EM菌推進議員連盟幹事長の平井卓也氏、科学技術担当相として入閣 102
科学に疎くても大臣にはなれるという 部門より
10月2日に成立した第4次安倍改造内閣において、科学技術政策担当・宇宙政策担当大臣として平井卓也氏が就任したが、平井氏は「有用微生物利活用推進議員連盟」幹事長を務めていることが話題となっている(毎日新聞)。
有用微生物利活用推進議員連盟については過去にも取り上げられているが、「有用微生物群」(EM菌)の利用を目指すという組織。EM菌については科学的根拠が疑わしく、疑似科学と批判されている。
就任後の記者会見でEM菌について問われた平井氏は、「障害者施設でEM団子を作ったり、EM農業をやったりしているところを激励に行った」と活動に参加していることを明らかにしつつも、「EM菌を使っている方がたくさんいるので幹事長を引き受けた。中身はよく知らない」と釈明している。
最近では、EM菌に関与した政治家にSNS上で批判が殺到し、釈明に追い込まれる事態が発生していることもあり(過去記事)、推進されるようなことはないと信じたいが、疑似科学の判別ができない人が科学政策の舵をとっていけるのか、ちょっと不安である。