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13124559 story
医療

「糸で回す円盤」のおもちゃをベースに作られた遠心分離機 28

ストーリー by hylom
そんなに凄い仕組みだったのか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

スタンフォード大学の研究者らが、20セントのコストで作れ、手動で動かせる遠心分離機を開発したそうだ(TechCrunchNature Biomedical Engineering掲載論文Standord大学のニュース記事)。

紙の円盤に2つの穴を空け、そこにそれぞれ糸を通し、糸をねじってから引っ張ると円盤が回転する、というおもちゃからアイデアが浮かんだというもの。研究者らがこのおもちゃの回転速度を測ってみたところ、遠心分離機として使用するのに十分な速度だったことから研究が進められたという。

このデバイスはPaperfugeと名付けられ、血液からマラリア原虫を分離することにも成功しているという。

13124495 story
医療

飲酒後に空腹を感じる理由が明らかになる 17

ストーリー by hylom
そんな仕組みがあったのか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

飲酒後にラーメンやアイスクリームが食べたくなるのは、アルコールが食欲にかかわる脳の神経細胞に作用するのが原因という研究結果が発表された(Nature Communications掲載論文Nature Asia朝日新聞BBCSlashdot)。

アルコールが食べ過ぎの原因になることは以前より知られていたが、その理由は明らかにされていなかったという。そもそもアルコール(エタノール)はカロリーが高いため、普通に考えれば摂取によって食欲が抑えられるはずなのだが、今回の研究結果によるとアルコールには脳内で食欲や飢餓状態を引き起こす神経を活性化させ、食欲を増進させる作用があることが分かったという。

また、マウスを用いた実験でも、空腹感を助長する「Agrp」という神経細胞がアルコールによって活性化することを確認できたそうだ。この神経細胞はマウスと人間とで共通だという。

13124434 story
JAXA

JAXA 最小規模固体燃料衛星打ち上げロケットSS-520 4号機 打上失敗 2段点火せず 21

ストーリー by hylom
一筋縄ではいかなかった 部門より

JAXAが15日、小型ロケット「SS520」の打ち上げを行ったものの、打ち上げから約20秒後に機体からの信号受信ができなくなったため、第2段モータの点火を中止し、打ち上げに失敗した。なお、ロケットは内之浦南東海上の予定落下区域に落下したとのこと(JAXAの発表NHK)。

SS520は世界最小という小型サイズで、固体推進剤を使用するロケット(過去記事:JAXAが世界最小のロケットを使った超小型衛星打ち上げを発表)。今回の打ち上げでは東京大学が開発した超小型衛星「TRICOM-1」を搭載していた。

13123860 story
電力

オランダ鉄道が風力で電車を運行 88

ストーリー by headless
風車 部門より
route127 曰く、

オランダ鉄道は1日から、風力発電による電力ですべての電車を運行しているようだ(化学業界の話題の記事AFPBB Newsの記事)。

オランダといえば風車小屋が有名だが、実際に16世紀末から17世紀にかけて活躍したシモン・ステヴィンはオランダの強い風を利用して帆走車を製作している。

オランダ鉄道では2016年に電力の大半を風力発電でまかなっており、少なくとも半年前には2017年の完全移行を発表していたようだ。昨年末には2017年1月1日以降すべての電車が風力発電で走るとも報じられている(オランダ鉄道の記事Eneco NS Groene TreinTreinreiziger.nlの記事AD.nlの記事[1][2])。

13123685 story
スラッシュバック

SpaceXが5か月ぶりのFalcon 9ロケット打ち上げ、海上での回収も成功 19

ストーリー by headless
復活 部門より
SpaceXは日本時間15日、昨年8月以来5か月ぶりとなるFalcon 9ロケットの打ち上げを米国・カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地で実施した(WebキャストSpaceXのニュース記事SpaceXのツイート[1][2]Iridiumの更新情報)。

今回のミッション「Iridium-1」はIridiumのNEXT衛星10基を地球低軌道に投入するというもの。Falcon 9ロケットは日本時間15日2時54分に打ち上げられ、4時15分までに10基すべての配置完了を確認。打ち上げは成功した。ロケット第1段は打ち上げからおよそ8分後、太平洋上のドローン船「Just Read the Instructions」に着陸、回収も成功している。ドローン船上での回収成功は今回で5回目だ。なお、Iridium NEXT衛星は合計70基の打ち上げが計画されており、今後6回にわたってSpaceXが打ち上げを行う。

Falcon 9ロケットは昨年9月に打ち上げ前の試験で爆発事故が発生し、原因の調査が進められていた。原因としては、液体酸素タンク内の圧力を維持するためのヘリウムを格納するカーボンの外装とアルミニウムのライナーを組み合わせた圧力容器(COPV)の問題であることが10月時点で特定されていたが、1月2日に調査の完了と打ち上げの再開計画が発表された。短期的には固体酸素の発生を防ぐため、より温度の高いヘリウムを格納できるようCOPVの設定を変更するなどの措置が行われ、長期的にはCOPVの設計変更が計画されている。なお、今回のミッションは1月8日の実施予定が天候不順により延期されていた。
13122104 story
ニュース

シカに交尾を試みるサルが確認される 39

ストーリー by hylom
羊に交尾を試みる人間の存在は…… 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

鹿児島県屋久島で、サルがシカに交尾を試みるという極めて珍しい場面が撮影されたとのことで、その事例が学術誌「Primates」で報告された(論文AFPBBITmedia)。

種が大きく離れた生物間での異種間交尾は珍しく、科学研究として記録されたのは今回がわずか2例目だという。撮影された写真や動画では身体の作りが違うためか実際の交尾には至っていないものの、サルがシカのお尻のあたりで腰を動かしている様子が確認できる。研究チームのマリー・プレ氏はAFPの取材に対して「曖昧さは一切なく、明らかに性行為だ」と指摘している。異種間交尾の科学論文は2014年にペンギンとオットセイの事例が報告されたのが世界初とのこと。

なお論文では、この行動の理由として、雄ザルが群れに属しておらず交尾相手が不足していたが、繁殖期を迎えてしまったため、と分析している。

13122103 story
宇宙

2022年、2つの天体の衝突を肉眼で観察できる可能性 38

ストーリー by hylom
1800年前の出来事です 部門より

2022年に白鳥座付近で天体の衝突が発生し、それによる爆発を肉眼で観察できる可能性があるそうだ(Calvin CollegenprSputnikSlashdot)。

衝突が発生するのは、白鳥座内に位置し、地球から1800光年離れた場所に存在するKIC 9832227という接触連星。接触連星は距離の近い連星であり、KIC 9832227は徐々にその距離が近づいているという。そのため、2022年には2つの天体が接触し爆発し、それによって大きな光が観測できる可能性があるという。

13120635 story
医療

九州大学の研究者ら、アトピー性皮膚炎のかゆみの原因となるタンパク質を特定 24

ストーリー by hylom
治せるようになるのだろうか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

九州大の研究者らが、アトピー性皮膚炎のかゆみの原因となるタンパク質を特定したと発表したNHK朝日新聞Nature Communications誌掲載論文)。

「DOCK8」という分子を欠損した患者が重度のアトピー性皮膚炎を引き起こすことが知られているが、遺伝子操作でDOCK8を欠損させたマウスでは、ヘルパーT細胞が大量の「IL-31」という物質を作りだし、これがかゆみを引き起こすことを確認できたという。また、IL-31の生成は「EPAS1」というタンパク質が重要な役割を果たしていることや、遺伝子操作でEPAS1が増えないようにしたマウスではIL-31が減って症状が抑えられたことも確認できたという。

研究チームではこの結果を、EPAS1を抑える薬の開発に繋げたいとしている。なおIL31自体を抑える抗体医薬の開発も進んでいるが、このタイプの薬は一般的に薬価が極めて高いという。

13119956 story
地球

南極で巨大氷山が分離し、海面が上昇する恐れ 33

ストーリー by hylom
浮遊する千葉 部門より

南極半島の「ラーセンC」と呼ばれる棚氷の亀裂が広まっているという。このまま亀裂が伸びると、千葉県とほぼ同じ面積の巨大な氷山となり漂流する可能性があるそうだ(NHKLive Science)。

イギリスの南極調査プロジェクトMIDASが明らかにしたもの。分離の影響で棚氷が崩壊するといったことが発生した場合、海面上昇が起こる可能性があり、もしラーセンCの棚氷のすべてが沈んだ場合、世界の海面が4インチ(10センチメートル)ほど上昇する可能性があるという。

ラーセン棚氷はA、B、Cの3つに分かれていたが、ラーセンAは1995年に、ラーセンBは2002年に崩壊している。

13119903 story
地球

月は地球への連続した小惑星衝突によって生まれた、という説 14

ストーリー by hylom
遠い昔の話 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

月は地球に小さな天体が複数回衝突した結果生まれた、という新たな説が発表された(Nature Geoscience誌掲載論文AFP)。

月の起源としては、直径が地球の約半分程の惑星が地球に激突して生まれたというジャイアント・インパクト説が有力とされていた。しかし、この説では月の組成が地球の組成とほぼ同じ理由を説明できないという。

今回発表された新説は、複数の小さな天体が地球に衝突し、それらの破片が集まって月になった、というもの。この説では月の成分が地球の成分とほぼ同じである理由が説明でき、コンピュータシミュレーションにとってこの説の妥当性も確認されているという。

13119043 story
地球

「地球温暖化の休止」が無かったことを裏付ける論文が発表される 27

ストーリー by hylom
新大統領はどう出るか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

米海洋大気局(NOAA)は2015年、1998~2014年に起きた温暖化が一部見過ごされていたという発表を行ったのだが、カリフォルニア大学バークレー校(UCB)のZeke Hausfather氏らの研究チームが、これを裏付ける研究論文を発表した(Science Advences形成論文AFP)。

NOAAの発表では海洋気象ブイによる海水温測定がそれ以前の火曜気象観測船による測定よりもやや低い温度を示す傾向があると指摘、これによって近年の地球温暖化が一部見過ごされていたとしていたが、今回発表された論文はこれを裏付けるものとなる。

NOAAの発表は地球温暖化懐疑主義者らから反発を招いており、米共和党内の議員から圧力がかけられたこともあった(Ars TechnicaSlateSlashdot)。

13118744 story
NASA

NASA、ディスカバリー計画に2件の小惑星探査を選定 5

ストーリー by hylom
何があるのか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

NASAは5日、月・惑星探査ミッションプログラム「ディスカバリー計画」において、木星トロヤ群の小惑星を探査する「Lucy」と、メインベルトのM型小惑星を探査する「Psyche」の2つのミッションを選定したことを発表した(プレスリリース日本惑星協会月探査情報ステーションSlashdot)。

Lucyは2021年打ち上げ予定のミッションで、木星のL2とL4のラグランジュ点にあるトロヤ群小惑星と呼ばれる複数の天体をフライバイ観測するもの。観測期間が2027-2033年におよぶ長期のミッションで、二重小惑星Patroclusなどの観測が予定されている。

一方Psycheは2023年打ち上げ予定のミッションで、その名の通り火星と木星の間のメインベルトの小惑星Psycheを探査するもの。Psycheは金属質のM型小惑星の中でも最大のもので、惑星のコアの研究に繋がると考えられている。Psyche到達は2030年の予定。

今回の選定はディスカバリー計画における13/14番目のミッションとなる。最終候補には金星探査やNEO観測用望遠鏡など計5件が残っていたが、選定された2件がともに小惑星探査ミッションという事で、奇しくもNASAの小惑星重視の姿勢が示される形となった。

13117516 story
テクノロジー

日産、NASAの技術を応用して自律走行車を安全に誘導する「シームレス・オートノマス・モビリティ」を発表 44

ストーリー by headless
人力 部門より
日産自動車はCES 2017の基調講演で、指令センターが不測の事態に遭遇した自律走行車を安全に誘導する「シームレス・オートノマス・モビリティ(Seamless Autonomous Mobility: SAM)」と呼ばれる技術を発表した。会期中は日産ブースとシリコンバレーをつないだデモも実施していた(ニュースリリースThe Vergeの記事)。

自律走行車に搭載されるAIは多くの場面で正しく状況判断できるが、事故現場で警察官の手信号に従って走行するといった判断を下すことはできない。 このように判断の難しい場面で指令センターのモビリティ・マネージャー(人間)の判断を仰ぐというのがSAMの仕組みだ。また、問題の発生した場所や解決法はクラウドに蓄積され、同地域を走行中の他の 車両にも伝えられるため、現場を通過するすべての自律走行車を支援する必要はなくなるとのこと。

日産は2015年1月にNASAのエイムズ研究センターと自律走行車の研究などに関するパートナーシップを結び、研究を行っている。SAMは火星探査車などで用いられている遠隔からの可視化・監視・ロボット操作を可能にするシステム「VERVE (Virtual Environment for Remote Virtual Exploration)」の技術を応用したものだという。

基調講演ではこのほか、自動運転技術「プロパイロット」を搭載した新型リーフを近い将来に市場投入することや、ルノー・日産アライアンスがコネクテッドカーの分野でMicrosoftと提携したことなどが発表されている。MicrosoftはCESでコネクテッドカー向けのサービス群「Microsoft Connected Vehicle Platform」を発表しており、日産はCortanaを使用したデモも行ったとのことだ。
13116915 story
サイエンス

ジャイロイド構造のグラフェン、鉄の4.6%の密度で強度は10倍 77

ストーリー by headless
軽量 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

MITの研究チームがグラフェンを用い、軟鋼の4.6%の密度で10倍の強度を持つ多孔質の立体素材を設計したそうだ(論文MIT Newsの記事)。

この素材は熱と圧力を加えてグラフェン片同士を結合し、多孔質のジャイロイド構造にしたものだ。現在知られている中で最も軽く、強い素材の一つだという。強度は3Dプリンターで作成したプラスチック製のモデルによるシミュレーションで測定しており、密度や壁(グラフェン片の部分)の厚みを変えたテストも行っている。その結果、密度を下げたときの強度低下は、ポリマーのフォーム素材よりも大きかったという。一方、薄い壁の素材は柔軟性があり、圧力をかけると徐々に変形するのに対し、厚い壁の素材は一気に壊れてしまう。

最近の研究ではグラフェンを使用した多孔質構造で空気よりも軽い素材を作成できると考えられており、飛行船などのヘリウムとの置き換え用途が期待されている。しかし、空気よりも軽くなるまで密度を下げると強度が不足し、真空のバルーン内に入れた場合は大気圧で潰れてしまう。そのため、こういった用途で実用化するには低圧のガスで満たすか、支持素材を追加する必要があるとのこと。

グラフェンを使用した立体素材はヘリウムの置き換え以外にも、さまざまな用途での利用が期待される。また、この構造はグラフェン以外にも応用可能だとみられている。

なお、空気より軽い強固な素材という事でSF作品の「ふわふわの泉」をイメージする人も多いらしく、作者の野尻抱介氏も「また一歩ふわふわの泉に近づいた」とツイートしている。

13115556 story
医療

腸間膜が新たな器官として区分される 9

ストーリー by hylom
変容する人体知識 部門より
headless曰く、

腸と腹腔をつなぐ腸間膜は長らく断片的な腹腔の構成物と考えられてきたが、アイルランド・リムリック大学のJ Calvin Coffey教授の研究により、1つの連続した器官として区分できることがわかったそうだ(論文リムリック大学のブログLive ScienceThe Independent)。

腸間膜と小腸・大腸を関連付けて描いた最古の資料の1つであるレオナルド・ダ・ビンチの解剖図では、腸間膜が1つの連続した構造となっており、その後4世紀にわたって同様に描かれてきた。しかし、19世紀後半に上行結腸と下行結腸が通常は腸間膜を持たないという研究結果が発表され、20世紀には腸間膜が断片的なものと広く考えられるようになったという。

腸間膜の連続性は、大腸の全切除手術を受ける患者のコホート研究で初めて示された。この手術では結腸間膜を腹腔後壁からすべて剥離することになる。Coffey氏によれば、腸間膜は遠位大腸から十二指腸空腸曲に至る連続した後腹膜外の1つの器官と考えられるとのこと。

解剖学書の古典である「Gray's Anatomy」では、この研究結果を受けて改訂されており、既に昨年から医学生は腸間膜を連続した1つの器官として学んでいるという。研究成果は昨年11月のThe Lancet Gastroenterology & Hepatologyに掲載されているが、1月3日にLive ScienceやThe Independentが紹介したのをはじめとして、数多くのメディアが取り上げているようだ。

この分野の研究はまだ始まったばかりだが、腸間膜の機能などに関する研究が進めば侵襲性の低い手術が可能となり、患者の回復を速めることや、費用の低減化が可能になるとのことだ。

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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家

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