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13757548 story
宇宙

北海道に宇宙港を作る構想が立ち上がる 86

ストーリー by hylom
良い場所では 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

北海道大樹町に「宇宙港」を作るという動きがあるという(産経新聞)。

大樹町には宇宙航空研究開発機構(JAXA)の大樹航空宇宙実験場があるほか、民間宇宙開発企業のインターステラテクノロジズの拠点もあるそうだ。これら宇宙施設を拡充し、衛星打ち上げなどを行えるロケットの射点を建造するという。また、大型ロケットの射点や「日本版スペースシャトル」が離着陸できる滑走路の建設も見込んでいるという。

同町は北海道南東部にあり、太平洋に面している。さらに広大な敷地があるといったメリットがあるそうだ。

13755602 story
バイオテック

遺伝子を調べて人の老化状況を調べる技術の開発が進む 11

ストーリー by hylom
健康診断に取り入れられる日は来るのか 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

「人の寿命を予測する」技術の開発が進んでいるという(MIT Technology Review)。

MIT Technology ReviewによるとDNAの変化を見ることで、その人の老化が標準よりも速いのかそれとも遅いのかを判別する技術が研究されているという。さらにこの技術で死亡リスクを見積もることができ、たとえば老化が「実年齢よりも8歳以上」の場合死亡リスクは標準の2倍、「7歳以上若い」場合は半分になるそうだ。

13755074 story
ゲーム

自律走行車のブレーキが故障した場合に誰を助けるべきか判断するゲーム、プレイヤーはどう判断した? 138

ストーリー by headless
判断 部門より
MIT Media Labは2016年、交差点に近づく自律走行自動車のブレーキが故障した場合に誰を助けるべきか判断するゲーム「Moral Machine」をオンラインで公開してデータを集めていたが、その成果がNatureに掲載された(MIT Newsの記事The Guardianの記事The Vergeの記事論文アブストラクト)。

Moral Machineはトロッコ問題の派生版で、乗客と横断者のどちらを助けるか、現在の車線の横断者と別の車線の横断者どちらを助けるかを判断するものだ。乗客と横断者には年齢や性別、職業などが設定されており、横断者には人間だけでなく動物も登場するほか、信号を守っているかどうかといった設定もある。

オンライン調査には233か国から200万人以上が参加し、4,000万回近くの判断が行われたという。その結果、全世界で多くの人が同意すると考えられる3つの要素が見つかったそうだ。3つの要素とは、他の動物の命よりも人命を救う、より多くの人命を救う、お年寄りよりも若い人を救う、といったものだ。
13754858 story
教育

東京医科大学、出身校による入試の点数操作も行なっていた 143

ストーリー by headless
調整 部門より
hylom 曰く、

特定の受験生に加点する個別調整による裏口入学や、女子受験生に対する一律減点の問題が判明した東京医科大が、この問題に関する「第一次調査報告書」を発表した(ニュースリリース報告書: PDF)。

報告書によると、同大の一般入試およびセンター利用入試では小論文の点数を操作することで、特定の受験者を優遇する属性調整が行われていたという。属性調整は小論文の点数に0.833をかけたものに受験者の属性に応じた加算点を加え、それを2点単位に繰り上げるというものだそうだ。

加算点は以下の通り。

  • 高等学校等コード51000以上: 0点
  • 高等学校等コード51000未満: 現役男性5点、一浪男性4点、二浪男性3点、それ以外及び女性0点

ここで出ている「高等学校等コード」は「大学入学者選抜大学入試センター試験案内」から引用されたもので、51000以上には「外国の学校等」「在外教育施設」「専修学校の高等課程」「高等学校卒業程度認定試験」などが含まれ、出身校で点数が低くなるよう操作されていたことになる。

13754379 story
JAXA

はやぶさ2、着陸リハーサル3回目とターゲットマーカの投下に成功 35

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投下 部門より
AC0x01 曰く、

小惑星リュウグウで活動を続けている小惑星探査機「はやぶさ2」が23日から3回目の着陸リハーサル(TD1-R3)を開始し、25日に高度12mまで降下してターゲットマーカの投下に成功した(プレスリリース毎日新聞の記事朝日新聞デジタルの記事)。

当初は10月下旬に本番の着陸が予定されていたが、リュウグウには想定以上の岩塊が存在し着陸に適した場所が少ないことから、追加のリハーサルとターゲットマーカ投下が決定した。はやぶさ2は高度13mでターゲットマーカを分離。リュウグウ地表で光るターゲットマーカが画像で確認された。ターゲットマーカには「星の王子様に会いにいきませんかミリオンキャンペーン2」で寄せられた18万人分の名前が搭載されている。

はやぶさ2は11月下旬から12月にかけて太陽の反対側となり通信が行えないため、この間にリハーサル結果や観測結果を踏まえて着陸の時期を検討する予定だ。

13754371 story
NASA

NASA、正常なデータを出力しなかったハブル宇宙望遠鏡の予備のジャイロスコープを振って直す 33

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修復 部門より

NASAは23日、ハブル宇宙望遠鏡の予備のジャイロスコープ(ジャイロ)が正常範囲のデータを出力するようになったと発表した(NASAの記事)。

ハブル宇宙望遠鏡はジャイロの故障で5日にセーフモードへ移行したため、予備のジャイロを起動したが、実際の回転速度とは桁違いに大きな値を出力する問題が発生していた。このジャイロは1分間に19,200回転するホイールが「フロート」と呼ばれる密封されたシリンダー内にマウントされており、フロートは粘性の高い液体中を浮遊している。

まず運用チームでは、7年半使われていなかったジャイロの起動時に何らかの問題が発生した可能性を考慮し、16日にジャイロを再起動してみたが、特に改善は見られなかったという。次に、何らかの障害物によりフロートが中央からずれ、極端に大きな値を出力している可能性を考慮し、18日には宇宙機に連続して方向転換を行うようコマンドを送って障害物の除去を試みる。

ジャイロには大きな回転を測定するHighモードと細かい回転を測定するLowモードがあり、フロートの周りに蓄積した障害物を取り除くため、方向転換するたびにモードを切り替えていった。その結果、出力される回転速度は大幅に低下し、短時間であればLowモードでの測定が可能な状態になったという。翌19日には再び同様の連続方向転換とモード切替を実施し、いずれのモードでも正常と思われる回転速度が出力されるようになったとのこと。

チームはさらに追加の方向転換を行ってジャイロの安定性を確認し、週末いっぱい監視を続けたが、特に問題はみられなかったそうだ。今後は実際の観測時と同様の条件でテストを行い、問題がなければ間もなく通常の運用が可能になると予想されている。

なお、10日にセーフモードへ移行し、15日に復旧したチャンドラX線観測衛星は、21日から科学観測を再開しているそうだ。

追記: ハブル宇宙望遠鏡も日本時間27日15時10分、科学観測を再開したとのこと。

13753857 story
サイエンス

消費者庁、酵素飲料に対し景表法違反として措置命令 37

ストーリー by hylom
売上を見ると課徴金は微々たるものでは 部門より

消費者庁が10月25日、「ブルーベリー由来の酵素」によって視力回復や目の症状の改善効果が得られるかのような表示を含む広告を新聞に掲載していた健康食品販売業者に対し、景品表示法違反(優良誤認)に相当するとして措置命令および課徴金納付命令を行ったと発表した(発表PDF時事通信ハザードラボ)。

問題の商品はブルーベリーや「植物発酵エキス」を原材料とする液状のもの。2009年より販売が行われていたという。広告によると、価格は500ml入りで6,000円(税込)。消費者庁が販売業者に対し合理的な根拠を示す資料の提出を求めたが、提出された資料は合理的な根拠を示すものであるとは認められなかったという。

2016年5月から2017年11月にかけての問題の製品の売り上げは約6億円だそうだ。また、支払いが命じられた課徴金の金額は1814万円だという。

13752996 story
英国

ホーキング博士の論文や車椅子が競売にかけられる 16

ストーリー by hylom
個人で持っておくものではないですね 部門より

今年3月に逝去した宇宙物理学者、スティーブン・ホーキング氏の遺品がネットオークション競売にかけられる(CNNギズモード・ジャパン時事通信)。

このオークションは「On the Shoulders of Giants: Newton, Darwin, Einstein, Hawking」というテーマで、ホーキング氏のほかニュートンやダーウィン、アインシュタインといった著名学者の関連物が出品されている。

出品されるのは本人が使用していた車椅子やジャケット、博士論文の原本、本人拇印入りの書籍「ホーキング、宇宙を語る」(A Brief History of Time)、授与されたメダル、アニメ「ザ・シンプソンズ」に出演した際の台本、時間旅行者に向けて氏が企画したパーティの招待状など。収益の一部はThe Stephen Hawking Foundationに寄付される。

13752892 story
地球

「2005年から10年間で気温は上がるかどうか」で賭けを行なった気候変動研究者と太陽物理学者、勝者は気温上昇派 17

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よくない話ではある 部門より
taraiok曰く、

2005年に英国の気候変動研究者であるJames D. Annan氏は、ロシアの太陽物理学者であるGalina Mashnich氏とVladimir Bashkirtsev氏と1万ドルの賭けを計画した。Mashnich氏とBashkirtsev氏は地球温暖化の原因は太陽活動の変化によるものとだ主張し、10年間で気温は下がると予測した。一方でAnnan氏はこの考えに否定的だった(James' Empty Blog[結果]nature[2005年当時の賭けの詳細記事]James' Empty Blog[2005年当時の記事]Slashdot)。

賭けの内容は、1998~2003年と2012~2017年間の地球表面温度を比較、この期間に温度が上がるとAnnan氏が勝ちとなり、2人は合計で1万ドルをAnnan氏に払う。反対に下がればMashnich氏とBashkirtsev氏の2人が勝ちで、Annan氏が2人に金を支払うとしている。ただ当時のnature記事によると支払額などの関係で賭けは成立していない可能性がある。

1997年から1998年の期間は記録的なエルニーニョ現象が発生し気温が高くなっていた。しかし、賭けをした当時はこの時期を境に気温が低下していたこと、太陽光発電の発電量が落ちていたことがMashnich氏とBashkirtsev氏が気温低下に賭けた根拠だったようだ。そして賭けから10年が経過したが、勝者はAnnan氏であることが確実になった。これに対して、James D. Annan氏はブログで勝利を宣言している。

Annan氏のブログによると、Bashkirtsev氏は支払いを拒否、Mashnich氏は電子メールに返信することも拒否しており、賭けには勝ったものの1万ドルを受け取ることはできなかったようだ。

13751944 story
数学

太さのない線で目盛りを表現するバーニヤノギス、ミツトヨとコクヨが共同開発 56

ストーリー by hylom
実用的なのだろうか 部門より

ミツトヨとコクヨが、「太さのない線」で目盛りを表現するバーニヤノギスを共同開発した(コクヨの発表PDF)。

線ではなく、一定間隔に並べた「黒い面」の境界線が目盛りとなる。境界線には太さがないため、幾何学の定義でいう線で目盛りを表現できるという。コクヨは2017年より同様の「太さのない線」を使った定規を発売しているが、今回発売されたものはそれをノギスに応用したものとなる。

13751202 story
JAXA

水星磁気圏探査機「みお」、打ち上げ成功。7年かけて水星へ向かう 36

ストーリー by hylom
大変な旅である 部門より

国際水星探査計画「BepiColombo」の一環として計画されているJAXAの水星磁気圏探査機「みお」と欧州宇宙機関(ESA)の水星表面探査機「MPO」が10月20日、アリアン5ロケットで打ち上げられた。その後予定軌道への投入成功が確認されている(soraeJAXAの発表)。

BepiColombpは「みお」(MMO、Mercury Magnetospheric Orbiter)と「MPO」(Mercury Planetary Orbiter)の2つの探査機で水星の観測を行うもの。今まで水星の周回探査は今までNASAが1973年に打ち上げたマリナー10号でしか行われていなかった。

「みお」にはプラズマ・粒子観測装置や磁力計、プラズマ波動・電場観測装置、ダスト計測器、ナトリウム大気カメラなどが搭載されており、水星の磁気圏や周辺の状況、大気などを調査する。また、MPOには紫外線分光撮像器や中性粒子・イオン観測装置、赤外線分光撮像器、分光・撮像複合カメラ、ガンマ線・中性子線検出器、太陽風モニター、X線分光器などが搭載されており、これらで水星表面の状況を観測する。

両探査機はこれから約7年かけて9回の惑星スイングバイを行い水星を目指すとのこと。まずは2020年に地球スイングバイが行われ、その後金星スイングバイを2回、水星スイングバイを6回行う予定(JAXAによるミッション解説)。

13750095 story
宇宙

「ゴジラ座」や「富士山座」、「シュレディンガーの猫座」などの星座が誕生 38

ストーリー by hylom
聖闘士星矢の新シリーズができてしまう 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

アメリカ航空宇宙局(NASA)と世界の研究機関からなる「フェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡研究チーム」が、新たな星座としてゴジラ座」を認定した(東宝の発表ハフィントンポスト)。

NASAおよび研究チームが、「ガンマ線天体を線で結んだ星座」22個を新たに発表し、その1つに「ゴジラ座」が含まれたということらしい。国際天文学連合(IAU)による88星座とは別物。

なお、ガンマ線は大部分が地球上の大気で吸収されてしまうため地上での観測は困難だそうだ。

ほかの星座としては「シュレディンガーの猫座」や「オベリスク座」、「星の王子さま座」、「ハルク座」、「サターンVロケット座」、「富士山座」、「エンタープライズ号座」、「アルベルト・アインシュタイン座」など、ユニークなものが並んでいる。

13749282 story
月

中国・成都市の企業、人工の「月」を2020年にも打ち上げる計画 90

ストーリー by headless
衛星 部門より
中国・成都市の企業が街灯の代わりに地上を照らす人工の「月」(人造月亮)を2020年にも打ち上げる計画だという(People's Daily Onlineの記事SlashGearの記事The Registerの記事搜狐の記事)。

この人工月は人工衛星に搭載した巨大な鏡で太陽光を反射させるもので、「空に吊るした鏡で太陽の光を反射させ、パリの街を一年中照らす」というフランスの芸術家のアイディアが元になっているそうだ。ロシアは1999年に実験しているが、鏡の展開に失敗して実現には至らなかったという。

この企業、成都航天科工微電子系統研究院では何年もかけて研究を行っており、実際に打ち上げが可能な段階に達しているとのこと。2020年には初号機を打ち上げて実証実験を行い、2022年には3機により地上を照らす実験を行う計画だ。

人工月は月の8倍の明るさで直径80km程度の範囲を照らすことができ、街灯の置き換えに十分な明るさが得られるという。ただし、実際の明るさは夏の黄昏時ぐらいとみられ、それほど明るくなるというわけではないようだ。そのため、生物の概日リズムに影響することはないと考えられているとのこと。
13748663 story
バイオテック

米企業、細胞培養鶏肉を年内に市場投入する計画 40

ストーリー by headless
培養 部門より
米国のJust, Inc.(JUST)が年内に細胞培養による鶏肉「Just Meat」を市場投入する計画を示している(製品情報FOODBEASTの記事)。

Just Meatはニワトリの羽毛からとった細胞に植物性の栄養素を加えて培養したもので、遺伝子組み換えや抗生物質の使用は行われていないという。細胞培養による家禽肉に関しては、昨年米国のMemphis Meatsが世界で初めて成功したことを発表し、試食会も開催しているが、一般向けの販売は2021年までの開始が目標だ。そのため、JUSTの計画が実現すれば細胞培養家禽肉の市場投入が大幅に早まることになる。

ただし、米国では農務省(USDA)や食品医薬品局(FDA)による規制案作成が進んでおらず、年内に米国で発売できる可能性は低いようだ。FOODBEASTの記事では、米国以外の小規模なレストランで近いうちにJust Meatが提供されるようになるとの見方を示している。

JUSTはHampton Creekから社名変更した企業で、植物原料の卵液代用食品「Just Egg」や卵を使用しないマヨネーズ風スプレッド「Just Mayo」などを販売している。スラドでは同社がJust Mayoで「mayo」という単語の使用をFDAに認めさせたことが話題となった。
13748166 story
医療

遺伝子検査による病気の判定は確実なものではない 7

ストーリー by hylom
そもそも診断自体が微妙という話も 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

遺伝子検査から導き出される診断結果は確定的な情報として捉えられやすい傾向にある。良性の腫瘍などと判断された場合は、その結果に安心してしまうだろう。確かに人間のDNAは変化しない。しかし、疾患などの原因を判断する技術は流動的な存在だ。その結果、今日は良性と判断されても、明日の研究では悪性で危険なものだったと見なされる可能性がある。とくに乳がんや大腸がんの原因となる突然変異は、研究が進歩したことから判断基準が変わりやすいという。

そこで遺伝学関連の専門家は、2006年から2016年に遺伝子検査を行った145万人の患者のデータを見直し、当時報告された結果が今でも有効かどうかを確認した。その結果、再分類が行われ、59 955件の修正報告が提出されたとしている。これは古い結果が新しいデータに取って代わられたことを意味している。しかし、再分類された情報を再び医師や患者に伝えるためのシステムは今のところ存在していないという(The NewYork Times米国国立図書館Slashdot)。

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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

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