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国際宇宙ステーション

国際宇宙ステーションの空気漏れの原因となったソユーズMS-09、地球に無事帰還 17

ストーリー by headless
無事 部門より
国際宇宙ステーション(ISS)の第56/57次長期滞在クルーを乗せたソユーズMS-09が20日、地球に無事帰還した(NASAのプレスリリース)。

ソユーズMS-09は8月、ISSの空気漏れの原因となる人為的な穿孔が軌道モジュールで発見されていた。穿孔はカプトンテープによる応急処置の後、ソユーズコマンダーのセルゲイ・プロコピエフ宇宙飛行士がエポキシ樹脂を塗ったガーゼワイプで補修した。12月12日にはプロコピエフ宇宙飛行士とソユーズMS-11コマンダーのオレグ・コノネンコ宇宙飛行士が船外活動で外側から確認している。

今回地球に帰還したのはプロコピエフ宇宙飛行士とNASAのセリーナ・アウニョン-チャンセラー宇宙飛行士、第57次長期滞在ミッションのコマンダーでESAのアレクサンダー・ゲルスト宇宙飛行士の3名。12月3日に打ち上げられたソユーズMS-11でNASAのアン・マクレイン宇宙飛行士がISSに到着して以降16日間、NASAの宇宙飛行士は2名とも女性だった。ISSにNASAの宇宙飛行士が2名のみ滞在している状況で、2名とも女性の宇宙飛行士となるのは今回が初めてだったという。

ソユーズ(MS-12)による次回のクルー輸送ミッションは来年2月28日に予定されている。このミッションでは打ち上げが失敗したソユーズMS-10でISSに向かう予定だったロスコスモスのアレクセイ・オプチニン宇宙飛行士とNASAのニック・ヘイグ宇宙飛行士に加え、NASAのクリスティーナ・コック宇宙飛行士が第59次長期滞在クルーとしてISSに向かう。
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宇宙

太陽から約180億kmの場所で新たな天体が見つかる 26

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彼方 部門より

国際天文学連合などの研究者らが、太陽から約180億km離れた場所で直径500kmほどの天体を発見したと発表した(CNNギズモード・ジャパン)。

この天体は今年11月10日、ハワイ・マウナケアにある国立天文台のすばる望遠鏡で発見され、その後他の望遠鏡でも観測が続けられていた。現在「2018 VG18」という仮名が付いているが、「遥か遠く」という意味の「Farout」という愛称でも呼ばれているという。

太陽からここまで遠く離れた場所で天体が見つかったのは初めてだという。動きは非常に遅く、軌道を調べるのには時間がかかるようだ。

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地球

日本政府、国際捕鯨委員会脱退の方針固める 118

ストーリー by hylom
ついに 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

日本政府は国際捕鯨委員会からの脱退方針を固めた(産経新聞時事通信読売新聞)。

国際捕鯨委員会においては、何かを決める際に4分の3以上の賛成が必要であるが、捕鯨国、反捕鯨国いずれも3/4を確保できないことから、機能不全に陥り存在意義が問われていることが問題となっていた。解決へ向け日本が提案した過半数の賛成に緩和する案も否決され、今後何かを提案しても実現する見込みが薄く、意義も失われつつあることや調査捕鯨もシーシェパードなどの反捕鯨団体の妨害で成果を挙げられていないこと、反捕鯨国の多くが理論より感情で反対していることから、今年中に国際捕鯨委員会に脱退を通告することとなった。

これにより、南極海での調査捕鯨からは撤退することとなる。一方で排他的経済水域においてモラトリアム決議により1988年以来中断していた商業捕鯨に30年ぶりに道を開くこととなるが、反捕鯨国の反発が予想される。

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バイオテック

人工肉は本物の肉と同じか? 宗教関係者の間で議論 80

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技術と倫理の両方からの議論が必要 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

研究所で製造される人工肉は実用化に近づいている。いくつかの新興企業は、動物細胞を基にした培養細胞肉などもすでに存在する。市販にはまだ至っていないものの、肉に似せたチキンナゲット、ハンバーガー、ステーキのプロトタイプも登場している。しかし、この新しい技術は、新たな問題を引き起こしつつある。宗教もしくは倫理的な理由から肉を避ける人々の存在だ。

ユダヤ教などでは野ウサギの肉を食べることは禁忌とされている。このことから、イスラエルでは細胞培養によって作られたウサギ肉を従来のウサギ肉と同じ扱いにして良いのかといった議論があるようだ(WSJSlashdot)。

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バイオテック

年齢や職業・年収などを一切明かさず行われる「DNA婚活」 43

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ディストピア感ある 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

今、若い世代の間で『DNA婚活』なるものが話題になっているそうだ。パーティー会場のテーブルには、互いのDNAの相性をパーセンテージで表示した数字が書かれている。この数字は事前に行った遺伝子検査を元に表示され、70%以上だと「相性がいい」としている。向かい合った男女は、年齢や職業・年収などを一切明かさず、DNAの相性だけをたよりに交流するのがルールだとしている(NHK)。

婚活サービス会社が根拠としているのが、免疫をつかさどる「HLA遺伝子」。HLA遺伝子には、1万以上の型があり、この型が「似ていない」男女ほど相性がよく「似ている」のは相性が悪いとされる。人はHLA遺伝子の違いを匂いとして感じることができ、スイスで行われた実験では、女性は、自分と型が似ていない男性の匂いほど魅力を感じるとしている。

また、HLA遺伝子の型が似ていない人どうしが結婚すると、免疫の強い子どもが産まれやすいという説もあるようだ。

13797075 story
地球

乱獲により激減するオーストラリアのサメ 44

ストーリー by hylom
これに動物保護団体は噛みつかないの 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

オーストラリア東部沿岸でのサメの個体数が大きく減少しているという(AFPCommunications Biology誌掲載論文Nature Asia)。

食用の捕獲ではなく、遊泳場所に向かわせないための駆除が原因とされている。サメの命は海生哺乳類よりは軽いようだ。

オーストラリア東部の沿岸部におけるサメの個体数は過去55年間で減少が続いており、回復する兆しもほとんどないという。この研究では、サメによる被害を防ぐために政府が設置した網や罠で駆除したサメの数を推定、ここからサメが減少したと結論付けている。

一方で人間がサメに襲われる件数は減っておらず、今年はすでに27件が発生しているという。ただ、サメ被害の増加は海を訪れるレジャー客の増加という要因もあるようだ。

13795956 story
宇宙

NASA探査機、小惑星ベンヌで水成分を検出。元の星は水資源が豊富だった可能性 8

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変わる環境 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

地球近傍小惑星の一つである「ベンヌ」に到着したNASAの小惑星探査機「オシリス・レックス」による調査の結果、ベンヌの土壌に水の成分が存在することが分かったそうだ(SORAECNN)。。

オシリス・レックスの可視赤外分光器や熱放射分光器で取得したデータを解析した結果、土壌の粘土鉱物中に酸素と水素の原子が結合した分子である「水酸基」の存在が確認された。この粘土鉱物はベンヌ全体に存在しているという。鉱物に水成分が結びついていることから、ベンヌを生み出した元の星には「液体の水が豊富に存在した」可能性があるようだ。

ベンヌはより大きな小惑星の一部だった可能性があると考えられており、この水成分はその小惑星の名残りだとも考えられている。

13795759 story
政府

科学研究予算、2019年度は100億円以上の増額予定 66

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綱引き 部門より
yasiyasi曰く、

日本政府は2019年度予算で科学研究費助成事業の予算を100億円以上増額するという(共同通信読売新聞日経新聞)。

本庶佑氏らノーベル賞受賞者らが繰り返し要望してきたことが後押しになったとみられる。

私見だが、たかが100億円程度では、各々の研究にいきわたる額は「スズメの涙」程度になってしまい、無意味な増額になりかねないので、あと2ケタ、せめてもう1ケタ増額してほしいところ。

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地球

八丈島のザトウクジラ調査資金を募るクラウドファンディングプロジェクト 6

ストーリー by hylom
新たな資源 部門より
pongchang曰く、

東京海洋大学の鯨類学研究室が、八丈島で確認されるザトウクジラの調査資金を募るクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げている。目標金額は150万円。

八丈島沿岸では2015年11月以降ザトウクジラの群れが確認されるようになっており、2017年11月から2018年4月にかけての調査では八丈島からおよそ9kmまでの海域で151頭のザトウクジラが確認されたという(NHK)。

観光資源としても期待されているようで、小笠原からは強力な商売敵の出現を恐れる声も聞かれる。

タレコミ主としては、西之島の噴火の音や黒潮の大蛇行など幾らか原因を考えてみたが、噴火には時期が遅く、今の大蛇行は2017年からなので2016年は説明できない。と同じく地球温暖化で北上したのだろうか?

ちなみに御蔵島のイルカ(Facebook)は今季多産で20頭以上の出産があったそうだ。シーズンは夏で冬のザトウクジラとはちょうど半年ずれている。

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クリスマス

サンタクロースの思い出に関する初の国際的学術調査、子供の時にサンタを信じるふりをしていた人は65% 108

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娯楽 部門より
英エクセター大学は14日、世界で初めてだというサンタクロースの思い出に関する国際的学術調査の中間結果を発表した(エクセター大学のニュース記事SlashGearの記事)。

The Exeter Santa Surveyと題した調査はQualtricsの調査プラットフォームを利用して実施されており、サンタクロースの存在を信じなくなった年齢や、サンタクロースの真実を知った時にどう感じたかなどを尋ねている。最初に年齢に関する設問があり、13歳以下または16歳以下(言語によって異なる)を選択した場合はその時点で調査終了となるため、子供は一応除外されているようだ。なお、日本語版などでは13歳以下の次が16~18歳となっているが、理由は不明だ。

調査ではこれまでに全世界から1,200人が回答しており、34%が今でもサンタを信じていられればよかったと回答する一方、50%はサンタを信じなくても全く不満はないと回答したという。サンタを信じなくなった年齢は平均8歳で、65%がその後も信じているふりをし続けたそうだ。サンタの真実を知った時、回答者の3分の1がうろたえ、15%が親に裏切られたと感じ、10%は怒ったとのこと。それでも子供を持つ人の72%は子供たちとサンタの話をして楽しんでいるとのことだ。
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宇宙

宇宙旅客機 SpaceShipTwo、初の有人宇宙飛行を達成 31

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宇宙 部門より
AC0x01 曰く、

英宇宙旅行会社Virgin Galacticの宇宙旅客機SpaceShipTwoの2号機VSS Unityが13日、試験飛行で同型機初の有人宇宙飛行を達成した(Virgin Galacticのニュース記事ロイターの記事soraeの記事)。

SpaceShipTwoは2004年に民間初の有人宇宙飛行を実現したSpaceShipOneの後継機。2014年に1号機VSS Enterpriseが墜落事故を起こし、一時開発が停滞していたが、事故から4年を経てようやくの宇宙空間到達を果たした。今回のフライトでは、2名のパイロットを乗せ、高度82.7km(米空軍基準での宇宙空間)の弾道飛行を実現した。

SpaceShipOneの有人宇宙飛行から思っていたよりも時間がかかってしまったが、これでようやく有人宇宙旅行が始まりそうである。

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国際宇宙ステーション

ISSで8月に空気漏れの原因となったソユーズの穴、ロシアの宇宙飛行士が船外活動で外側から確認 6

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外側 部門より
国際宇宙ステーション(ISS)で日本時間12日、ロスコスモスのセルゲイ・プロコピエフ宇宙飛行士とオレグ・コノネンコ宇宙飛行士による船外活動が実施された(NASAのブログ記事[1][2]ISSのツイート[1][2])。

今回の船外活動では、8月に空気漏れの原因となったソユーズMS-09軌道モジュールの穿孔を外側から調査している。まず、穿孔の位置にあたる部分の断熱材をコノネンコ宇宙飛行士がナイフで切り開き、内側からパッチが当てられた黒い点を確認。写真撮影や試料採取を行ったのち、サーマルブランケットを当てて切り開いた部分を元に戻したとのこと。

MS-09はプロコピエフ宇宙飛行士とNASAのセリーナ・アウニョン-チャンセラー宇宙飛行士、ESAのアレクサンダー・ゲルスト宇宙飛行士を乗せ、20日に地球へ帰還する予定だ。なお、軌道モジュールはISSからのドッキング解除後に切り離され、大気圏で燃え尽きることとなる。
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サイエンス

新記録。マイナス23℃という高温で超伝導状態になる物質が発見される 57

ストーリー by hylom
(比較的)高温 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

ドイツのマックス・プランク研究所(Max Planck Institute for Chemistry)の科学者らが、高い温度環境で動作する新たな高温超伝導物質を発見したという。彼らは水素化ランタン(LaH 10)を使うことで、マイナス23℃という高温で超伝導状態になることを観測したという。この温度は現在の北極の気温よりも高い。2014年以前は、この種の超伝導の最高臨界温度はマイナス230℃だった。

ただしこの状態を実現するためには、170ギガパスカルという地球中心部の約半分の圧力が必要とされるう。研究所のMikhail Eremets氏は将来的にはマイナス0.15℃という環境でも超伝導状態にできる可能性があるとしている(MIT Technology ReviewSlashdot)。

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地球

アザラシの鼻にはウナギが詰まる 35

ストーリー by hylom
悪くない絵面 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

誠に奇妙なことではあるが、ハワイでは近年に鼻にウナギが詰まったアザラシが発見されるようになったらしい(CNNギズモード・ジャパンTogetterまとめ)。

これは、米海洋大気局 (NOAA) の「ハワイモンクアザラシ研究プログラム」(HMSRP) が12月4日、Facebookで鼻にウナギが詰まったアザラシの写真を公開したことから話題になっているもの。報道によると、同機関は40年間に渡りハワイでモンクアザラシを観察・保護しているが、何故か2016年になって初めてこの「鼻ウナギ現象」が発見され、以後3~4回確認されているのだという。

未だウナギが詰まる原因は分かっていないが、モンクアザラシは岩の下や砂のクレパスに口と鼻を押し潰して餌を探すため、ウナギが逃げようとして鼻の穴に入ってしまうという説や、一旦飲み込まれたウナギが逆流してしまったという説が唱えられている。なお、写真のアザラシではその後専門家によってウナギの取り出しが行われ、無事救助されたとのこと。

13793014 story
地球

地球地下の深部には膨大な量の微生物が存在する 47

ストーリー by hylom
地下世界 部門より
あるAnonymous Coward曰く、

地球の地下に、莫大な量の微生物が存在するという調査結果が明らかになった(ScienceDailyAFP)。

この調査結果は、地球深部探査船「ちきゅう」によって採掘された資料を調べた結果判明したもの。発見された微生物は多岐にわたり、「地下のガラパゴス」のようだとも表されており、その遺伝的多様性は地上のものを上回る可能性もあるようだ。

これら微生物は高温高圧の過酷な環境で生き延びており、数十万年から数百万年にもわたって存在してきた可能性があるという。

また、発見された単細胞有機体の一つは、海底の熱水噴出孔の中で見つかったもので、121度の環境でも増殖が可能な超好熱菌「Strain 121」(学名:Geogemma barossii)の可能性があるという。地下深部で生きる同様の奇妙な微生物は、火星など他の惑星の地底にも存在する可能性があるとしている。

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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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