訃報:藤井旭さん 20
訃報 部門より
昭和の天文少年にとって憧れの偉人の一人である藤井旭さんが亡くなられました (月刊 天文ガイドのツイート、 Sponichi Annex の記事、 朝日新聞デジタルの記事)。
藤井氏は 81 歳。天文ガイドで毎月の星空案内を執筆しており、先日「藤井 旭の天文年鑑 2023年版」が刊行されたばかりだったが、12 月 28 日に逝去したそうだ。葬儀は近親者のみで執り行われるとのこと。
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昭和の天文少年にとって憧れの偉人の一人である藤井旭さんが亡くなられました (月刊 天文ガイドのツイート、 Sponichi Annex の記事、 朝日新聞デジタルの記事)。
藤井氏は 81 歳。天文ガイドで毎月の星空案内を執筆しており、先日「藤井 旭の天文年鑑 2023年版」が刊行されたばかりだったが、12 月 28 日に逝去したそうだ。葬儀は近親者のみで執り行われるとのこと。
結論としては、姿勢制御用の米Vacco製ガスジェットスラスタのバルブが噴射後に十分に閉じず、打ち上げ延期の間にプレナム(ガス貯め)に溜まっていた液体推進剤が噴射され続けた結果、異常回転に繋がったのではないかと推定している。バルブが閉じなかった原因としては、こちらも打ち上げ延期の間にシール特性が劣化した可能性やコンタミ混入などの可能性があるが、スラスタの内部はブラックボックスであるため、これ以上の原因究明は難しいという。
宇宙から地球を観測する衛星だいち3号は、670km上空から地上にある80cmの物体を見分けられるという。これを人間の視力で例えると、視力243.6となる(NHK)。
視力検査の際、アルファベットの「C」のような記号が使われる。「ランドルト環(かん)」と呼ばれ、つながっていない部分の長さおよそ1点5ミリを5メートル離れた場所から見て、途切れているのがどの方向か分かれば視力1.0。国立天文台 天文情報センターの山岡均センター長によると、「670km先の0/8mが作る角度=0.8/670000ラジアンを角度の分に直して、逆数をとればいいです。1/(0.8/670000* 180/pi*60)=243.61です」とのこと。
スラド民の平均は、だいち3号の500分の1ぐらいの視力だろうか?
新型コロナ感染爆発中と思われる中国は感染者数や死者数(新型コロナ特有の肺炎症状での死亡だけカウントらしいが)の集計や情報公表を極端に絞っていたが、国家衛生健康委員会は25日、感染者数について毎日の統計公表を取りやめたと発表した(日経新聞)。しかし、その後中国疾病予防センターが一般向けに最新の感染者数や死者数の情報を公開した(NHK)。
ところで、11月下旬に中国内に拠点を置く民間の解析企業に新型コロナウイルスのゲノム配列の解析を当分行わないよう通知していたという(毎日新聞)。これだけの大規模感染であるから、新たな変異株が発生する懸念があるが、変異株の情報が世界で取り沙汰されることを嫌っているわけか。ただこれも一つのスクープであり、中国の混乱状況の一断面かもしれない。仮に情報公開されないとしたら、海外渡航者の事例から研究するしかないか。
黄熱・デング熱・ジカウイルスなどの感染症を媒介する危険なネッタイシマカが突然変異を起こす割合が高く(収集されたサンプルの約78%)、これらの個体は一般的な殺虫剤に強い耐性を持つそうだ。国立感染症研究所の研究チームがベトナムやカンボジアのデング熱流行地域で突き止めた(ABC News、ユルクヤル)。
ネッタイシマカの撃退には”ピレスロイド”と呼ばれる殺虫剤が用いられるが、突然変異種は高いピレスロイド耐性を持つ。この特性はベトナムで収集された79%以上の蚊から確認され、さらにカンボジアの蚊からも「極度の」ピレスロイド耐性が示された。このL982W変異はベトナムとカンボジア以外では検出されていないものの、研究チームはアジアの他の地域にも徐々に広がっている可能性があると考えている。
言うまでもなく、蚊は(悪性新生物を除き)最も人類を大量死させている人類の天敵である。
米郵政公社 (USPS) は 20 日、2028 年までに調達する専用の次世代配達車両 (NGDV) の台数を少なくとも 60,000 台に増やし、その 75 % にあたる 45,000 台以上をバッテリー式電気自動車 (BEV) にする計画を明らかにした (ニュースリリース、 The Verge の記事、 Ars Technica の記事)。
USPS CEO のルイス・デジョイ氏は昨年 2 月に NGDV プログラムで調達する車両の 10 % を BEV にする計画を明らかにしており、バイデン政権の要請にもかかわらず今年 2 月の官報登録でも最低 10 % とするにとどまった。デジョイ氏は予算が確保できれば BEV の比率を上げていくと述べており、7 月には調達する BEV の比率を NGDV の 50 %、市販車 (COTS) を含めて 40 % まで引き上げていた。
今回の計画の BEV は NGDV 45,000 台、COTS 21,000台となり、USPS は 2028 年までに合計 66,000 台の BEV を導入することになる。NGDV は 2026 年および以降の納車分、COTS は 2026 年から 2028 年の納車分が 100 % BEV になるという。BEV 66,000 台は 2028 年までに導入する106,000 台の一部であり、老朽化した 220,000 台の配達車両を順次置き換えていくとのことだ。
米オレゴン州ザダルズ市にある Google のデータセンターでは昨年、市全体の水消費量の 29 % に相当する 3 億 5,500 万ガロン (約 134 万 m3) の水を消費したそうだ (OregonLive の記事、 The Register の記事)。
Google の水消費量は 5 年前と比べて 3 倍に増加しているが、2021 年には水の使用量をさらに増やす条件で水道インフラ改良に 2,850 万ドルの拠出を提案し、市議会が承認した。しかし、同市はコロンビア川沿いに位置しながら気候区分としては乾燥帯であり、毎年のように干ばつが問題となっている。そのため、Google による大量の水消費には批判も多く、さらなる取水量の増加による自然環境への影響も懸念されている。
Google はデータセンターで使用する水の量を公開しておらず、Oregonian/OregonLive が市に情報公開請求したところ、市は企業秘密だとして同紙を訴えた。最終的に訴えは取り下げられて上述のような水使用量が公開されたが、Google はこれに先立って全世界での水使用量を公表している。
それによると、Google のデータセンターは昨年、全世界で 43 億ガロン (約 1,628 万 m3) の水を消費しており、米南西部のゴルフコース 29 か所で年間必要とする水の量と同等だという。これを当てはめるとザダルズで Google の消費する水の量はゴルフコース 2.4 か所分 (OregonLive の記事では全世界での水消費量を 55 億ガロンとしており、ザダルズでの Google の水消費をゴルフコース 1.8 か所分と計算している) に相当する。しかし、同市にある 9 ホールのゴルフコースは年間 2,000 万ガロンしか使用しないそうだ。
一方、Google は消費量を超える水を供給するウォーターポジティブ化を 2030 年までに達成するという目標も掲げている。
オーストラリアでパッケージ入りの野菜サラダや野菜炒めミックスを食べた 130人以上の消費者が幻覚やせん妄を含む健康被害にあい、4 社が商品のリコールを実施している (The Guardian の記事 [1]、 [2]、 The Register の記事、 オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関のニュースリリース)。
各社のリコール通知 ([1]、 [2]、 [3]、 [4]) では摂取すると健康被害を引き起こす可能性のある危険な植物原料が含まれていたとのみ、一様に記載されている。一方、健康被害の原因とされるホウレンソウ (ベビースピナッチ) を供給した Riviera Farms の発表によると、ホウレンソウはビクトリア州で生産されてニューサウスウェールズ州の店舗に出荷されたもので、毒性のある雑草が混入していたのだという。
症状は幻覚やせん妄のほか、瞳孔散大や頻拍、顔面紅潮、かすみ目、口や皮膚の乾燥、発熱など。問題の雑草はホウレンソウの収穫時に誤って収穫してしまったとみられている。シドニー王立植物園のチーフサイエンティスト Brett Summerell 氏は若い葉がホウレンソウと見分けにくいベラドンナなど毒性のあるナス科の植物ではないかとの見方を示しており、幻覚を体験しようとリコール対象製品を探し出して食べたりしないよう注意喚起している。
Twitterに上がっているNASAライブ中継を切り出した動画だと、もう噴き出しているのが露骨にくっきり見えるレベルで噴き出しているようだ。このソユーズ、ちゃんと地球に帰れるのだろうか?
犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー