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2023年11月1日のサイエンス記事一覧(全3件)
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交通

ホンダとヤマト運輸、交換式バッテリ軽EVで集配業務の実証実験を開始 44

ストーリー by nagazou
そろそろ貢献度を指標化する仕組みがいるかも 部門より
ホンダとヤマト運輸は11月から、再生可能エネルギーを利用した交換式バッテリを使用する軽自動車(軽EV)の集配実証プロジェクトを開始する。充電済みの電池に交換すれば充電時間を省け、配送効率を高められるという(ヤマトホールディングスCar WatchTECH+)。

主にバイク用として使うホンダの交換式バッテリを軽商用車に搭載。日中に太陽光で発電した再エネ電力を充電した交換式バッテリを使用することで、充電による待機時間の削減や電力使用ピークの緩和など、より効率的なエネルギーマネジメントの実現に貢献するらしい。

初めは1台の軽EVを使用し、順次、複数台での実証を進めていく予定。実施場所は群馬県内で、集配業務における実用性や車両性能の評価、太陽光発電による再生可能エネルギーの効果的な利用、交換式バッテリーの運用に関する基本データの収集と検証などをおこなうとしている。
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地球

成層圏エアロゾル中の金属粒子、約10%は燃え尽きたロケットなどに由来 6

ストーリー by nagazou
えっ 部門より
AC0x01 曰く、

使用済みのロケット上段や人工衛星は、地上に落ちたりスペースデブリとなったりしないよう大気圏に突入させ燃え尽きさせるのが定番であるが、アメリカ海洋大気庁 (NOAA) の調査の結果、成層圏のエアロゾルに含まれる金属粒子の約10%がこれらの燃え尽きた残骸由来の物質となっている可能性が高いことが判明した(Soraeの記事)。

調査の結果、成層圏のエアロゾルには過去の調査でも発見されていた流星由来とみられるナトリウム、マグネシウム、クロム、鉄、ニッケルの他、アルミニウム、リチウム、銅が見つかったという。特にアルミニウムと銅の質量比は、ロケットや衛星の素材として使われる割合とほぼ一致しており、これらの残骸に由来しているとみられるという。またリチウムイオン電池の搭載が増えたことから、リチウムが増加傾向にあり、その他自然界には珍しいがロケットエンジンには使用されるニオブやハフニウムも微量ながら検出されたとのこと。

これまでこうした残骸が燃え尽きた後にどうなるかはほとんど考慮されていなかったということだが、微量の金属粒子がどのように大気中を移動するかもわかっておらず、人体や環境に悪影響があるのかも不明とのこと。ただし、今後はさらにロケットや人工衛星の打ち上げが増えると見込まれることから、将来的に新たな環境問題として課題になる可能性があるようだ。

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バイオテック

札幌の円山公園でゴキブリが繁殖も、公園の外には生息域を広げられない 60

ストーリー by nagazou
特殊生態系 部門より
冬の寒さが厳しい北海道にはゴキブリはいないと言われていたが、現在の北海道の高級住宅地には、ゴキブリの「聖域」と呼ばれる場所があるという。この聖域は、円山公園という札幌市内の公園に存在しており、夏になるとゴキブリの数が急増し、夜になると多くのゴキブリが観察されるそうだ(AERA dot.)。

この公園周辺に住む人々は、初めは何の虫か分からなかったそうだが、後に寒冷地に強いヤマトゴキブリであることが判明したという。円山地区で多い理由に関しては、同地区は道内でも比較的早い時期に入植が始まった地域であり、東北地方から運んだ建材に、ヤマトゴキブリの卵鞘が付着して持ち込まれたのではないかと考えられているという。また木の周囲が除雪されないことも、ヤマトゴキブリが繁殖する理由と見られる。しかし、この公園に住むヤマトゴキブリは「ラブルベニア」という菌類に汚染されており、秋口になるとバタバタと死んでいくことから、円山公園の外に生息域を広げられないとしている。
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