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13220778 story
宇宙

仏領ギアナのロケット発射場、デモ隊に占拠される 34

ストーリー by hylom
格差 部門より
AC0x01曰く、

南米の仏領ギアナにあるクールー宇宙センターが賃上げや治安の改善を求めるデモ隊に占拠されるという事態になっているそうだ(AFP)。

3月後半にはデモにより宇宙センターへの道が封鎖されたと報道されていたが(sorae.jp)、新たに発射場が占拠されたということであれば事態は拡大しているのだろうか。AFPの映像ではロケットの近くを歩くデモ隊の姿が見て取れる。

3月末にはアリアン5が、4月4日にはソユーズの打ち上げが予定されていたそうだが、これでは当面は延期が続くだろう。

13220774 story
サイエンス

国立情報学研究所の論文データベースからPDFが消える 34

ストーリー by hylom
困るのは研究者 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

国立情報学研究所の運営する論文データベース「CiNii」で公開されていた論文PDFが3月末で閲覧できなくなる状況となっている。政府が論文の公開場所としてJ-STAGEに移行する方針を示したのだが、移行作業は各学会に任されており、一部の学会でCiiNiでの論文公開終了までの移行が間に合わなかったという状況らしい(ITmedia)。

ただ、移行自体は2014年より進められており、それなりに猶予期間はあったため、どうしてこのような状況になったのかはよく分からない。コンテンツ移行先(PDF)を見ると、一部の学会はJ-STAGEに移行せず独自に提供を行う方針のようでもある。

13219280 story
サイエンス

車と衝突して死ぬ鳥はそうでない鳥よりも脳が小さい傾向がある? 48

ストーリー by hylom
そういう問題なのか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

車と衝突して死ぬ鳥は、回避できる鳥よりも脳が小さい傾向があるという(AFP)。

フランス国立科学研究センターの研究者らが251種・合計3521羽の鳥の死骸を調べてまとめた結果、体長の割に脳が小さい鳥のほうが衝突を回避する能力が低いことが分かったという。

まあ鳥類は情報処理能力を、視覚・飛行処理に大振りした軽量脳でどうにか飛行可能なのだから、わずかな余剰処理能力の大小の差は大きいのだろう。

13217927 story
宇宙

アレシボ天文台、またも存続の危機 48

ストーリー by hylom
50年以上の歴史 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

直径約305メートルという大きさの電波望遠鏡を備えるプエルトリコのアレシボ天文台は、たびたび存続の危機に見舞われているという。

同天文台は米国科学財団などの支援を受けて1963年に建造され、2016年に中国の電波望遠鏡「FAST」が完成するまでは世界最大の電波望遠鏡だった。地球外生命体向けのメッセージ送信や、SETI@homeプロジェクトへの観測データ提供といった実績も残している。しかし、宇宙望遠鏡の登場などによって昨今では予算削減の動きがたびたびあり、2011年には閉鎖の可能性があったほか、2014年にはプエルトリコで発生した地震によって機器が損傷するというトラブルにも見舞われている。

WIREDによると、現在米科学財団は同天文台への支出を年間800万ドルから200万ドルに削減する意向を示しているという。同天文台は地球に接近する小惑星の観測という役割も持っており、閉鎖による人類への影響が危惧されている。

13217920 story
サイエンス

「空飛ぶ豚」や「海底に生息する鳥」に関する研究論文、査読を通過してカンファレンスでの講演が認められる 53

ストーリー by hylom
リゾート気分で出張って感じか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

「空飛ぶ豚」や「海底に生息する鳥」に関する研究論文が国際カンファレンスで採択され、講演が認められたという話がエナゴ学術英語アカデミーで紹介されている。

以前から、手数料を支払えばどんな論文でも掲載する論文誌の存在は問題となっていたが、同様にどんな内容でも手数料を支払えば採択され講演を行える国際カンファレンスというもの存在しているそうで、こういった問題を追及する記者が偽名とデタラメな論文を作成して応募したところ、採択されてしまったという話らしい(Ottawa SunOttawa Citizen)。

ちなみに講演を行うために支払いが必要な手数料は999ドルとのこと。こういった怪しげなカンファレンスを開催する企業は複数存在するそうで、日本でも開催されているという。

13217792 story
サイエンス

キーボードなどの表面に付着している微生物からその利用者やそのパートナーを特定できる 21

ストーリー by hylom
特定の人が頻繁に触るという話 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

PCのキーボードやマウスなどの表面に付着している微生物から、その所有者やパートナーを特定できるという研究結果が発表されたという(WIRED)。

この研究では264のサンプルを対象に調査を行ったそうだ。その結果、床やカウンター、机などの表面に存在する微生物からは人物の特定に十分な情報は得られなかった一方、キーボードやマウスではほとんどの場合で人物の特定ができたという。

13217377 story
地球

絶滅危惧種だったマナティー、個体数回復により「危急種」に格下げ 28

ストーリー by hylom
復活してるっぽい 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

西インド諸島に生息するマナティーの一種、西インドマナティーはこれまで絶滅危惧種に指定されていたが、個体数が劇的に回復したと判断され、このたび絶滅危惧種から「危急種」に変更された(CNNMiami HeraldSlashdot)。

西インドマナティーは1970年代には数百等にまで減少していたが、最近では6000頭を超すマナティーが目撃されているという。ただ、マナティーの正確な個体数は分かっていないようだ。

13216476 story
地球

新江ノ島水族館など、日本動物園水族館協会による追い込み漁でのイルカ入手禁止に反対して協会を脱退 82

ストーリー by hylom
追い込み漁で何が悪い 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

日本動物園水族館協会は2015年、世界動物園水族館協会からの要求を受けて「追い込み漁」で捕獲したイルカの入手を禁止することを発表したが(ハフィントンポスト)、追い込み漁でのイルカ入手を希望するなどとして2水族館が同協会を脱退することが明らかになった(神奈川新聞産経新聞)。

脱退したのは神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館と、山口県下関市のしものせき水族館「海響館」。追い込み漁は漁船や漁網でイルカを入り江や浜辺に追い込んで捕獲する漁法で、日本では和歌山県太地町での漁が有名。新江ノ島水族館は今後も太地町からのイルカや鯨の搬入を希望しているとのことで、また海響館は追い込み漁は合法であり禁止する方針を容認できないと主張している。

13215590 story
サイエンス

オーストラリアで世界最大クラスの恐竜の足跡が発見される 42

ストーリー by hylom
デカい 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

オーストラリアで、全長約1.7メートルというサイズの恐竜の足跡が発見されたそうだ。さらにその周辺では多数の異なる種類の恐竜の足跡も発見されているという(ギズモード・ジャパンロイターabcNewsAFPAOLNewsSlashdot)。

これらはオーストラリア北西部のダンピア半島で、白亜紀前期の地層から見つかったとのこと。報道では「オーストラリアのジュラシック・パーク」などとも呼ばれている。

13214402 story
お金

英中央銀行、ポリマー紙幣の原料に添加する獣脂の代替品の調査結果を公表 92

ストーリー by headless
脂肪 部門より
昨年9月に発行が始まったポリマー製の英5ポンド紙幣は、原料のポリマーペレットに微量の獣脂が添加されていることが判明して問題となった。英中央銀行では、今後の10ポンド・20ポンドポリマー紙幣の発行に向け、代替の添加物などに関する調査結果を公表し、意見を募集している(英中央銀行の発表The Registerの記事)。

添加物として使われている獣脂の成分は脂肪酸に由来するもので、ポリマー紙幣の原料となるポリプロピレンの生産過程で世界的に使われているものだという。ポリマー紙幣は世界30か国以上で使われているが、添加物についてはこれまで注目されていなかった。しかし今回の調査の結果、世界のポリマー紙幣はすべて獣脂の成分を含むことが判明したそうだ。

代替品としては植物油脂が検討されているが、大豆脂や菜種油、ヒマワリ油などは飽和脂肪酸が少なく、水素添加が必要だ。そのため、飽和脂肪酸を豊富に含むパーム油やココナッツ油が候補として挙げられている。ただし、ココナッツ油はパーム油と比べて生産量が少ないことなどから、現実的な代替品はパーム油しかないという。

しかし、パーム油は開拓による森林破壊など環境負荷が大きく、プランテーションでの児童労働を含む違法労働などの問題もある。「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」といった団体による環境に配慮する枠組みも存在するが、RSPOの認証基準には抜け穴があるといった批判も出ている。一方、獣脂は食肉生産の副産物であり、家畜の飼育は環境負荷が大きいものの、持続可能な生産方法であれば無視できるレベルになるとのこと。

ポリマー紙幣への獣脂添加が他国で問題になるかどうかは不明だが、英中央銀行は2010年平等法(EA 2010)により、すべての人を平等に扱うことが義務付けられており、これには宗教や信条の違いなども含まれる。ポリマー紙幣への獣脂の添加はごく微量であっても、宗教面・倫理面から触れてはいけないと考える人々への影響が大きい。これに対し、パーム油は環境に配慮すべきと考える人々に影響を与える。世界自然保護基金(WWF) UKでは、RSPO認証品でないならパーム油を使用すべきではないとの考えを示している。
13213561 story
スラッシュバック

SpaceX、Falcon 9ロケット第1段の再利用・再回収に成功 39

ストーリー by headless
成功 部門より
SpaceXは日本時間3月31日、過去のミッションで回収したFalcon 9ロケット第1段による商用通信衛星SES-10の打ち上げをケネディ宇宙センターLC-39Aで実施した(SpaceXのツイート[1][2]SESのプレスリリースWebキャスト動画)。

Falcon 9ロケットは日本時間31日午前7時27分に打ち上げられ、約32分後にSES-10を静止トランスファー軌道に投入、打ち上げは成功した。ロケット第1段は打ち上げから約9分後に大西洋上のドローン船「Of Course I Still Love You」に着陸し、再回収にも成功している。ペイロードを保護するフェアリングの回収にも成功したそうだ。

今回のロケット第1段は昨年4月の国際宇宙ステーション(ISS)補給ミッションCRS-8で使われたもので、SpaceXが初めて海上での回収に成功したロケット第1段でもある。SpaceXはこれまでに7機のFalcon 9ロケット第1段を回収しているが、軌道投入能力を持つロケットが再利用されるのは世界初とのこと。
13213065 story
エイプリルフール

WWFが南極大陸で新種「ナンキョクグマ」を発見 13

ストーリー by hylom
温暖化で熊も危機に? 部門より

WWF(世界自然保護基金)が4月1日、南極大陸で新種のクマ「ナンキョクグマ」を発見したと発表した(WWFの発表)。

寒冷地に住む熊としてはホッキョクグマが有名だが、南極では熊は確認されていなかった。この理由として、北極は北アメリカ大陸やユーラシア大陸と比較的近く、流氷に乗って移動が可能であるいっぽう、南極は他の大陸とは遠く離れており、南極へと渡るためには海を泳ぐか空を飛んで移動する必要があるためだと考えられている。

今回発見されたナンキョクグマは、南米に生息するメガネグマに近いようだが、その生態などは謎に包まれているようだ。今年南極では過去に例を見ない規模での氷の減少が報告されており、こういった環境変化によって今まで発見されていなかった生物が人目に触れるようになった可能性もあるとWWFは説明している。

13210242 story
医療

肺にも大量の血小板を作る機能があることがマウスで確認される 11

ストーリー by hylom
まだまだ発見がある臓器 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

カリフォルニア大学のサンフランシスコ校(UCSF)の研究者らが、哺乳類の肺に「血を作る」機能があることを発見した(NewsweekScienceAlertUCSFの発表Nature誌掲載論文Slashdot)。

肺の中には「巨核球」と呼ばれる血小板を生成する細胞が存在することは以前発見されていた。この巨核球の働きによって少量の血小板が肺の中で作られる可能性があるとされていたそうだが、今回マウスを使った実験では肺が1時間当たり1000万個以上という、大量の血小板を生産していることを確認したという。

ただ、今回の研究はマウスを使ったもので、人間にも当てはまるかどうかはまだ分からないとのこと。

13210158 story
地球

国特別天然記念物アマミノクロウサギの幼獣が猫に襲われる動画が撮影される 47

ストーリー by hylom
自然の摂理とはいえ 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

国特別天然記念物アマミノクロウサギの幼獣が猫に襲われる瞬間が初めて動画で撮影された(朝日新聞)。

撮影したのは鹿児島大学国際島嶼教育研究センター奄美分室の研究員で、巣穴の前に設置したセンサーカメラで自動撮影したそうだ。映像では、巣穴に戻ってきた子ウサギに猫が飛びかかり、運び去っていく様子や、翌日授乳に訪れた母ウサギが子ウサギを捜す様子も映っていたようだ。

野生に放された飼い猫や、餌やりによって繁殖した野良猫が、希少動物を襲撃したり、交雑したりする等の生態系破壊を引き起こしているのは各所で指摘され、問題視されており、人間側のモラルが問われている。

13209343 story
NASA

太陽の黒点、2週間近く観測されず 66

ストーリー by hylom
地球は滅亡する 部門より

3月7日から20日にかけて、太陽の黒点が1つも観測されていないという状況が発生していたそうだ(Space.comWashington Post宇宙天気情報センターの黒点情報)。

米NOAA(アメリカ海洋大気庁)によるデータでは3月21日以降は黒点が再び観測されるようになっているが、NASAのデータでは7日から15日間黒点が観測されない状況だったともされている。NASAによると、このように長期に渡って黒点が観察されなかったのは初めてのようだ。また、今年になって黒点が観測されなかった日はすでに26日あるとのこと。

TOCANAによると、黒点の減少は太陽の活動の弱体化につながり、97%の確率で地球が「氷河期」に突入し、「夏がなくなり、冬が続き、川が凍る」との現象が起こるという。

ただ、「太陽黒点が活発でない=太陽の活動が止まる」というわけではなく、アメリカ海軍天文台はこれによって大きな気候変動などは起こらないとしている。

なお、太陽の活動が弱くなっているという話は2009年2011年2013年にも話題になっている。

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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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