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13385822 story
サイエンス

水と二酸化炭素、微生物、電力から食品を合成する研究 59

ストーリー by hylom
歩留まりは改善できるのか 部門より

水と二酸化炭素、微生物を反応させて人間が必要とする栄養を備える粉末を合成するという研究が進められているそうだ(WIREDLappeenranta University of Technologyの発表)。

この粉末は、合成に電力を使うことから「電気から作る食品」と呼ばれている。成分は50%以上がタンパク質、25%が炭水化物、残りは脂肪と核酸とのこと。

ただ、1gの生産に2週間以上が必要となる課題があるという。そのため、実用化への道のりはまだ長いようだ。

13385660 story
宇宙

航空自衛隊に「宇宙部隊」を創設へ 40

ストーリー by hylom
世界各国に続け 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

海外では「宇宙軍」を設立する国が増えているが、ついに日本の自衛隊も宇宙進出を行うようだ。読売新聞によると、防衛省が航空自衛隊に「宇宙部隊」を創設する方針だという。

残念ながら宇宙に自衛官を送り込むといった計画ではなく、まずは宇宙の監視活動、とくにスペースデブリや対衛星兵器などの監視を行うという。活動開始は2023年度を目標としているようで、2018年にまず人材育成のための予算取得を目指すようだ。

13384838 story
NASA

地球に最も近いハビタブルゾーンの系外惑星「プロキシマb」には大気がない可能性 42

ストーリー by headless
大気 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

旧聞となるが、昨年発見され、地球に最も近いハビタブルゾーンに位置する系外惑星として話題になった「プロキシマb」には大気が存在しない可能性が高いことがNASAの最近の研究で明らかになった(NASAのニュース記事論文アブストラクトマイナビニュースの記事)。

主星の「プロキシマ・ケンタウリ」は太陽と比べて温度の低い赤色矮星だが、極めて近い位置を周回するプロキシマbは液体の水が存在可能な温度だと考えられている。一方、プロキシマbが受ける極紫外線は地球が太陽から受ける量の数百万倍におよび、大気が消失する速度は最大で地球の1万倍に達する。そのため、地球の大気と同量の大気が最短で1億年、最長でも20億年で失われることになるという。プロキシマbは40億年前に誕生したと考えられており、既にすべての大気が失われている可能性が高い。

今回の研究は、これまで多く発見されてきた他の赤色矮星系のハビタブルゾーンに位置する系外惑星にも当てはまるという。ただし、確率は低いものの、活発な火山活動などにより大気が補充される可能性もあるということなので、そうした可能性に期待したい。

13384834 story
JAXA

みちびき3号機の打ち上げが成功 62

ストーリー by headless
順調 部門より
三菱重工業とJAXAは19日、準天頂衛星システム静止軌道衛星「みちびき3号機」を搭載したH-IIAロケット35号機の打ち上げを種子島宇宙センターで実施した(プレスリリース内閣府特命担当大臣談話YOMIURI ONLINEの記事動画)。

打ち上げが行われたのは19日14時29分00秒。約28分37秒後、みちびき3号機は正常に分離されて打ち上げは成功した。みちびき3号機は所定の軌道に向け、順調に飛行しているとのこと。
13383612 story
サイエンス

琉球大の研究チームが国内では絶滅したとされていた野生のカワウソを発見、38年ぶり? 39

ストーリー by hylom
次はツチノコか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

琉球大学の研究者らが長崎県対馬に設置していた自動撮影装置にカワウソが撮影されていたことが発表された(琉球大学の発表PDF撮影された動画読売新聞)。絶滅したとされているニホンカワウソの可能性があるという。

日本においては明治時代までは全国にカワウソが生息していたそうだが、狩猟や生息地の破壊のため20世紀中ごろから後半には絶滅したとされている。「対馬で生き残っていた」「韓国から泳いで渡ってきた」「人間活動によって海外から持ち込まれた」といった可能性があるという。

これを受けて現在、環境省が対馬においてカワウソの生息状況調査を行っているとのこと。また、もしカワウソを見つけても餌付けしないこと、また糞を見つけても持ち帰らないことなどが「お願い」されている。

なお、最近話題の「けものフレンズ」でもニホンカワウソは登場しているが、同作内でもニホンカワウソは絶滅しひとりぼっちという扱いであった(Togetterまとめ)。

13383416 story
地球

水俣条約が発効、一定以上の水銀を含む製品の規制などが行われる 26

ストーリー by hylom
水銀の価格を金よりも高くするしかない? 部門より

水銀による環境汚染を防ぐことを目指す「水銀に関する水俣条約」が16日発効した(共同通信NHK朝日新聞)。

この条約は世界50カ国以上が締結しており、水銀鉱山の新規開発を禁止するほか、一定量以上の水銀を含む体温計や電池、照明器具などの製造および輸出入を2020年までに原則禁止する。また、廃棄や環境への放出についても規制が行われる。

日本での水銀による環境・人体汚染といえば水俣病が有名であるが、海外では金の採掘に水銀が使われ、それによる環境や人体への影響が問題となっているという。

また、これを受けて水銀ランプの代替品開発や水銀の処理といったビジネスが注目されているようだ(日経新聞)。

13382551 story
人工知能

AIは人類に代わりに地球の支配者になるのか? 85

ストーリー by hylom
真面目な議論 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

ロボット法学者とも呼ばれる法学教授のライアン・カロ氏は、ホワイトハウスでAI政策に関する最初のワークショップを主催した。人工知能に関して政策立案者が考慮すべき課題や専門家の意見を説明したとされる(SSRNnprSlashdot)。

課題の中にはイーロン・マスクやビル・ゲイツが主張するような「AIが暴走して人類に危害を加える問題」についても含まれていたようだ。ただし、シリコンバレーの関係者や人工知能研究者すべてがマスク氏らの考えに賛同しているわけではない。コンピュータ科学者のペドロ・ドミンゴス氏は、「AIの抱える問題点は人工知能が利口になったことで、世界のリーダーを人類から引き継ぐ」と言うことではないと主張している。

別の視点では、カール・フェルナンデス氏は、コンピュータにはテストステロンがないので支配欲は存在しないとしている。また、一部論者のように仮に人類がシミュレーション仮説のようにコンピュータ・シミュレーション上で生きているとした場合、AIが将来すべての人を殺してしまうとパラドックスが生じるというもはや哲学レベルの話もあったようだ。

13382545 story
地球

南極の氷の下に新たに91の「火山の可能性がある地形」が見つかる 19

ストーリー by hylom
見えない火山 部門より

南極の氷床の下に未知の火山のような地形が存在することが発見されたという(GIGAZINEthe guardianSlashdotNew Scientist)。

航空機や車両、氷床の表面などからレーダーでスキャンした調査データを元に、氷床の約4km下の状況を推定した。その結果、見つかった円錐状の構造が火山である可能性が分かったという。その数は180ほどだったが、ほかのデータとはマッチしないデータを除外した138個が火山の可能性がある地形だという。そのうち47個はすでに火山であることが知られていたもので、新たに火山の可能性があることが分かったのは91個とのこと。火山の高さは100~3850メートルで、うち1km以上のものは29個。

南極の氷床については、温暖化によって崩壊する可能性が近年議論されている。もし崩壊が発生した場合、世界規模での海面上昇に繋がる可能性もあると言われている。これら海底火山が活火山であるかどうかは分からないが、もしそうだった場合、新たな氷床崩壊の原因になる可能性もあるようだ。

13382460 story
サイエンス

チンパンジーはじゃんけんを理解できる 49

ストーリー by hylom
グーチョキパーを出せるわけではないのかな 部門より

京都大学霊長類研究所が、チンパンジーにじゃんけんを覚えさせることに成功したと発表した

研究では7人のチンパンジーに2組の「グー/チョキ/パー」の写真を提示し、じゃんけんに勝った方の写真を選択すると食べ物がもらえる、という手法でじゃんけんのルールを学習させたそうだ。この訓練を100日繰り返したところ、5人のチンパンジーが完全に正解するようになり、写真を異なる「グー/チョキ/パー」に変えたケースでも最終的には完璧に正答できるようになったという。

また、人間の3歳から6歳の子供に対して同様の訓練とテストを行ったところ、人間がじゃんけんを習得できるのは概ね4歳からということが分かったそうだ。ここから、チンパンジーは人間の4歳児程度の認知的能力を持っていると判断できるという。

13382239 story
サイエンス

ゴムが一気に破ける原因はガラス化による「速度ジャンプ」 17

ストーリー by hylom
分かるような分からないような 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

伸ばされたゴムは少しの亀裂が入っただけで一気に破れることが知られているが、この「一気に破れる」原因をお茶の水女子大学の研究者が解明した(プレスリリースITmedia)。

ゴムは少し速く引っ張ると発熱し、さらに速く引っ張るとガラスのように硬く脆くなるという。この、硬く脆くなった状態になると亀裂が大きくなる速度が一気に大きくなる現象(速度ジャンプ)が発生するという。また、研究ではこれを数式でモデル化することに成功し、そこからこの速度ジャンプを抑制する方法も分かったという。

13381395 story
医療

飲酒すると、飲酒直前までに覚えたことを忘れにくくなる? 24

ストーリー by hylom
アルコール記憶法 部門より

英University of Exeterの研究者らが、飲酒によって記憶力が向上するという研究成果を発表した(同大学の発表Scientific Reports掲載論文WIRED)。

研究では、88人を対象にアルコールを飲んだあとに「言葉を記憶するタスク」を行ってもらったという。その後、被験者らを「好きなだけアルコールを飲んで良い」グループと、「飲んではいけない」グループに分け、その翌日に同じタスクを行ってもらったという。その結果、「好きなだけ飲んで良い」グループのほうがより多くの言葉を記憶していたことが分かったという。

アルコールには記憶力を弱める働きがあるが、そのために「学習したばかりの情報がよりよく定着した」可能性があるという。

13381181 story
数学

arxiv に P≠NP 問題を解決した論文が投稿される 51

ストーリー by hylom
検証を待て 部門より
fromage曰く、

計算機科学の未解決問題であるP≠NP予想を解決したとする論文がarxivに投稿された(結城浩氏のツイート論文のページ)。

NP完全問題は、巡回セールスマン問題のような、入力(重み付きグラフと閾値)に対する証拠(巡回経路)があれば入力を多項式時間で判定できる問題の中では最も難しいものである。NP完全問題を多項式時間で解くアルゴリズムはまだ見つかっていない。そのようなアルゴリズムが存在すればP=NPであり、存在しないならばP≠NPであるが、現在までどちらなのか分かっていない。

今回投稿された論文では、P≠NP(つまり、NP完全問題は多項式時間で解けない)と結論付けている。著者が計算機科学の専門家(大学の情報科学科の教授)である点から、この論文に期待する意見もある。しかし、arxivには査読の仕組みがないため、この証明が正しいかどうかは、現段階では不明である。

ところで、P≠NP問題を解決したと主張する論文のリストを示しているページによると、(査読を通ったものを含めて)116本の論文がこれまで発表されている。

13380196 story
サイエンス

産総研、ガラスの基本単位であるオルトケイ酸の結晶作成に成功 16

ストーリー by hylom
意外に未知だったガラス 部門より
masakun曰く、

J-PARCセンター施設公開2017のストーリーでリンク先にアクセスしたとき気付いたが、産総研の触媒化学融合研究センターのプロジェクトチームがガラスの基本単位であるオルトケイ酸の結晶化に成功したと報じられている(J-PARCプレス発表EE Times Japan)。

19世紀前半にイェンス・ベルセリウスにより溶解性のシリカ (オルトケイ酸) が発見されたが、その組成が「ケイ素上に4つの水酸基-OHが結合した分子構造」であることが分かったのは20世紀に入ってから。しかもテトラアルコキシシランや四塩化ケイ素の加水分解によってオルトケイ酸は生成するが、速やかに脱水縮合しシリカに変わるため、今まで単離できず詳細な構造は不明だった。そこで産総研では水を使わないオルトケイ酸の合成反応を開発し、オルトケイ酸と加えたアンモニウム塩からなる単結晶を得ることに成功。「X線結晶構造解析の結果、オルトケイ酸は正四面体構造であり、ケイ素-酸素結合の平均結合長は0.16222ナノメートルで、酸素-ケイ素-酸素結合の平均結合角は109.76度であった」。さらに「中性子結晶構造解析により、酸素-水素結合の平均結合長が0.0948ナノメートルであることも分かり、世界で初めてオルトケイ酸の詳細な分子構造を明らかにした」という。

オルトケイ酸はガラスやシリカに代表される無機ケイ素材料やシリコーンなどの有機ケイ素材料の基本単位構造であるため、この合成手法は現在産総研で取り組まれている次世代の高機能シリコーン材料の開発に役立つと期待されている。またイネ科の植物は天然のオルトケイ酸を取り入れシリカとして蓄積することで、物理的に丈夫になるだけでなく病原菌にも強くなっている。そのメカニズムの解明にも役立つだろう。

13380177 story
バイオテック

脊椎動物の胴の長さは特定のタンパク質で決まる 13

ストーリー by hylom
生まれてしまったあとの操作は難しそうだ 部門より

脊椎動物は種ごとに背骨の数が異なり、そのため胴の長さも異なっている。カエルやカメなどは胴が短く、ヘビなどは胴が長いが、この違いは「GDF11」というタンパク質の遺伝子1つだけで決定されることを名古屋大学などの研究グループが発見した(名古屋大学の発表Nature ecology & evolution掲載論文朝日新聞中日新聞サイエンスポータル)。

脊椎動物の後ろ足は骨盤を介して背骨の「仙椎」という部分に接続されているが、GDF11は仙椎の位置に後ろ足と骨盤を作る働きを担っているという。このタンパク質が働くタイミングが早いと背骨が短くなり、遅いと長くなることが分かったという。

研究グループはニワトリの胚を用いて後ろ足の発生メカニズムを調べ、その結果GDF11が関わっていることを突き止めた。さらに、カエルやスッポン、マウス、ヘビなど9種類の動物でGDF11の働き方を調べた結果、GDF11が働き始めるタイミングによって胴の長さ(頭から後ろ足までの脊椎の数)が異なることが分かったとのこと。さらにヒヨコを使ってGDF11が働く時期を変える実験を行ったところ、機能を阻害したヒヨコは胴体が長くなったという。

13379461 story
アメリカ合衆国

米研究者ら、温暖化による今世紀中の気温上昇を予測。トランプ政権による報告への介入に対する懸念も 15

ストーリー by hylom
どう出るか 部門より
taraiok曰く、

1980年代半ば以降、米国の平均気温は急速かつ劇的に上昇している。科学者たちによって作成され、トランプ政権による承認待ちとなっている気候変動報告書によると、最近の数十年は過去1500年のうち最も暖かいものだった。13の連邦機関の科学者によって作成されたこの報告書は、多くのアメリカ人が気候変動の影響を感じていると結論付けている。しかし、これはトランプ政権の主要閣僚などの主張とは正反対の内容だ(The New York TimesSCIENTIFIC AMERICANSlashdot)。

この報告書では、人間が今すぐに温室効果ガスを放出しなくなったとしても、今世紀中に0.3℃の温度上昇が起きる。予想される実際の上昇は2℃程度になるという。地球気温のわずかな違いが原因で、従来よりも長期間の熱波や激しい暴風雨、サンゴ礁崩壊の加速といった大きな影響をもたらす可能性がある。

さらに報告書に取り組んでいる科学者の間では、気候変動に対するトランプ政権の方針により、この報告書は却下される、もしくは「抑制された内容」にされる可能性があるという懸念も出ているようだ。

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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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