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ワーム

釣り餌として知られるブドウムシはポリエチレンを食べて分解できる 14

ストーリー by hylom
新たな処分方法 部門より
headless曰く、

釣り餌の「ブドウムシ」として知られるハチノスツヅリガの幼虫が、ポリエチレン(PE)を生分解できることが判明したそうだ(論文GuardianConsumerist)。

ハチノスツヅリガの幼虫は蜜蝋を食べて育つため、養蜂の害虫としても知られている。今回の研究は、趣味の養蜂家でもある研究者のFederica Bertocchini氏が、捕獲した幼虫をPE製の袋に入れて部屋に放置したことから始まったという。Bertocchini氏が部屋に戻ると、幼虫は袋から逃げ出しており、袋には多数の穴が開いていたそうだ。スーパーマーケットなどで提供されるPE製の買い物袋と100匹の幼虫を一緒にしておくと、12時間でPEが92mg減少したとのこと。

幼虫が単純に袋をかじっただけという可能性を排除するため、幼虫をすりつぶした溶液をPEフィルムに塗り付けてみたところ、14時間で13%のPEが減少したという。フィルムをフーリエ変換型赤外分光法(FTIR)で分析した結果、溶液を塗り付けたフィルムではPEに加え、エチレングリコールやカルボニル結合の存在を示すスペクトルが得られた。エチレングリコールのシグニチャは、幼虫がかじったPEの穴付近でも確認され、離れた位置では確認されなかったそうだ。また、原子間力顕微鏡(AFM)でフィルムを確認すると、表面の粗さは140%以上増加していたとのこと。

PEは菌類による生分解が知られているが、これには数週間~数か月を要する。PE製品は広く使われており、環境への影響を減らすための新たな分解方法の開発が求められている。ハチノスツヅリガの幼虫自体がPEを生分解できるのか、腸内細菌の酵素の働きによるものかについてはさらなる調査が必要となるが、このように短時間での生分解が可能なことは、バイオテクノロジーでの応用も期待されるとのことだ。

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サイエンス

ネイティブ発音の英語と外国人風発音の英語、米国人が聞いた時に脳の反応が異なる 33

ストーリー by hylom
よく分からないけど違う 部門より
headless曰く、

英語のみを理解する米国人がネイティブな米国発音の英語を聞いた場合と、外国人風発音の英語を聞いた場合では、間違いに対する脳の反応が異なることが判明したそうだ(論文概要ペンシルベニア州立大学の発表The Verge)。

ペンシルベニア州立大学などの研究者は、いずれも1か所の間違いを含むネイティブ発音の英文と中国人風発音の英文を被験者に聞かせ、事象関連電位(ERP)の測定により脳の反応を調査したという。被験者は大学に通う年代の39名で、母国語の英語のみを理解し、あまり外国人風の発音に触れていない人が選ばれている。

例文は男性の名前を「she(彼女)」で受ける文法的な間違いを含むものと、「airplane(飛行機)」とすべき部分を「cactus(サボテン)」に置き換えた意味的な間違いを含むものの2つ。被験者はERPを記録しつつ例文を聞き、間違いがあったかどうかを後で答える。また、外国人風の発音が中国人風のものであると識別できたかどうかの確認も行っている。

被験者はいずれの発音でも平均90%の正確さで誤りを指摘したが、脳の反応はネイティブ発音と中国人風発音では異なっていたそうだ。ネイティブ発音では文法的な間違いで前頭部に陰性電位が出現し、意味的な間違いではN400と呼ばれる意味的に逸脱した語に対して出現する陰性電位が強くみられたという。

一方、中国人風発音では文法的な間違いに対するERPの反応はなく、意味的な間違いにのみ遅い陰性電位が生じている。詳しく調査すると、中国人風発音を識別できた被験者では文法的な間違いにN400風の反応が出ていたとのこと。

この研究結果は、言語処理に関連した神経に対し、外国人風発音の経験や識別が及ぼす影響を理解するための新たな知見になる。今後は母国語の地方なまり・方言や外国語について、どのように脳が処理するのかを調査する計画のようだ。

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バイオテック

「人工子宮」で羊の胎児を育てる実験に成功 39

ストーリー by hylom
写真がSFだ 部門より

米The Children’s Hospital of Philadelphia Research Instituteの研究者らが、子宮に近い環境を人工的に再現したシステムを使って羊の胎児を育てることに成功したという(AFPNature Communications掲載論文)。

胎児は臍帯(いわゆるへその緒)経由で酸素や栄養を受け取るが、今回のシステムはポンプを使わずに人工子宮から臍帯経由でこれらを送り出すのがポイントだそうだ。機械式のポンプを使用すると胎児にダメージを与える可能性があるが、今回のシステムではその問題を回避できるという。

なお、実験に使われたヒツジのほとんどは「人道的に殺して脳、肺、そのほかの臓器を調べた」とのこと。また、数頭はその後「あらゆる面で普通に発育した」とのこと。うちの1頭はペンシルベニア州の農場で暮らしているという。

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テクノロジー

人工肉に興味のある米国人は少なくない 61

ストーリー by hylom
コンビーフ的なものだったらアリかな 部門より

さまざまな企業や組織が「人工肉」の研究開発を進めている。効率的に人工肉を作成できるようになれば今後の食糧問題を解決する助けになると期待されているが、味などについての懸念もある。こういった中、米国で一般市民は人工肉をどう考えているのかを調査した結果が公開された(PLOS ONE掲載論文)。

調査結果によると、調査対象の673人のうち約3分の2は人工肉に興味を示しており、また3分の1はいずれ人工肉を日常的に食べるかもしれないと回答したという。また、4分の1は人工肉に対し倫理的な懸念を示したという。

また、菜食主義者からは動物を殺すことがない人工肉に賛同する意見や、それ以外の人においても人工肉であれば犬や猫、馬などの肉を食べてみたいと回答した人がいたという。

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地球

豊洲土壌汚染問題の根底にある「ゼロリスク信仰」 198

ストーリー by hylom
どこに落ち着くのか 部門より
masakun曰く、

小池知事が豊洲市場の安全性に疑問を呈したことで市場の移転が延期されたままになっている築地移転問題について、産業技術総合研究所名誉フェローの中西準子氏が書いた『築地移転問題が改めて示した「ゼロリスク」の呪縛』という記事がWedge Infinityに掲載された(Wedge Infinity)。

この記事では、豊洲市場をめぐる報道で盛り土問題をめぐって地下水の水質が分析され、環境基準値を超えるかどうかがしばしば問題視されたため(過去のストーリー)、多くの人が豊洲では地下水を使うと勘違いしたのが混乱の原因となったと説明。さらに土壌中にヒ素やベンゼンが高濃度で見つかったと報道されたことで(maiaの日記)、わけもわからない多くの人が抱く健康リスク不安に拍車をかけることになった。

しかしながら土壌対策汚染法の概要によれば、汚染された土地を再利用する場合、摂取経路が遮断され、きちんと健康リスクの管理さえされていればよい。豊洲市場では地下水を一切使用しないので、法律上は飛散防止だけでよく、地下水の水質を測定する義務もない。また豊洲市場の地下から汚染物質を取り除くことは環境リスクを増すことにほかならない。筆者は豊洲問題の報道から「行政、市民、事業者、マスメディアのどの側にも、環境問題について健康リスクを評価し、そのリスクの大きさに応じて対策を決めるという態度がないと感じる」と書いている。

ただしこれは今に始まったことではなく、過去のBSE問題の全頭検査に始まり、福島県の帰還問題にもつながる話だという。中西氏は2013年9月に開かれた日本学術会議のシンポジウムで、「年間5ミリシーベルト以下の地区なら避難指示を解除すべし」という意見を出したそうだが、それは広島や長崎の研究で導き出されたものだという。多くの人に早く帰還してもらうためには、一定程度の放射線リスクを受容してもらう必要がある。しかしながら国を含めすべての関係者が混乱を引き起こすことを恐れるあまり、多くの人が自宅に帰還できない現実を作ってしまった。年間1ミリシーベルトという非科学的な数字を目指す国主導の除染活動をみた外国人研究者が半分呆れかえり「日本はお金があるから」と言って帰っていく実態を知れば、BSE問題で若齢牛も含む全頭検査をしなかった海外の考え方について、日本政府とは異なることも知り得よう。

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サイエンス

世界初、シーラカンス標本2種同時公開 28

ストーリー by headless
比較 部門より
masakun 曰く、

福島県いわき市のアクアマリンふくしまで22日、世界初となるシーラカンス標本の2種同時公開が始まった(アクアマリンふくしまのニュース記事)。

4億年ほど前から地球に生息するシーラカンスの化石は90種以上確認されているが、現生種で確認されているのはラティメリア属の「アフリカシーラカンス」と「インドネシアシーラカンス」の2種のみ。アクアマリンふくしまでは、これまでアフリカシーラカンスの標本を展示していた。

新たに展示されるインドネシアシーラカンスは昨年8月、インドネシア科学院(LIPI)との共同研究のため、アクアマリンふくしまに輸送された。11月に解剖後ホルマリンでの固定が終了したため、LIPIに返却するまで同館1階の「シーラカンスの世界」で展示される。

アフリカシーラカンスはアフリカ大陸インド洋側、インドネシアシーラカンスはインドネシア周辺に分布するが、この2種類は遺伝子の研究において分類されているだけで、外見上の違いは体色以外よく分からないという。

展示にあたってアクアマリンふくしまは「外見の違いは・・・わかりません!! 違いを発見すればなんと!論文が書けます。ぜひチャレンジしてください」とツイートしている。

展示期間は4月22日から夏季までとなっており、終了期日は未定とのことだ。

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サイエンス

絶対零度より低い温度で「負の質量」を観測したとの報告 41

ストーリー by hylom
何がどうなっているのだ 部門より

米ワシントン州立大学の研究者らが、「負の質量」を持つ物体を確認したと発表した(PC Watch、ITライターのゆきまさかずよし氏のTweet)。

「負の質量」を持つ物体は、たとえばある方向への力を加えると、その方向とは反対方向に加速する。研究者らはルビジウム原子を使ってこの現象を確認したという。ただしこの現象は絶対零度近くで粒子が並のように振る舞う状態になっている場合でのみ発生し、また生成できる確率もまだ低いという。

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JAXA

4月23日にJAXAの調布市・三鷹市4研究所の一般公開が行われる 9

ストーリー by hylom
普段なかなか見られないものが 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

今年も4月23日に調布市および三鷹市にあるJAXA調布航空宇宙センター、海上技術安全研究所、交通安全環境研究所、電子航法研究所の4研究所の一般公開が行われる(JAXA調布航空宇宙センター海上技術安全研究所交通安全環境研究所電子航法研究所)。

解説員の方に、普通の人はまずしないけど嫌味や悪意のないアレゲな質問をすると喜んでくれる確率は非常に高く、聞いたこと以外の事も色々と教えてくれるため楽しく過ごせます。 個人的には海上技術安全研究所の古い方の造波装置で、装置に使っているモーターの出力に始まって構造・制御方法から開発時の苦労した点などを聞いた際の、説明員の方の嬉しそうな顔をよく覚えています。

なお、4つをガッツリ回ると完全に時間が足りないので、注意しましょう。

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宇宙

世界中の電波望遠鏡を組み合わせてブラックホールを撮影するプロジェクト、観測完了 20

ストーリー by hylom
ブラックホールは見えるか 部門より

世界中の電波望遠鏡を活用してブラックホールを観測するプロジェクト「Event Horizon Telescope(EHT)」による撮影が4月1日から14日にかけて行われた。取得したデータを集めて画像化するのには数ヶ月以上がかかるとのことだが、今回の撮影で初めて「ブラックホールの影」の画像が得られる可能性があるという(ナショナルジオグラフィック東京新聞アルマ望遠鏡プロジェクト)。

EHTでは米国やメキシコ、フランス、スペイン、南極などに設置されている電波望遠鏡をリンクさせ、巨大な電波望遠鏡として使用することで高い解像度の画像を得ることを目指している。観測対象は天の川銀河の中心、地球から2万6000光年離れた場所にあると考えられている超巨大ブラックホールなど。重力によって光も吸い込まれるため、直接の観測は今までできていなかったそうだ。

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医療

他人の顔を覚える能力をテストできる「Face Memory Test」 36

ストーリー by hylom
ガチなテストだった 部門より

ロンドン大学バークベックカレッジが、人の顔を覚える能力をテストするという「Cambridge Face Memory Test」なるものを公開している(ギズモード・ジャパン)。

テストの所要時間はおよそ20分で、まず顔を提示されるのでそれを記憶し、続いて表示された3つの顔写真から覚えた真生を選択する、というもの。大人の平均スコアは80%程度とのことで、60%以下の場合は顔を識別できない「相貌失認」の可能性があるそうだ。

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サイエンス

なぜ靴ひもはいきなりほどけるのかを実験で解明 71

ストーリー by hylom
そんな気はしていたが 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

なぜ靴ひもは歩いているときにいきなりほどけるのか、という長年の謎が解き明かされたそうだ(AFPProceedings of the Royal Society A掲載論文)。

トレッドミルで走っている間に靴ひもがほどけていく様子を高速カメラで撮影して分析したところ、足が地面を蹴る衝撃が伝わって結び目に伸びや緩みが発生し、さらに足を前後に動かすことによって生じる慣性によって靴紐の端に生じる力によって靴紐がほどけていくことが分かったという。

また、ほどけにくい靴ひもは存在するものの、絶対にほどけない靴ひもは存在しないことも分かったという。

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宇宙

宇宙空間で蒸留酒を造るにはどうすれば良いか 39

ストーリー by hylom
メイドインスペース 部門より

「バドワイザー」で知られるビールメーカーAnheuser-Buschが、宇宙空間でビールを提供するための研究に資金提供を行うという(Anheuser-Buschの発表)。最終的には火星でビールを飲むことを目指しているようだ。これに対し、宇宙ではビールよりも蒸留酒のほうが適しているのではないかという話がWIREDで検討されている)。

記事によると、宇宙で蒸留酒を造ることを考えた場合、材料についてはあまり懸念はないが、発酵の際に適切な重力を与える必要があるほか、無重力下では蒸留が難しい点が指摘されている。そのため、アルコールの度数を強くするために別の手段を利用する必要があるようだ。

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NASA

土星の衛星「エンケラドス」で水素が観測される 32

ストーリー by headless
観測 部門より
hylom 曰く、

9月に土星の大気圏へ突入してミッションを終了する土星探査機「カッシーニ」だが、2015年に土星の衛星「エンケラドス」周辺を通過した際に観測したガスに、水素分子が含まれていたことが明らかになった(NHKニュースの記事BBCニュースの記事AFPBB Newsの記事)。

この水素はエンケラドスの海底にあると推定される熱水由来と考えられており、そこに生命体が存在する可能性があるようだ。

カッシーニは2005年にエンケラドスの表面から噴出されるプルームを観測して以降、繰り返しプルームの中を通過しており、メタンやホルムアルデヒドといった有機化合物を発見している。最後に通過した2015年10月には、エンケラドスの表面から48km上空にまで迫り、水素分子(H2)を発見したとのこと。研究者はエンケラドスで微生物が発見されたわけではないが、微生物の食物が発見されたと述べている。研究成果は4月14日付でScienceに掲載された(Scienceの記事)。

また、4月13日には、ハッブル宇宙望遠鏡の観測により、木星の衛星エウロパで特定の場所から繰り返しプルームが噴出されているとする研究成果がThe Astrophysical Journal Lettersに掲載されている。これを受けてNASAでは、海が存在すると考えられる衛星を太陽系の「Ocean Worlds」として紹介している(NASAのプレスリリース動画)。

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英国

鮮やかなピンク色のハサミを持つ新種のエビ、ピンク・フロイドにちなんだ学名が付けられる 27

ストーリー by headless
新種 部門より
パナマの太平洋沿岸で発見された新種のエビに、英ロックバンド「ピンク・フロイド」にちなんだ学名「Synalpheus pinkfloydi」が付けられた(論文アブストラクトThe Vergeの記事BBC Newsの記事)。

ツノテッポウエビ属(Synalpheus)のエビは、左右で大きさが異なるハサミ状の第一脚を持ち、大きい方のハサミを閉じる時に大きな音を出す。これは餌となる小魚などを衝撃波で攻撃するためと考えられており、Synalpheus pinkfloydiでは210デシベルに達するという。

Synalpheus pinkfloydiのハサミは赤みの強い鮮やかなピンク色をしている。発見した英オックスフォード大学の研究チームでは以前からピンク色のエビを発見したらピンク・フロイドにちなんだ名前を付けると決めており、今回これが実現したようだ。英名は「Pink Floyd pistol shrimp(ピンクフロイドテッポウエビ)」が提案されている。
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医療

トクホ「難消化性デキストリン」に疑問の声 34

ストーリー by hylom
さすがにこれだけで痩せるというのは大間違いでしょ 部門より

特定保健食品(トクホ)素材として認定されている「難消化性デキストリン」に対し、「脂肪の排出」効果はないのではないかという話が出ている(Yahoo!掲載のデイリー新潮記事)。

難消化性デキストリンは食物繊維の一種で、食後の血糖値の急激な上昇を防ぐ作用があると言われている。また、食物繊維なので排便促進などの整腸効果もあるほか、胃の中で膨らんで満腹感を与えたりする効果もあるとされている。ただ、「脂肪の排出」効果についてはいくつかの論文はあるものの、有意な効果があるかどうかは分からないという。

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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