな扱いに落ち着きそう
どっかの国がオリンピックを気に恥ずかしい動物食を一掃しましょうとか言い出すとかありそう
米消費者 (スコア:0)
肉の話しをしているのにコメの消費者を調査してどうするんだと思っていたら、米国でしたか。
# 「全米(コメ)が泣いた」というシチューのCMがあったな。
遺伝子組み換え食品と同じ (スコア:0)
むかしは遺伝子組み換え食品は拒否反応があったが、
いまじゃ当たり前のように食べられてる
培養肉はみんな食べたことが無いから不安なだけで、
ふつうの肉より安くなれば、そのうちだれも気にせず食べるようになる
何のためにヴィーガンの皆様がいらっしゃると思ってんだ (スコア:0)
こういうとき真っ先に食生活に加えてもらって、一般人のための人身御k…アーリーアダプタとしてSNSで惨jy…素晴らしさを報告してもらえるじゃないですか!
結論!牧畜を革命するのが一番早い! (スコア:0)
虫食うとか肉培養するとか
なんであからさまに遠回りな対策とるかな?
どストレートに牧畜革命起こせば一番早いと思うんだけど
問題になってるのは餌の問題だろ?
アマゾン切り開いて牧草地にするのは論外だけど
北米だと大豆ととうもろこしが最もよく使われている
でもこれらは光合成で作られた植物体の一部しか使われていない
もっと効率的に利用できる飼料の開発こそ一番の早道じゃないだろうか?
光合成効率ではイネ科、窒素供給ではマメ科の植物を改良して
より効率的な飼料作物を作り出すほうが早道だと思うよ
これで牛を飼えば堆肥の供給源にもなるし
穀物の増産にもつながるし
温暖化と食糧問題が一気に解決する
Re: (スコア:0)
穀物の改良も頑張ってやってますよ