パスワードを忘れた? アカウント作成
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28
2018年2月9日のサイエンス記事一覧(全3件)
13522503 story
サイエンス

単為生殖でメスだけでどんどん増えるザリガニが見つかる 73

ストーリー by hylom
おそろしい 部門より

生殖による繁殖ではなく、自身のクローンを生み出して繁殖する新種のザリガニが発見された(ニューズウィーク日本版GIGAZINE)。

このザリガニはマーブルクレイフィッシュ、ミステリークレイフィッシュなどと呼ばれているもので、このザリガニは元々はペット用として流通していたものだったが、1990年から1995年の間に「体がマーブル模様でメスしかいない」という新種に進化したという。また、研究者らが11の個体を調べたところ、すべてのゲノム塩基配列が同一であることが分かったそうだ。

その後の研究で、このザリガニはメスだけしか存在せず、年に2〜3回数百もの卵を産んで単為生殖することが分かったという。繁殖力は強く、父親が居なくても勝手に増えていくとのことで、野生に放たれたものが大きく増えるという問題が起きているという。

13522988 story
サイエンス

マクドナルドのポテトと毛髪再生医療の関係は? 20

ストーリー by hylom
あのポテトを食べれば即毛が生えるという訳ではない 部門より
headless曰く、

マクドナルドのフライドポテトに含まれる化学物質が脱毛症の治療に役立つことを横浜国立大学の研究者が発見した、と海外メディアが報じている(NewsweekYahoo! NewsFox News)。

研究成果はBiomaterialsに掲載されているが、酸素透過性の高いジメチルポリシロキサンを培養容器の底に用いることでマウスの毛包原基(HFG)を大量に作製可能となったというものだ。作製したHFGの移植により新しい毛が生え、再生した毛の成長サイクルもほぼ正常だったとのこと(プレスリリースScienceDaily

研究者がマクドナルドのフライドポテトから発想を得たというわけではなさそうだが、北米のマクドナルド(原材料リストPDF: 米国カナダ)では揚げ油の泡立ちを防ぐためにジメチルポリシロキサンを添加していることから、このような話になったようだ。

なお、マクドナルドの揚げ油は国によって異なり、北米では植物油(キャノーラ油、コーン油、大豆油、水素添加した大豆油)が使われているのに対し、日本では牛脂とパーム油をブレンドしたものが使われている。ジメチルポリシロキサンが添加されているかどうかは不明だ。

13523010 story
地球

北極の氷に膨大な量の水銀が含まれることが判明。温暖化で溶け出す可能性も 25

ストーリー by hylom
温暖化による新たな脅威 部門より
taraiok曰く、

北極の永久凍土層が溶け出した場合、大量の温室効果ガスが放出されることはよく知られている。しかし、溶け出すのは温室効果ガスだけではないという。最新のレポートによると、膨大な量の水銀も放出される可能性があるようだ(The Washington PostSlashdot)。

Geophysical Research Letters誌に掲載された研究によると、北極の氷の中には3200万ガロン相当の水銀が存在していることが分かった。これは確認されている土壌や大気、海洋に存在している水銀の約2倍の量に相当するという。

自然界に存在する水銀は地球上の生命体と結合し、植物が死んで腐敗すると分解され、体内の水銀は大気に放出されていく。しかし、気温の低い北極では分解が行われず氷の中に埋まっていく。この研究では、2100年までに永久凍土が30〜99%縮小すると予想されており、有毒な水銀が海中に大量に放出される可能性があるとしている。

typodupeerror

弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家

読み込み中...