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2016年6月18日のサイエンス記事一覧(全2件)
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宇宙

SpaceXのFalcon 9ロケット、ドローン船上への着陸・回収に今回は失敗 22

ストーリー by headless
失敗 部門より
4月以降、ドローン船上への着陸・回収3回連続で成功していたSpaceXのFalcon 9ロケットだが、今回は失敗したようだ(The Vergeの記事Ars Technicaの記事動画: 着陸の場面は26分過ぎ)。

Falcon 9は2基の通信衛星、Eutelsat社のEUTELSAT 117 West BとABS社のABS-2Aを搭載し、15日に米国・フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。2基の通信衛星は予定通り静止トランスファー軌道に投入され、打ち上げは成功した(SpaceX Newsの記事)。

Falcon 9の第1段は大西洋上に浮かぶドローン船「Of Course I Still Love You」上に無事着陸したかのように見えたが、煙の中から炎が上がり、直後に船上のカメラがフリーズしている。イーロン・マスク氏のツイートによると、Falcon 9は破壊されてしまったようだ。その後マスク氏は、液体酸素がなくなったことでデッキに着陸する直前にエンジンが停止したと動画を添えてツイートしている。

Falcon 9の次の打ち上げは国際宇宙ステーション(ISS)への補給ミッションで、7月16日に予定されている。このミッションでFalcon 9の第1段はケープカナベラル空軍基地への着陸を試みるとのことだ。
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宇宙

131億光年彼方の銀河に酸素が発見される 30

ストーリー by headless
酸素 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

国立天文台などの研究チームがアルマ望遠鏡を使った観測により、電離した酸素を地球から131億光年の距離にある銀河SXDF-NB1006-2で発見した。これは、これまでで最も遠く(最も古い)で見つかった酸素だという(国立天文台のプレスリリース)。

SXDF-NB1006-2は国立天文台すばる望遠鏡で2012年に発見された銀河で、当時発見されていた中では最も遠い銀河だった。131億光年の距離ということは、今回観測されたのは宇宙が誕生して7億年ごろに発せられた光となる。

宇宙誕生後数億年が経過すると天体が形成され、ビッグバン当初の電離状態を脱して生まれた原子(ほとんどが水素とヘリウム)が天体の発する光によってて再び電離されていった。この宇宙誕生からおよそ10億年ごろまで続く現象は「宇宙再電離」と呼ばれる。今回発見された酸素も電離されており、大量の巨大星から出る紫外線が原子を電離させたと考えられている。

具体的にどんな天体が宇宙再電離を引き起こしたのかは研究者の間でも議論がわかれているそうで、今回の発見は、大量の星を含む原始的な銀河が電離源であるという考えを裏付けるものといえそうだ。

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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー

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