居住可能な惑星「グリーゼ 581d」は黒点の見間違い? 9
ストーリー by headless
消滅 部門より
消滅 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
ハビタブルゾーン内に複数のスーパーアースが存在するとして一時注目を集めた惑星系「グリーゼ581」だが、これらのうち2つの系外惑星は存在しないとの研究結果が発表された(論文アブストラクト、 ナショナルジオグラフィックニュースの記事、 AFPBB Newsの記事、 ペンシルベニア州立大学のニュース記事)。
グリーゼ581は太陽系から20.4光年の距離にある赤色矮星。これまでグリーゼ581c、グリーゼ581d、グリーゼ581gの3つがハビタブルゾーン内に存在する可能性があると考えられていた。しかし、グリーゼ581cには可能性は残るものの恒星に近過ぎるだろうとの見方もあり、グリーゼ581gは存在自体が疑問視されていた。今回、米ペンシルベニア州立大学などの研究チームは、恒星の黒点の影響を計算に入れるとグリーゼ581dとグリーゼ581gが存在しないという結論に達したという(phason氏の日記が詳しい)。
太陽系外惑星の観測は、情報が限られるため難しい面は多いのだろうが、何とも寂しいものである。近年ではハビタブルゾーン内の地球型惑星も多数発見されているが、今後研究が進むとこうした事例も増えてくるのかもしれない。
一方、今回の研究成果によりグリーゼ581b、グリーゼ581c、グリーゼ581eに関しては、存在を裏付ける証拠がより強くなったとのことだ(National Geographic Daily Newsの記事)。
被害者 (スコア:1)
冥王星のときは影響甚大でしたが、今回は流石にこれぐらい?
Re: (スコア:0)
冥王星はなくなったわけじゃないし。
# ただし当初の大きさの推定が過大だったりはするようだが。
陰謀論の元ネタがまた一つ増えた (スコア:1)
Re: (スコア:0)
そっか、他所の国にグリーゼ581dを渡さない為か。
ついでに墜落した異星船から入手した技術でちょうど恒星間くらいの距離だけで有効なワープも装置も持っているのですね。
妄想科学 (スコア:0)
研究チーム内のグリーゼ581d星人「あれは黒点の見間違いでした」
Re: (スコア:0)
早く地球も恒星間惑星観測ジャマーを開発しないと侵略される恐れがありますね。
STAP惑星 (スコア:0)
こんなこったろうと思った…
あんな小さい星のビミョーな明るさの変化くらいで色々結論付けようという行為自体が眉唾物なんですよねそもそも
Re: (スコア:0)
そこに観測結果があるものに対して、間違った説明をつけてしまう今回のグリーゼと
理想的な説明につじつまが合うように観測結果を主張したものと
いっしょにするのはおかしい。
要は、間違いは許容されなければならないが、ねつ造は許容されないということ。
生物現象など、非平衡物理現象に特有な系になるには、エントロピー勾配のほうが重要なのでは? (スコア:0)
エネルギーは同等かもしれないが、温度の低い恒星からの光は、赤外線など、エントロピー的に価値の低い光源の可能性が高い。つまり、非平衡系に特徴的な物理現象を起こさせるのに重要なことは、エントロピー勾配であり、エネルギー水準ではない。